現実に生きる夢

最近はテスト勉強が忙しくて忙しくて、、、1週間に1回徹夜しているのですが、その反動で死んだように眠ることが多いので夢を全然みていません。たとえ夢をみていたとしても起きたらすぐに忘れちゃっていたり、30分で家出ないと行けなかったり...。
夢をみるための時間がここ最近の私にはございません。悲しい。

ですが、今回とても不思議な夢を体験させていただきました。

初めは不思議で不思議でたまりませんでした。もう愛する人はいないのになぜ生きているのか。なぜ後を追わないのか。言動全てにおいて私とは正反対。一緒にいることが出来ないなんてあまりにも可哀想。公演が終わったら私自身の手で絞め殺してあげようと思いました。きっと死にたくないってのたうち回るんだろうなあと思い、とても嫌な気持ちになりました。

そして嫌悪を覚えました。私は人を嫌いに思うことは無いと自負しています。「嫌い」なのではなく「苦手」であって、魅力的な部分も確かにあるからです。しかし嫌悪を覚えてしまいました。少し思ってしまったんです、自分と似ている部分があるんじゃないかと。死にたいと思っても結局死ぬことができない、なんていう私と似た醜さを感じて、1度歩み寄ることをやめてしまいました。

しかし、彼女と私には圧倒的に異なる点がありました。彼女は愛されていたという点です。全く違うこの事実が私を更に悩ませたのと同時に、彼女をやっぱり知りたいのだと思えたきっかけとなりました。

みんなと彼女について話し合い、教えてもらい、彼女の実像を掴むことが出来ました。私は最後に、彼女は今も愛されているのだと分かりました。それはこの上ない幸福でありながら、この上なく苦しいものでした。彼女と付き合っているあの彼、まあなんと酷くて愛らしいやつでしょう。彼女と彼の底知れぬ想いを知って、私は絞め殺すのをやめることにしました。

彼女は夢を一度もみようとしませんでした。きっとこれからもそうでしょう。もしかしたら、この現実こそが彼女にとっての夢なのかもしれません。

語ろうと思えばいくらでも語れちゃいますが、課題が終わっていないのでここでひとまず終了します。役者人生もここいらで一旦終了です。

23 役者/衣装/舞台 水無月 澪

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