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ぼっち・ざ・ろっく!

 「虎に翼」が良いので、つい同じ脚本家が書いたという、「ぼっちざろっく」を見ました。
 まあ、「ちぇりまほ」とかも同じ脚本家だそうですけど…あれは、初回15分ぐらいでめげてしまいました…。そっちは、また別の機会に……。

 ところで、「ぼっち・ざ・ろっく!」のほうは、めちゃめちゃ「視聴者満足度」が高いアニメのようです。アマプラでも★5!ついてます。
 ただ、今までは、もう見るからに「大きいお兄さんたち」向けのアニメと思われたので、見ていませんでした。

 正直脚本家さんのことがなければこのアニメ。見る機会は一生なかったと思います。

 ストーリーは、究極のコミュ障の主人公の女の子が、実はエレキギターが得意で、YouTubeでは登録者3万人を超えるほどのファンを持ってるんですけど、実生活では友達はひとりもいません。
 その女の子がふとしたきっかけで、バンドを組むことになります…。

 という感じの内容です。

 実際「コミュ障」とか言うけど、このアニメの内容だと完全なる「対人恐怖症」で、なんといいますか…治療が必要なレベル?(笑)

 こんな内容に評価★5!とかつける人が続出…っていうのに、なんだか病んだ国日本…って気がします。
 ★5って…、このアニメにある種共感する、ってことですよね?
 先だっても、お風呂キャンセル=鬱、とかいうのをヤフーニュースでみかけたし、つくづく鬱大国日本って気がしましたよ…。

 もっとも、アニメ自体は、全体的には4コマ漫画的な自虐的ギャグ要素高めの「朗らか」な内容です。え…ちょっと笑っていいかどうかわからないような(笑)

 それにしても、主人公がこんなにコミュ障なのに、本心では友達が欲しかったり、人気者になりたかったりするあたりが非常に引き裂かれていて、これだと神経症まっしぐらなんでは?とか思ってしまいます。
 う~ん。なんだか、気の毒すぎるよ……。

 そんな主人公が、ものすごく社交的なバンド仲間と知り合って、その子たちのおかげで社会活動が始まる。みたいなお話の展開なんですけど。
 もしかしたら確かに、こういうタイプの人の運命はその「積極的で社交的な友達」に出会うかどうかに掛かってるかもしれませんね(笑)

 そういえば私の友達にも、ものすごく「積極的で社交的」な友達がいます。

 見てると、その人はものすごく友達付き合いにマメです。
私などは、放っておくと一週間誰とも話をしないでも平気なタイプなんですけど。(実際は会社に行くとしゃべらざるおえませんが(笑))
 そういう私でも、その人の「友達ローテーション」に入ってるので、1,2カ月に一回は必ずその人から連絡が入ります。

 確かに、友達とは少なくとも数カ月に一回はメンテナンスをしないと
「もう友達とは思わなくなりました」
ってことになりますよねえ(昔のTheSimsにそんなのがありました)

 そういうメンテナンスしてくれるタイプの友達を2,3人持っておくと、この手のタイプの人の人生は楽なんじゃないでしょうか。
 まあ、結局「偶然」ですかね。

 そんなわけで、「ぼっちざろっく」何ら共感もないけど、ストーリー自体はそこそこ面白かったです。
 ただ、★5!ってほどではありません。

 

 

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