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「フロー」という とても幸せな状態について
少し学術的な単語も出てきますが
本日は
遊びやアートの現場で
The SESSSIONがとても大切にしている
「フロー」という集中状態についてお話します。
ハンガリー出身の
チクセントミハイ博士が提唱。
「毎日の生活の中でいつどんなときに幸せを感じるのか」を
芸術家や音楽家、科学者やスポーツ選手を対象にインタビューした結果
彼ら彼女らは
創造的な活動や
高い技術力を必要とされる仕事に没頭しているとき
疲れを知らず
時間の過ぎるのも忘れて活動を続け
永続的な満足感を得られていることを見出しました。
博士はこの
共通した創造的な心理状態を
「フロー」
そう名付けました。
フロー状態にある人は非常に集中していて
普段は無意識に行っている
外部から自分自身の状態をモニターする機能が薄れるため
時間感覚すら正確ではなくなるとしています。
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最も幸せを感じるのは「Flow(フロー)」
次いで自身の成長を促す「Arousal(覚醒)」
「フロー」は挑戦の難易度と能力が高いレベルにある状態で
「覚醒」は能力を獲得すれば「フロー」の域に達することのできる状態だといえます。
チクセントミハイは
このふたつが成長を実感でき満足度の高い生活を送ることのできるゾーンだとしています。
一方
「Boredom(退屈)」「Apathy(無感動)」や「Anxiety(心配)」等は
満足度が低い状態で
仕事にしても学習にしても適した状態ではないということです。
少しでも能力を上げるために
その人にとって少し難易度の高めの仕事を与えるなど
「覚醒」レベルに持って行けるよう調整をする必要があります。
では
そもそもフローに入る条件というのはどのようなものと認識されているのでしょうか。
チクセントミハイは
次のような7つの条件(書籍によっては8つ)を挙げています。
1. 目標の明確さ
→何をすべきか、どうやってすべきか理解している
2. どれくらいうまくいっているかを知ること
→ただちにフィードバックが得られる
3. 挑戦と能力の釣り合いを保つこと
→活動が易しすぎず、難しすぎない
4. 行為と意識の融合
→自分はもっと大きな何かの一部であると感じる
5. 注意の散漫を避ける
→活動に深く集中し探求する機会を持つ
6. 自己、時間、周囲の状況を忘れること
→日頃の現実から離れたような、忘我を感じている
7. 自己目的的な経験としての創造性
→活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない
これら全てを満たす必要はありませんが
これらの条件の幾つかが組み合わさることで「フロー」状態に入ることができるとされています。
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子どもたちとの現場では
そんな事を考えつつも
そんな事すら忘れるくらい
笑ったり走ったり話したり
でも事あるごとに思い出しています。
そんな全てが
The SESSSIONが大切にしている事です。
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