Appleを嫌いになりかけている極めて個人的な理由

2016年以降のMacBook Proのキーボード、控えめに言っても最悪ですよね。2016年モデルは店頭で触ってあまりにも酷くて敬遠し、2017年モデルを会社の人に触らせてもらって「これならまぁアリかな」と思って当時は買いました。

しかし、去年1年間で、会社のメンバーのMacBook Proが次々とキーボード故障して順番に修理に出す始末。僕も年末年始くらいからNキーが連続で押されるようになり、いつ修理に出そうか考えてます。そもそもハードパンチャーの僕はバタフライキーボードしばらく叩いてると突き指するんすよ。「撫でるように打て」とか言われるけどさ、知らんがな!好きなように打たせれよ!って感じ。

こんなのリコールものだと思うんですよ。ちょうどMacBook Pro 2019が発表されましたが、もはや全く信用ならない。来年PC買い替え時期がくるので、Think Padにしようと思います。自分の意思で自由に選ぶPCとして、生まれて初めてMac以外を買うことになりそう。

んで、気づいたらMacBook Proだけにとどまらず、どうも僕はApple自体をどんどん嫌いになっている気がしてなりません。細かい理由あげればキリがないんですが、もう少しメタな視点で何故なのか考えてみました。

そして結論づいたのが、たぶん僕はもともと「ニッチな分野しか愛せない人間」なんだということ。つい先日もこんなツイートしたばかりでしたね。

初めてMacに出会ったのは1993年、Windows 95の発売よりも前で、日本では「NEC98シリーズか?Macか?」みたいな時代でした。GUIでマウス操作するまともなOSはMac以外に選択肢がなく、Appleが苦しんでいた時期でもあって超ニッチで、「自分だけが使ってる逸品」みたいな感覚が大好きだったのを覚えてます。

その後めでたくAppleは復活し、今やどこもかしこもiPhone iPhone iPhone iPad Mac Mac Mac、、、の時代であります。
そう。単純に「みんな使ってるから、あえて俺が使う理由がない」と思ってしまった気がするのです。

WebプログラマーはMac使う人がとても多いですが、思い返せば前職ではみんなWindowsで、iOSアプリ開発用に3台くらいMacがあっただけでした。そのうち1台を使ってたわけですが、当時は多少不便なところあっても「そこが可愛い」くらいな感覚で全然嫌にならなかった記憶があるのです。

しかし、現職ソニックガーデンでは、ほとんどのメンバーがMac使ってて一番スタンダードな環境。次がLinux、Windowsをメインに使ってるプログラマーは、社員では誰もいないはず。

「みんな使ってるなら、Macやめて他のOS使ってみようかなー」とか考えたつもりはなかったんですけど、潜在意識の中では、きっとそういう思いもあったのでしょう。キーボードが最低なのは事実としても、たぶん周りがMac使ってなかったら、「まぁこれが可愛いんだよー」くらいに許せていたような気もします。

もっというと、現職ソニックガーデンで僕がkintoneをやっててRailsをやってないのも、そういうことなのかなーと…
Railsの優秀なプログラマーは社内に沢山いるし、kintoneを極めた方がいろんな意味で自分は成果を出せるというのは最初から意識してましたけど、単純に「ニッチが楽しい!」って思いも大きかったんじゃないか?と改めて気づきました。

ソニックガーデンに入るためにRails勉強しまくったのに、kintone面白い!って思ったらケロッと路線変更しましたからね。あの変わり身の早さは、我ながらあっぱれだったと思う。
(ちなみに前職では誰もRailsやってなくて、Railsやりたくて仕方なかったw)

そんなわけで、まとめると
・既にメジャーな分野に後から飛び込む気が起きない
・ニッチで好きな分野が後からメジャーになったら魅力が激減する
ということのようですな。

ここまで書いてみてふと思ったこと。今後kintoneが超普及して、業務システム界隈のデファクトスタンダード世界一になってしまったら、僕はkintoneとどう向き合うことになるのか?続けていけるのか?

今までの傾向から行くと他のニッチに鞍替えしちゃうのかも知れません。そうなったらもう仕方ないですが、でも過去にここまでガッツリ没頭したプラットフォームはなかったので、この調子でさらにkintoneを極めたら、そのまんま飽きずに続くような気もします。

先のことは分からないけど、今は楽しくて仕方ないので、この調子でkintoneエバンジェリスト頑張りますよー!

あれ、Appleの話をしていたはずが、いつのまにかkintone話になっていた…
お後がよろしいようで😇


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