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【デュエマ雑感】デドダム再録決定して思ったこと

本日唐突に発表された《天災 デドダム》について、動画の映ったカード画像からできる限りの考察を行いました。
次に発売されるキングスタートデッキや、今後の価格推移について個人的な予想を立てたりもしているので、お読みいただけると嬉しいです。
(4500文字になります)

※一部商標登録による情報を扱っています。

雑感

本日突然にデドダムの再録が公表されました…!!!

公表の形式はYoutube #shorts。

これまでは通常の投稿動画やTwitter上での画像投稿での収録カード発表が多かったこともあり、急ぎの公表だったことが伺えます。


1枚の価格が¥5000以上にもなっていた《天災 デドダム》、収録も1度のみ(配布はGP10thプロモの1回)で当然持ってないプレイヤーが圧倒的に多かったため、Twitter上での反応は概ね良好です。

というかほぼ全面的に大絶賛と言ってもいいでしょう。

このデドダムの存在が目の上のたんこぶになって、20周年のデュエマが伸び悩むリスクすらあったので、そういう意味でもファンには嬉しい再録発表でした。


1日前投稿の記事が早くも賞味期限を迎える(とても個人的な)悲劇

数日かけて執筆した記事で、デドダムがデュエマにもたらしている問題点について考察した記事だったのですが、本日の再録発表で意義が半減してしまいました…

ただ、デドダムがデュエマのゲーム性に与える…そして今後与えるであろう影響についても考察した内容となっておりますので、よろしければご一読いただけると嬉しいです…!



発表内容から考察できること


今度《天災 デドダム》が再録されるのは『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』というパック。

画像1

画像3


デュエマにて「戦略」と名前につくパックは、中身が通常のパックと異なり、特定の組み合わせのカードが封入されることが特徴です。

例えば『最強戦略パーフェクト 12』の場合、《暴走龍 5000GT》が入っているパックには必ず以下のカードもセットで封入されていました。

《どんでん返しのミラジーノ》
《七転八討 タント》
《紫電城バルザーク》
《ドンドン吸い込むナウ》
《スクランブル・タイフーン》
《フェイト・カーペンター》

画像2


さて、今回の『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』ですが、以下のキャラクターをテーマにした20種類のカードの組み合わせが収録されます。

●切札ジョー
●切札勝太(アウトレイジ)
●切札勝舞
●黄昏ミミ(サイバーウイルス?)
●黒城凶死郎(デーモンコマンド?)
●白鳳
●ジョージ(ドリームメイト?)
●ザキラ
●ドラゴン龍
●ルシファー
●寄成ギョウ(5色ジュラシック・コマンド・ドラゴン)
●バサラ
●キラ
●ボルツ
●ミノマル/ミノガミ
●キャップ
●ゼーロJr.
●鬼札アバク
●ジェンドル
●???(20人目は未判明、キャラクターが重複している可能性もあります)

今まで「戦略」系のパックは12種が多かったので、今回はかなりイレギュラーですね。
「20周年」に合わせた施策なのでしょう。


本日発表された《天災 デドダム》のカード画像には以下のフレーバーテキストが印字されていました。

“かつての強力クリーチャーたちを合成したディスペクターを使う謎の男、ジェンドル。ジェンドルは様々なディスペクターを使いこなし、あらゆる戦略で王の力を狙う。”

ジェンドルとディスペクターに言及された内容です。

おそらく、『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』にて《天災 デドダム》は、ジェンドルのカードの組み合わせに組み込まれるものと思われます。



もうちょっと踏み込んだ考察

そしてここからは少し踏み込んだ話になるのですが、今度発売される新スターターデッキが商標出願によりディスペクター側のものであることが判明しています。

商願2021-43230
商標:ネクスト\キングマスタースタートデッキ ハイドのディスペクターN・EXT
出願人:ワールド・ハイビジョン・チャンネル株式会社
出願日:2021年4月9日
区分:28(業務用テレビゲーム機及びその部品・附属品,業務用ビデオゲーム機及びその部品・附属品,その他の遊園地用機械器具,家庭用テレビゲ…
✳︎ソース:ぬちゃんねる


『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』公式商品ページには、「2021年8月デッキとの連動要素もあり!」との記述がありました。

画像4


また、『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』はこれまでの「戦略」系とは異なり封入カードは5枚のみ(これまでは7枚がおおく、最近のものには10枚入りのものもありました)。

封入が5枚のみの戦略パックで、色がバラバラのカードが組み合わされるとは思えないので、《天災 デドダム》がジェンドルのパックに封入される場合、残りのカードもスゥルタイカラー(青黒緑)、もしくはディミーア(青黒)、ゴルガリ(緑黒)、シミック(青緑)の色のものが封入されると見て間違いないでしょう。


上記のことから、新キングマスタースタートデッキ『ハイドのディスペクターN・EXT』は、《天災 デドダム》と同じくスゥルタイカラーのデッキなのではないかと予想しています。

今までに登場しているディスペクターの王は両方とも楔3色(有効色どうしである2色と、その2色両方ともと敵対している1色の組み合わせ)であることもそう考察する根拠です。


あるいは、『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』で1人判明していないキャラクターがいるので、その枠がハイドなのかもしれません。

ただ、『最強戦略パーフェクト12』では勝太のパックが2種類あった(勝太の枠が重複してあった)ので、今回のパックでも切札ジョーのパックが2種類あるということも十分に考えられます。


その辺りのことも加味して考えれば、『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』と新キングマスタースタートデッキの連動要素は、ジェンドルのディスペクターパックで、ゆえに新キングマスタースタートデッキはスゥルタイカラー(青黒緑)だと予想するのが一番現実的かと思います。



封入率はどれくらいになる?

さて、肝心の封入率についてですが、考察を行う前に「戦略」系のパックの特徴を確認しておこうと思います。

まず「戦略」系のパックは通常のパックと異なり、封入されるカードが完全にランダムではなく、カードが特定の組み合わせので収録されます。

パックによっては種族がテーマの組み合わせだったり、戦略がテーマの組み合わせが入っていたりします。


この「戦略」系のパックには、カードの組み合わせが1ボックスに入っているパックの数を上回っているパターンと、1ボックスのパックの数と組み合わせの数が同じパターンとがあります。

当然ですが、前者のパターンなら1ボックス買っても入手できないカードがあることになりますし、逆に後者のパターンなら1ボックス買えば収録カードが全て入手できます。


今回の『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』は前者のパターン。つまり1ボックスで全て揃うわけではありません。

こうなると《天災 デドダム》が1箱に1枚入っていないということもありえそうです。

もしそうなら《天災 デドダム》の値段下降はあまり進まないのでは…と思うのですが


ここで大変参考になるのが、エメメラ (@aLJ9uQs7awLDN4r) さんのこちらの考察。

うーん…これは完全に盲点でした…!

今回の発表でそこに着目して考察を行った方は、他にそういないのではないでしょうか。

事実《暴走龍 5000GT》のナンバーも1番ですし、かなり信憑性のある考察です。

デドダムは箱1確定と見ていいのではないでしょうか?



箱1なら価格は絶対下落する

箱に1枚入っているカードが安い…というのは、キングマスターをはじめ過去のカードが証明済みです。


今回再録される《天災 デドダム》についても、現状の《天災 デドダム》の値段からするに、《天災 デドダム》をシングルで買うより『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』を1ボックス買ってしまうのが良い状況になりそうです。

仮にデドダムが¥1000~2000程度まで落ち着いたとしても、箱を買ってしまった方が良い状況は変わらないと思います。


というのも、仮に4ボックス買えばこれまでデッキ構築の上で目の上のたんこぶだった《天災 デドダム》4枚と、『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』が提示する戦略に必要なパーツも必要なだけ揃います

また、レア枠が存在することから《暴走龍 5000GT》に次ぐ高額カードの封入も予想されているため、必要な分だけカードを手元に残して残りを売却することで、かなりのリターンを得ることも期待できそうです


逆に高額カード狙いで複数ボックスを購入した場合、必要以上に《天災 デドダム》を入手して《天災 デドダム》を余らせる…という状況も考えられます。

最も、《天災 デドダム》は汎用カードで、デッキを複数組むプレイヤーは12枚くらいはあっても困らないでしょうから、この『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』の影響で《天災 デドダム》の市場流通が増えるか未知数ではあります。


とはいえ、これで現在市場に流通している《天災 デドダム》への需要が落ち着くのは間違いないので、間違いなく《天災 デドダム》の価格も下落するものと思われます。


どこまで価格が下落するかは正直予想がつきかねますが、個人的には¥1000程度が堅いかなと思います。


《天災 デドダム》の価格を高止まりさせていた要因として、再録による市場流通量の回復がなかったことがありますが、これによって価格が大きく落ちるものと思われます(現状すでにフリマでは¥2000程度での取引が散見されます)。

加えて積極的にカードを購入するような競技層のプレイヤーたちは、前述した理由でボックスごと購入することを選ぶと思うので、現状の市場流通分の価格が漸減していく形になるという読みです。

(最も、箱1封入の予想が正しければの話なのですが…)



まとめ

●《天災 デドダム》の再録が決定
●収録セットは『20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20』(2021/1/7/17発売予定)
●パックごとに決まった組み合わせのカードが封入される特殊なパック。
●《天災 デドダム》はディスぺクターの組み合わせに組み込まれる?
ーーーーーーー
●上記のことから次のスタートデッキはスゥルタイカラー(青黒緑)かも?
●《天災 デドダム》は箱1封入説が濃厚(エメメラ@aLJ9uQs7awLDN4rさんの考察より)
●箱1枚ならデドダムの価格は下落する(私個人の予想は¥1000程度?)


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