まとめるほどでもない
ただひたすらに、ネタを作っては捨て、残しては磨き、生活のために働いて働いて、されどお金はなく、更新料?保証料??火災保険料???は????とか思いながら生きていたら、2024年もあっという間に半分が終わってしまいました。
下半期が始まってから半月、そんな半年を遥かに超えるほど目まぐるしく生活していた感じがあります。
キングオブコント1回戦で落ちるとは思わなかったですよ、さすがに!
どこに出しても恥ずかしくないネタではあったのですがねぇ、、まぁこればかりはしょうがないです、時の運だけが我々に味方してくれなかった、ただそれだけです。
とは言え、大事な大事なチャンスを棒に振ったという事実は残ったわけで、色々と反省はしています。
賞レースという独特な雰囲気の中で戦うには、ということを思い知らされたし、僕の過去の成功体験というのは、コロナ以前のものだったのかもと気付かされました、これはわりとマジで。
なんかほんと以前以後で(特に1回戦の)雰囲気は変わった気がします。
これを話し始めたらキリがないのでここらでやめておきますが、それ以外の部分で思ったことがありました。
それは、カミノさすがに痩せすぎ、ということです。
チャンスを棒に振ったのはそこじゃないだろうと思う人もいるでしょうが、遠因には絶対にあると思うんです。
自分が理想とする(もしくはやりたい、さらには現状思い付ける)ネタに対してウェイトが足りてない。
これも話し始めたら文字数が多くなるので割愛しますが、端的に例えるなら、ライオンの咆哮を子猫が真似ている、でも脳みそはライオン、みたいな話です。
だから、僕は太ることにしました。
この間、大学生のとき振りに健康診断を受けました。
全体的に数値に異常はなかったのですが、身長に対して体重が少なすぎるらしく、そこだけ注意してくださいね、みたいな結果でした。
医学的にも少し問題がある痩せ方らしいです。
太ったら、というか適正体重になったら、面白さも健康も手に入れることができるかもしれません。
この"かもしれない"が正しければすごいことです。
脳みそに身体を追いつかせるほうが今から身体に合わせた脳みそに置き換えることよりも簡単だろうから、僕は太ることに決めました。
かなり興味深い人体実験をしていく1年になることでしょう。
心身ともにライオンになる。
ほんの少しだけ、応援してくれる人が増えたような気がします。
ありがとうございます。
正直、落ちたことへの同情もあるかもしれないので怪我の功名的なところもあると思うんですが、少しだけ実感していますし、そこに救われています。
重ね重ねありがとうございます。
芸人仲間からも心配されたり、大丈夫だよと励まされたり、間違ってはいないんだと思えることが増えました。
だから僕はまだまだ頑張れます。頑張ります。
こんな歳まで芸人を続けて、将来を約束した相手も守りたい生活もないものですから、焦らず地道にやっていきたいです、個人的には。
相方の中野くんに、"焦らず地道に"なんですか???とか言われたら困っちゃうけど。
この"間違っていない"を証明する何かしらが、世間が浮かれ始める冬あたりにあるかもしれません。
あくまで、かもしれません、です、まだ。
最近はライブの数も少なく、賞レースから一時解放されたことからそれについて考える時間も増えてきました。
それのことを考えるだけでワクワクするし、考えるという行為自体も愛おしくなります。
こうやって考えている時間が一番好きなのかもということもこの半月で気付きました。
残したネタを磨くこと、70を100に近付ける作業、よりも0から1を、1を100にする作業のほうが断然楽しい。
まぁみんなそうかもしれないけど。
そんな楽しいことを好き勝手に楽しめるのがそれなので、間違っていないことを証明するためにも絶対に成功させたいなと思っています。
このマインドがあるから今の時点では誰よりも面白いそれを作る自信があったりします。
不平不満が多い人間ですが、もうそんなのやめにしなければいけません。
不平不満ってつまるところ、自分への言い訳でしかないんだと、33年生きてきてようやく思えるようになりました。時間がかかりました。
あいつが妬ましい羨ましいなんていう感情は、純粋にものづくりを楽しむ、没頭することにおいては邪魔でしかありません。
あいつはあいつ、俺には俺の良さがあるし、あいつにはあいつのペースも巡り合わせもある、俺にもそれがある、と思えるようになったこの2週間は気持ちいいほどにネタや芸に向き合えています。
今までのストレスの大半って妬み嫉みだったのかもしれません。
こうなったことで自分の弱点や相方の強み、苦手な部分も俯瞰で見ることができるようになってきたし、それはまだまだ完全ではないけど、快方に向かっているような感覚があります。
そのためにはどうしようと対策を立てられることが自分の強みでもあると思うので、あと少しかもしれません。あと少しになってからが長いんだとは思うのですけど。
そこらへんもまぁ気長に、焦らず地道に、です。
相変わらず音楽に癒されています。
先日はダダダムズさんのワンマンを観に行かせてもらいました。
音楽のライブでしか味わえない栄養をいただきました。
音楽のライブにはそこそこ行くほうなので分かるのですが、あれは本物の栄養でした。
最近ライブに行けていなかった僕がその部分を満たされたのだから本当に。
こればかりは個人の感覚なので表現が難しいですが、お笑いライブに来てくれているあなたにもなんとなく伝わる気がします。
僕にとってはそれが音楽なのです。
今週は好きなバンドやアーティストがこぞってアルバムやらシングルやらをリリースしてくれました。
Alborg、トクマルシューゴさん、Summer Salt、トリプルファイヤーもニューアルバムからのリード曲を発表してくれたし、あ、優河さんもだ。
他にもたくさんですが、これがなかったら僕の人生はどうだっただろうと思ってしまいます。
ありがとうございます。
日々のネタ作りも働くこともそこまで苦じゃない僕ですが、それ以外の部分は本当に面白いものじゃなくて、だからこそ音楽に救われているのですが、もう一つ救ってくれているのが少しだけの夜更かしです。
この単調な生活リズムを崩したい自分のせめてもの抵抗という感じで、翌日にバイトがある日は30分のアニメを2〜3本観たり、ない日は2時間の映画を観たりして過ごしています。
その分もちろん睡眠時間は削られているのですが、それでいいのです。
無駄や怠惰な時間がなければ人間らしくありません。
秩序を自分で決めておいて自分で壊すのが人間でしょう。
そんなことを思いながら、冒頭に戻りますが、ネタを作っては捨て、残しては磨いて、生活のために働いて働いて、新しい何かを模索し、今までの自分を省みて、栄養を摂りながらも一方では削りながら生きていたら、日付変わって一昨日、変な頭痛に悩まされていました。
風邪でもなければ熱中症でもない、ずっとゴンゴンする感じ。
気圧の変化に影響されない人だし、なんならその日は晴れていたし、熱を測っても平熱でした。
さすがにこれはと思って、その日はバイトが終わってすぐ帰宅してめちゃくちゃ寝て、起きたらめちゃくちゃ治っていました。
なおさら思います。あの頭痛はなんだったんだ。
もしかしたら目まぐるしく色んなことに触れて感じて考えたこの半月の反動だったのかもしれません。
このくらいでオーバーヒートを起こすのならやはり僕は必要なエネルギーに対しての容量が足りてないのかもしれません。
じゃあもう、やっぱ太ります。太らせてくれ。
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