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この醤油差し、液だれしないって本当に本当…?

こんにちは、松尾です。

店頭でTHE 醤油差しについて接客していると、「本当に液だれしないの?」というご質問をいただくことがあります。

これまで液だれに悩まされ、”液だれしない醤油差し”を色々試してきた方ほど、本当に液だれしないの?と疑いたくなるお気持ち、お察しします…。

THE 醤油差しは液だれしません、本当です。

そう言われてもなかなか信じられませんよね、そこで今回はTHE 醤油差しの”液だれしない理由”について書いていこうと思います。

松尾は、ショップとオフィスの兼任スタッフです。店頭にてお客様と直接お話しながら、noteでも様々な角度から商品についてお伝えしていきます。
趣味は美術館・建築巡り、カメラを持って散歩をすること。
Twitter:https://twitter.com/THE_osamu3


液だれの原因を探せ、注ぎ口の形状に注目

THEで液だれしない醤油差しをつくろうとしたとき、どうして液だれしてしまうのか、さまざまな醤油差しを試してわかったことがありました。

液だれに着目して醤油差しを見ていくと、液だれの原因となる二つのポイントを見つけたのです。


一つは、注ぎ口が点状でなく幅が広いと切れが悪くなり液だれにつながってしまうということ。

もう一つは、醤油が垂れるシーンが2回あるということ。

1回目は注ぐとき、2回目は戻すとき。
この戻すときに醤油がうまく戻れなければ、垂れてしまう。

注ぎ口が点かどうかは1回目の垂れに影響していて、実はこの部分しか考えられていない醤油差しが多く、注いだ後もとに戻すときに液だれしてしまっていたのです。


最後の一滴が、スッと中に戻っていく醤油差し

そこで、液だれしない醤油差しをつくるためには、出るときは点で、戻るときは面で醤油を受け止められる注ぎ口をつくる必要があると考えました。

THE 醤油差しは、栓にV字の溝を施し出るときは点になった部分から醤油が注がれ、注いだ後は最後の一滴が面の部分でとまり、栓の溝を伝って中に戻るような形状の注ぎ口をつくりあげました。

写真1

栓のV字の溝はエッジが効いていて点の形状になっている


写真2

最後の一滴が注ぎ口の面の部分でとまっている様子 (↓動画 0:12-0:15)



実はこの最後の1滴が面の部分でとまった後、中に吸い込まれるように戻っていくのには、表面張力の力が働いているのです。


先日、東京店に出勤していた際
「液だれしない醤油差しを探していたんだけど、これ本当に液だれしないの…??」
と、購入に踏み切るのには不安そうなお客様がいらっしゃったので、店頭に置いているサンプル品に消毒液を入れてお試ししていただきました。

栓のふちについた最後の一滴が、スッと中に戻っていったのを見たお客様が「本当に液だれしないのね!!」と驚いてくださったのを見て、嬉しくなるのと同時に、私も初めてこの醤油差しを使ったときに感動したのを思い出しました。


いかがでしたでしょうか。
THE 醤油差しをお使いいただくことで、長年悩んでいらっしゃる方も多い醤油差しの液だれについてのお悩みが、少しでも解決すると嬉しく思います!



THE 醤油差しについて詳しく知りたい方はこちら。


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