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土壌断面研修会

2017年8月18日(金)に帯広市太平町にて第7回土づくり勉強会の断面研修会を開催いたしました。この土づくり勉強会は、土壌の特性を科学的に理解し、改善する手法を学ぶことを目的としています。また、土壌診断値から①問題抽出 ②施肥設計 ③土壌断面調査 ④収量結果の時系列を通して、少人数でかつ親子で考えながら知識を共有することをテーマに行われています。

今回は土壌断面研修会を行い、自分たちの圃場がどのような土壌なのか?どのような特性を持っているのか?まず知ろう!見てみよう!感じてみよう!ということをテーマに行いました。参加者は生産者を対象としており、親子で参加することによって知識を共有し、農業経営に活かしてもらうことを意図としています。ムギ後の圃場において、参加者に深さ約1mの穴を掘ってもらい、掘りながら層ごとに土の硬さ、土の色、水はけ、根張りなどの違いを感じてもらいました。

講師は、帯広畜産大学の谷 昌幸教授と木下 林太郎特任助教です。土壌断面調査の意義とは?なぜ掘る必要があるのか?どのような場所を掘るのか?どのような視点で見るのか?どのような土壌特性をもっているのか?どのような改善点が存在するのか?農業経営にどう活かせるのか?など、土壌に関わる様々な知識を学びました。

断面研修会を終えた参加者の感想です。 化学性だけではなく物理性もきちんと見る必要があると感じた、酸素のあるところに根が入っていることがよく分かった、自分の圃場と人の圃場を比べるとその違いが大きいことが分かった、サブソイラーの痕がよく見れた など 当法人では、先人たちの知識や技術を次世代に繋げていくことが重要であると考えています。親子で勉強会に参加することの意義は、今後の農業を支えていく上での人材育成だと考えています。今回限りではなく、引き続き様々な勉強会を続けていきたいと考えています。

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