19/06/17 スタジオリハ

ブログを辞め、今日からnoteに移行する。
noteを書く理由は文章能力を上げるためだ。「何をする上でもテキストは欠かせない」と言ったとあるライターに倣うことにしたのだ。
従って、noteを書くにあたり以下のマイルールを設ける。
・日記であること
・他人が読んでも内容が分かるように説明を踏まえながら書くこと
・なるべく長い文を書くように努めること
尚、ここでは私以外の全ての人物をアルファベットにする。

仕事を終えて、千歳烏山へ向かった。
駅から10分ほど歩き、とあるビルの地下へ降り、スナックを数軒超え、そのスタジオへは辿り着いた。
そのアンダーグラウンドさと言ったら、昔利用していた大阪中津のスタジオぐびを彷彿とさせる。ぐびに通っていたのはもう10年も前の話。

AとBという2つの部屋に、廊下がくっついただけの簡素な間取りだった。店の中には待機場所も無く、無骨なプラスチック製の椅子が店の外に3つ用意されていた。
予約したスタジオには利用者がいなかったので先に楽器だけ置かせてもらえないか聞いたところ、店長というおじさんに「すいません、それはちょっと・・・皆さん公平にならないので」と言われお断りされた。それが好印象だった。

今日のリハはセットリストの流れの確認と、リズム隊の息を合わせる練習。が、流れを確認した後は主に細かなドラムの詰めと、テンポ練習になった。今必要なことが明確に出来たので非常に有意義な時間だったと思う。
それにしても、300Wのベースアンプで鳴らすのはやはり気持ちがいいものだ。これが自分にとっての本来のベースの音だ。しっくりくる。ここ数年、アコースティックの音量でしか鳴らしていなかったので(レコーディングではラインとリアンプだったし)、久しぶりに楽しかった。
帰りはドラマーMとたくさん話しながら駅まで歩いた。

少し話は逸れるが、書き記しておきたいことをひとつ。
今日のリハのために、家人が水筒を用意してくれていた。
彼は無頓着な私に代わっていつも水筒を用意してくれる。デートの時には彼が水筒を持参してくれていて、私の喉が渇いた時に差し出してくれる。
スタジオに行く前の夕方、家で何かを読んでいて「愛することよりも愛されることの方が難しい」という節を目にする。家人に対して、家族に対して、バンドメンバーに対して、友人に対して、まだ見ぬ仲間に対して、もっと本気で愛そうと、なんとなく思う。
自分の傲慢さには薄々気づいていたのだが、私に圧倒的に足りていないことはそれかもしれない。そう考えて、母のことを想った。

Mを待つ間、近くのパン屋で白身魚のサンドイッチとクッキーを買った。これがとても美味しかった。