19/08/31 サヨナラだけが人生だ

嫌な気分になることが幾つかあった。  

些細に思うことは、きっと些細なことではないし、そうでないように思うことは、些細なこと。
言葉で考えると極端になる。補おうとすると言葉を足し続けることになる。
右や左へ引っ張られ続ける感覚が心地いいものであろうか。私には分からない。

人生とは、今日1日のこと。  

仕事先の支配人は、去年死んだ。
階段から足を滑らせたのか、音も無く倒れてそのまま死んだ。
自分が今日死ぬとは思わずに出勤して死んだ。
自分が明日死ぬとは思わずに昨日を過ごして死んだ。
私が職場で捻挫した時と何も変わらない。
サヨナラだけが人生なのか。
深い哀しみがあれば、どんな酒にも味わいがでるという。
その味わいが人生だと、勘違いしていたのかもしれない。  

今年はただ寂しい。
家人がそばにいないから。
家人がいない寂しさを越える音楽なんてないのかもしれない。
サヨナラだけが人生だというならば、そういうことになる。