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レオパとUVB

皆様は太陽光、浴びておりますでしょうか?
人間は太陽光を浴びると体内時計が調ったりストレスの軽減に繋がったりと太陽光を浴びるメリットは多くあります。
筆者である私も朝日を浴びる生活をしている為かかどうかはわからないのですが健康です。

爬虫類といえばUVB

爬虫類を飼育している皆様は太陽光と聞くとUVBという言葉をよく聞くと思います。
UVBはビタミンD3を生成しカルシウムの吸収を助ける働きがあり、不足するとカルシウムの吸収不足から骨格形成不全や代謝性骨疾患(くる病)等の疾病を起こす可能性があります。

夜行性の爬虫類

さて、夜行性の爬虫類といえばレオパやクレステッドゲッコー達が有名ですが
これらの爬虫類は夜になってから行動するのでUVBは必要ないのでしょうか?

なぜUVBが必要なのか?

それでは何故UVBが必要なのか確認しましょう。
UVBの働きとして代表的なのはビタミンD3の生成であります。
つまり骨格形成不全を防ぐ為にカルシウムの吸収を助けるビタミンD3を得る為にUVBを浴びないといけないということになります。

ビタミンD3は経口摂取できる

しかしビタミンD3はUVBによる生成以外にもサプリメントや人工飼料等から身体に取り込む事ができます。
コーンスネーク等の夜行性のヘビ達の飼育にUVB灯が必要ないのは餌となるマウスにビタミンD3が含まれているのでUVBによる生成が無くてもカルシウムを吸収する事ができる為です。
(野生のアオダイショウやガータースネークなどの日中に活動するヘビは太陽光を浴びないと稀に食欲が減ってしまったりといった弊害はあったりします)
では、レオパにもビタミンD3をサプリメントや人工飼料で与えれば良いのでしょうか?

ビタミンD3を摂りすぎると…?

ビタミンD3に限らずビタミンAビタミンDビタミンKというのは水溶性ではなく多く摂取すると尿による排泄が出来ずに健康被害がでるだけでなく、命に関わる事にもなってきます。
(実際に1974年ににんじんジュースの飲み過ぎでビタミンAの過剰摂取により死亡するという事件がありました)
しかしビタミンD3を含む多くのサプリメントや人工飼料には使用方法が書いてありますので、その通りに与えていれば過剰摂取による健被害を気にする必要はありません。

実際こちらで5年程飼育していたレオパはUVB灯は使わずにグラブパイなどの人工飼料や各種ビタミン剤で飼育しておりましたが全く問題なく飼育できておりました。

まとめ

レオパの飼育に関してはUVB灯は無くても問題なく飼育する事ができます。
しかしカルシウムは必要なので餌用の虫にカルシウムの粉を塗すか、カルシウムが含まれている人工飼料を与える必要があります。

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