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〖アジアのお寺 ~韓国〗ソウルの街の中心で歴史を感じるお寺

サワディーカー。
@yayoiです。

私はタイのお寺が大好きで、特にタイの寺院建築や
タイの仏教、タイ人の信仰に興味があります。
そのお寺巡礼をまとめたブログは別にあって
「タイのお寺に魅せられて」というブログですが、
タイのお寺だけでなく日本や韓国のお寺もたまに訪れていて、
今回のこの記事は、そのブログに以前1度投稿したものを
こちらのブログの方に移し、編集し更新した記事になります。


私が、5年間の韓国生活の中で日本から友人が来た時などに
仁寺洞に行った際、訪れていたお寺がこのチョゲサ(曽渓寺
조계사)というお寺でした。

仁寺洞は画廊、伝統工芸品、伝統飲食店やお土産物屋
などがあって観光客にも人気です。
ハングル文字のスターバックスもここならでは。

しかし仁寺洞のメインの道路一本隔てた平行する通りに入ると
そこは仏具屋さんや書道の道具などを扱う店が並び、静かな通りになります。仏具屋さんです。

そして、この通りに響くのはお経の声。


独特なリズムのお経にワクワク!


このお寺の前に行くと、独特なリズムを持つお経の声が聞こえ、
なぜだかワクワクする気分になります。
そんなに大きなお寺ではありません。
でもいつも人がたくさん集まっています。

この記事のカヴァー写真はこのお寺の門です。
写真の様にお釈迦様の誕生日が近づくと韓国のお寺の中は
色あざやかな提灯でいっぱいになります。
普段はこんな感じの落ち着いた門です。

門をくぐって正面に見えるのは、本堂の建物です。
木を突きさすようにして提灯がきれいに並んでいる側が
お堂の正面になります。

提灯がない時の門の方からみた本堂はこんな感じです。
こちらはお堂の横側から撮った写真になります。

提灯の下に立って本堂を正面から撮った写真です。

今度は提灯が写らない角度から本堂を撮ってみました。

癒されるお顔の小さなブッダも提灯に囲まれています。

曽渓宗の総本山であるチョゲサ


チョゲサの歴史を知りたくてホームページを見ながら
まとめてみました。
チョゲサは、曽渓宗(そうけいしゅう)の総本山となっているのですが、曽渓宗は現在の韓国仏教の最大宗派であり、中国唐代の禅宗を朝鮮半島にもたらした道議(トウィ)を宗祖と定めた宗派です。

このお寺は、1910年に朝鮮半島の自主化を民族自尊の回復を念願する僧侶によって覚皇寺(각황사)という名で創建されました。

その当時の覚皇寺は近代韓国仏教の総本山として最初の布教堂で
あり、四大門の中に初めて場所を得たお寺でもありました。
1937年に現在の曽渓寺のある場所に移転する工事を始める際に、
北漢山の太古寺(テゴサ)を移してしまい、1954年より今に至っているという複雑な事情があるようです。

つまり、覚皇寺の建立をもって曽渓寺の創建とする説もあるが、
曽渓宗は1938年を創建年として、創建時の名称は太古寺と
なってしまったわけです。寺の名前も1954年にチョゲサ
(曽渓寺)に改名したようです。


阿弥陀様に合掌する

 
ご本尊は阿弥陀如来です。
韓国のお寺のご本堂は大雄殿という建物です。
ご本堂に入ってご本尊に手をあわせましたが、このお寺は、
お堂内では写真が撮れません。

ところが2018年の3月に訪れた時に、ちょうどご本尊前の入り口が
開いていて、みんなが写真を撮っていました。

なかなか得ることのできない機会なので私も撮影しました。
阿弥陀様をちょっとズームで撮らせていただきました。

ご本尊がご覧になっている風景は、(本堂に背を向けて立つと)
提灯に囲まれた仏塔が見え、その後ろには別のお堂も見えます。

提灯がないときは青空に仏塔が映えます。

提灯を飾ってお釈迦様の誕生日をお祝いする韓国。
韓国のお寺は、お釈迦様のお誕生日の時に
訪れるのが一番華やかです。

조계사 Jogyesa


 所在地 서울특별시 종로구 견지동 우정국로 55
                55 Ujeongguk-ro, Gyeonji-dong, Jongno-gu,
                Seoul, 大韓民国
Website http://www.jogyesa.kr/user/jogye/

この記事は
조계사 역사(チョゲサ歴史)のウェブサイト
http://www.jogyesa.kr/user/jogye/
および、曹渓寺Wikipediaや曹渓寺konest
等を参考にしてまとめて書きました。

お読みいただきありがとうございました。
@yayoi
 

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