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ファミマの早期退職に応募殺到の理由

コンビニエンスストア大手ファミリーマートの
早期退職に応募が殺到しているそうです。

当初は800人の枠だったそうですが、
想定していたよりも多くの希望者がいて、
募集期間を前倒ししてとのこと・・・。

何があったのでしょうか。

2019年11月に希望退職を募ることを発表


もともと、ファミリーマートでは、
昨年の11月に2020年2月までに
希望退職者の募集で800名の人員削減を行うと発表していました。

対象となるのは原則40歳以上の社員で、
削減数は全社員の約1割に相当する人数で、
退職者には割増加算金を別途支給するほか、
希望者には再就職支援を実施する予定であることが示されていました。

希望退職者を募る背景には、
加盟店における人手不足や深夜の客数減少、
また、2020年3月から時短営業を認める決定をしたことから、
加盟店への支援金の増額などで採算の悪化が見込まれたからです。

昨年、試験的に営業時間の短縮をはじめたそうですが、
加盟店からは、半数近い約7000店が時短営業を
「検討したい」と回答していたそうです。

ファミマの店舗は全国に約1万6000店ある。2019年6月から一部地域で営業時間短縮の実験を始め、10月からは全国約620店に実験店舗を拡大して、利用者の利便性や適切な店舗運営方法について模索していた。今(19)年に実施した加盟店へのアンケートでは、半数近い約7000店が時短営業を「検討したい」と回答しており、ファミマの時短営業店舗が今後広がっていく可能性が高い。

出典:コンビニ「24時間」崩壊の序曲? ファミマ「希望退職」が意味するコト(J-CASTニュース )

早期退職を決意させた社長の年頭挨拶

昨年から、早期退職は明らかにされていたことだったものの、
社員に早期退職応募を決心させたのは
仕事初めの社長の挨拶だったようです。
ファミマ・澤田社長の年頭挨拶の言葉

年頭挨拶をする澤田社長からは、
「会社があなたに何をしてくれるのかではなく、
あなたが会社に何をできるか考えてほしい」。
と社員に力強く問いかけられたこの発言は、
社員たちの動揺を誘ってしまったようです。

「社長は『会社のために辞めろ』と言っているんだと誰しも思いました。そして、この会社に未来はないという声が広がったのです。早期退職に応募しようか迷っていた多くの社員が、社長のこの声で応募を決心しました」

出典:ファミリーマートの早期退職に応募殺到、リストラ資料が明かす大混乱の裏側(DIAMOND online)

早期退職者殺到で社内はパニック?


元々、ファミマのリストラ計画の対象となるのは、
勤続年数3年以上で、現場社員は40歳以上、本部社員は45歳以上で、
対象となる社員は、800人という枠の早期退職に応募すれば、
最高で2000万円の早期退職金と、再就職支援が受けられるはずでした。

しかし、800人の予定が応募意向は1500人ともいわれて、
社内では応募しても『適用否認』という判断を
くだす場合があることをアナウンスし始めているということです。
適用否認をされた場合には、早期退職金しても
2000万円が支払われないこともあるようです。


加盟店も社員も「ファミリー=家族のように」を
企業理念としてきたファミリーマートで、
このようなニュースが出てしまうのは残念ですね・・・。

でも、自分のことは自分で守ることを
本当に考えていく必要があるなと感じてしまいます。


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