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日本語パートナーズとは?

こんにちは。今回は「日本語パートナーズってどんなことするの?」と思っていらっしゃるみなさまに日本語パートナーズについてご紹介したいと思います!

東南アジアでの日本語授業のアシスタント

日本語パートナーズはアジアの国の日本語授業でアシスタントとして勤務をします。主体となって授業を進めるのは現地の日本語の先生(カウンターパート:CP)で、日本人の私たちは先生のサポート役に周ります。私たちは派遣国での労働許可が降りていないので自分が主体となって授業を進めることは禁止されています。でも逆に言えば「自分で授業を考えて組み立てるのは不安」という方にとっては決まりとして「自分が主体になってはいけない」とされているのは少し安心かもしれませんね。

なので逆に「自分が主体になってどんどん自分のやり方で子供たちに日本語を教えたい!」という人には向いていません。そもそもこの旨を書類や面接でいうと内定取得は難しいかと思います。あくまでCPのサポートを全力でやることが私たちの業務です。

私自身としては、発音モデル、ロールプレイのモデル、生徒の発音チェック、宿題の確認やテストの採点、机間巡視などを主にしています。たまに文化紹介の時間はスライドを作って紹介します。私はまだやっていませんが過去には授業で生徒とたこ焼きを作ったNPさんもいたようで、文化紹介のときはNPが主体となって動くようです。これらの1つ1つの業務はタイ人の先生にとっては難しかったり時間がかかることなので日本語のネイティブがやることで先生の負担が減りますし、生徒のモチベーションアップにも繋がります。

派遣国は様々あり、年度によっては募集がない国もありますし、派遣者の数も国によって違います。タイやインドネシアは20名から30名と多めの人数が派遣されますが、ラオスは3人、台湾は10人、、国によってばらつきもあります。ちなみに倍率は非公開で内定者の私たちにも公開されていません。ただ国によって倍率は異なると思います。というのもベトナムは大卒以上でなければ応募できませんので、それを考慮すると他の国よりも応募者数は少ないのかもしれません。謎ですが、、。

派遣のサポート

外務省所管の特殊法人の国際交流基金によって日本語パートナーズ(NP)が派遣されており、私たちの派遣をバックアップしてくれています。

ビザの申請や航空券の手配、現地の住居も全て国際交流基金が行ってくれるので安心です。住居も全て現地の調整員の方が足を運んで直接確認してくださっているので心配はいりません。私たちNPにはCP先生と担当調整員の方と健康相談員の方がいて私たちの派遣期間中に様々なサポートをしてくれます。

例えば「雨が降って学校まで行けない、困った、、」なんてときや「自転車が壊れてしまって修理屋に行かなければならない、、」などの日常生活の中の困ったことはCP先生が一緒に解決してくれます。現地の言語が話せないNPがほとんどなのでそういった面では大変助かります。そして「この業務はNPとしてはできないのにCPに頼まれてしまった、、」「異性の先生からしつこく連絡が来る、、」などの少し重めの悩みは担当調整員に相談できます。他にも「なんか変なブツブツができた、、」「今朝から歯が痛い、、」など健康面での不安は健康相談員にいつでも24時間相談することができます。このように私たちの派遣は様々な人のサポートによって成り立っています。東南アジアに行くのが初めてな人や、東南アジアでの1人暮らしは不安な方でも安心して行くことができます。

日本語パートナーズの立場とは

私たちNPは「先生」というよりは「アシスタント」です。先生のサポートをしながらも生徒の立場も考えることが大事です。住居も、NPは日本人だからといって高級な住宅に住みません。現地の人もたくさん住む集合住宅に住みます。管理人さんも日本語を話せません。現地の人と同じ生活水準で同じ目線に立って、「日本語を教えてあげる」という考え方よりも、「日本語を学ぶ彼らと一緒に自分もタイで学ぶ」くらいの考えが大切です。そもそもNPはタイでの教員免許をもっていないのですから、あくまで日本語ネイティブとして彼らにできることをしたいという気持ちが必要だと思います。

現在は前に比べて日本語パートナーズの知名度も上がってきており、タイ国内でも日本語パートナーズが欲しいと手を挙げている学校は増えてきているんだそうです。なので現在はむしろ日本語パートナーズの数が不足しているようで、日本人がいたことのない新規校にもどんどん派遣されますから、「今年受け入れたから来年も日本語パートナーズさん受け入れられるか分からない」とタイ人の先生がおっしゃていました。加えて、本来このプロジェクトは2020年の東京オリンピックまでの派遣だったそうなのですがコロナの感染拡大のため派遣が中止になったりして派遣目標人数に到達できず現在、オリンピック以降も派遣がされています。一応2023年で派遣目標人数は達成したらしい?のですが2024年度派遣の日本語パートナーズも既に応募が始まっています。需要がありますから永遠にあってほしいプロジェクトではありますが、実際はいつまであるかは分かりません。迷っている方は是非応募を検討してみてくださいね。

以上、日本語パートナーズとは、、の紹介でした。最後まで読んでくださりありがとうございました(^^)
またお会いしましょう!

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