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タイBLドラマの配信、どこで見られるのか問題

*すべて個人の見解です。情報は12月7日時点のもの。

【追記】WOWOWオンデマンドにLBCとUWMAもあるらしいです~!直す気力はないので脳内で補完してください!!


前回けっこう気を張って書いたnoteから、気づけば2カ月。相変わらず、タイBLの沼にズブズブと浸かっている。ですます調に疲れたので
しかし、困った。「推しカプが最高すぎて困っちゃう♡」とかではなくて、

何がどこで見られるのか全然わからん

今年の夏前までは、たいてい見たいドラマはYouTubeに公式動画がアップロードされていて、アクセス/布教しやすかったんだけどね……。
私がYouTubeにあがっている作品を着々と見進めていったせいもあるが、タイBLの日本市場の商業化と、それに伴って、人気作品を中心にジオブロックが進んでいるからだと思う。

*視聴者コミュニティ字幕機能がなくなってしまったYouTubeでも、有志の方々が手を尽くしているおかげで、日本語字幕つきで見られる作品/方法もある。あと、元からYouTube以外のプラットフォームで配信してる作品もある。

で、いろいろと手を出したい作品はたくさんあるのだけど、配信先がかなりバラついている。私は情報収集に主にTwitterを使っているけど、SNSの情報は流れて去ってしまうのが難点で、毎日のようにMyDramaListの日本語版みたいなサイトがほしいなぁ……!と思っている。

流れ去らない情報源としては、CS放送の衛星劇場のタイBL特設サイトとか、楽天のアジアBL特集とか、アジアドラマチックTV(アジドラ)のアジアBLのページとか、あるいは各配給会社のHPとかプレスリリースとか……もあるけど、だいたい物凄い勢いで情報が古くなっている。

どこで何が見られるのか、誰かまとめてくれ~!

と、ひとしきり叫んだあとで、誰が……? と我に返って、一念発起して、自分でまとめてみた。

12月7日時点で判明している情報。これもすぐに古くなるんだろうが……。

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*Excelファイルのスクショで見づらいが、細かいところが気になる場合は拡大してください。ミスもありそうなので参考程度に。
*上下の並びは、だいたい日本企業が買い付けを発表した順。
*青の網掛けは「独占」「先行」などと銘打っているもの。
*一部BL以外も含む。
*確認できないものは便宜上×とする。

単純に、現時点で視聴可能(予定含め)な作品数で比較すると、抜きんでて多いプラットフォームはU-NEXT(11作品)とRakuten TV(7作品)の二強だ。横綱感。

関係あるところだけ抜きだすと、こんな感じ。

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どちらも独占配信作品が特徴というか売りなので、プロの日本語字幕つきで最速で見たい人向けという感じではある。
(特に楽天TVは都度課金の作品が多いので、現状、特定の作品が絶対に見たい人向けという印象。ちなみに今は他のプラットフォームでも視聴可能な作品も、調べてみると配信開始時は楽天TVのみだったりする。)

ただし、使い勝手の良さや他のコンテンツ次第なところもあるので、何が良いと一概には言えない。
というよりも、何がお得か? まできちんと調べていない。
見放題対象作品は入れ替わるし、配信期限もあるし、クーポンやセールでも価格は変動するので、結局その都度見たい作品に合わせて調べるしかないのだよな………。現代人のくせに貧乏性の悩みという感じで、我ながらアホくさいのだが。

とりあえず、もし周囲で「何かタイBL見てみたい」という人がいたら、YT版SOTUSとか、アマプラ(既に加入者が多い)でレンタル無料に入っているUWMAとかを勧めようと思う。

*まず日本上陸!○○チャンネル独占放送!(や都度課金での配信)となってから、次第に配信先が増え、のちのち見放題対象に移るという流れが多いもよう。したがって、(少なくとも人気作品は)待っていればいずれ見放題対象になったり配信プラットフォームが増えるはず……。と、信じて待つのも手なのかもしれない。



で、お得かどうかはさておき、配信プラットフォーム同士を比較すると、ここ最近のU-NEXTの追い上げが凄まじい。

ここに来て、どんどん見放題対象のタイドラマを増やしていて、対抗馬RakutenTVを抜いて覇権を握ろうとしているように見える。

そして私の予想では、今後WOWOWも追いついてきそう(会員向けのオンデマンド配信もあるので期待)。あと、先日GMMTVとの提携を発表したテレ朝のプラットフォームであるTELASAもダークホースと睨んでいる。

*CS放送、我が家は天気によって画面が乱れることが判明したのとHDDがいっぱいなのでしれっと除外していますが、タイBLの放送がたくさんある月ならお得な場合もあるかも。



で、おトク情報はともかく、まとめてみて個人的に面白かったのが、

配給会社ごとに一定の流れがある

ということ。さっきの表を配給会社(一部は推定)ごとに並べ変える。

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すると、配給会社が同じ作品は(だいたい)似たような展開をたどることが多いことがわかる。(もしかしたら、海外ドラマクラスタの間では常識だったかもしれない)

海外ドラマを日本に配給している会社は、おそらく既存の取引ルート自社の定石を持っているのではないかなと思う。特にタイBLドラマはおそらく配給会社にとっては新しいジャンルなので、前例に倣っている部分が大きいのかもしれない。

同じ配給会社が、過去に他のアジアBL構成の似たドラマ作品を展開した事例を調べる。すると、ドラマ作品が◆◆チャンネルで「独占○○」なのは△△ヵ月で、そのあと配信サービス××に降りてきて、その告知は●●アカウントで□□のタイミングにされる……というような一定のパターンが見えてくる場合がある。

各配信サービスに作品リクエスト機能があるし、プラットフォームごとの戦略や作品の性質などもあるから、必ずしもパターンに従うわけではない。
しかし、はじめの方に書いた「待っていればいずれ見放題対象に……」の「いずれ」がいつか、とか、あなたが契約中のプラットフォームで配信が始まるのがいつか、目安くらいはつく………かもしれない。


おわりに:余談

本当は各配信プラットフォームに降りてきた日付もまとめたかったのだけど、壮大になりすぎるので断念した。

誰か全部まとめてくれ~~~!(二度目)

じつは書いてる途中で、各種利害関係者たちがお金出し合ってタイBLのポータルサイト的なのやってくれればジャンルごと発展できるし最高なのに……と思ったりした(他力本願)が、配給側からしたらタイBLは数あるジャンルの中の一つにすぎないし、自社以外の宣伝にもなることはやらないんでしょうね……。

*タイBLに関する日本語版Wikiを執筆しているウィキペディアンの方がいるようだし、日本語のドラマ口コミサイトはさほど機能していないみたいなので、様々な情報はいずれWikipediaに集約されるのかもしれない。

他にも、配給会社やプラットフォームにたいして思うところは山ほどある。が、それはそれとして、どんどん競争して正規で見られる機会は増やしてほしいし、気に入ったものにお金を払える状況はありがたい。

ただ、プラットフォーム間の競争に実写BLドラマが巻き込まれると、たいてい独占配信/独占放送になるのが難しいところだと感じる。いろんな作品に一気に国内配給会社がついた結果、(おそらく一時的にではあるが)「あれも独占、これも独占」という状態になってしまっていて、現状、視聴者の利便性やシナジーが損なわれているような気もして、すこし残念ではある。

現状はいろいろと過渡期なのだとは思うが、早くいろんなプラットフォームでいろんなタイBLが見られるようになるといいと思う。できればSVOD(定額見放題プラン)だと最高。
そしてあわよくば、MyDramaList日本語版とかタイBLのWiki的なものが欲しい……。

≪さらに余談≫
各プラットフォームで見放題対象になっているかどうか調べたり、レンタル/購入価格を調べて登録のリンクを貼り付けたりすると、アフィリエイトで儲かったりしたのかもしれない。その他の目的でも、もしExcelファイルを共有してほしい人がいれば、TwitterにDMしてください。