個人的なZUN絵の描き方
初めまして、こんぶです。
以前ツイートした簡易的なZUN絵の描き方(リンク)が思ったより反響があったため、続編を描かせていただきました。
今回は、真面目に個人的なZUN絵の描き方についてお話していきたいと思います。
(現在「東方風ラボ」というサイトにて本格的に描き方講座を執筆させて頂いておりますので、ご興味あれば覗いてみてください)
ただの我流なので「へー」くらいのレベルで見てくださると光栄です。
ちなみに今回のイラストは仲良くさせて頂いてる東方風のDTMerである風雲さん(@sisyou02)の動画(リンク)に使用していただきました。
ついでにもう1人仲良くさせて頂いてるえばんさん(@EBAN_sun)の動画(リンク)には輝針城風の駒草山如などを使って頂いているので是非見てみて下さい。
【初めに】
そもそも一概にZUN絵(東方原作風イラスト)といえど、各作品毎に目元や身体のラインの書き方や塗り方などガラリと変わります。
その為、イラストを描く時にはどの作品風のZUN絵にするか決めておく必要があります。
ただし「そうは言っても分からん」と言う方も多いかと思います。そこで、各作品をよく観察してみると神霊廟以降は線画に大きな変化はなく、塗り方次第である程度は差別化できる事がわかります。
その為「なんでも良いからZUN絵を描きたい」のであれば、なんとなく神霊廟以降の作品を意識して描いてみると良いのではないかと思いました。
また描くときは作品の立ち絵を並べて見比べながら描くとわかりやすいです。ZOOM飲み会かな?
【ラフ画について】
本題に移りましょう。今回は「紺珠伝風の山城たかね」を描いていきます。まず頭身のイメージです。
だいたいこんな感じです。頭は髪のボリューム込みです。首〜骨盤まで頭2つ分、脚は頭3つ分といったところでしょうか。信じられない方向けに原作絵と見比べてみましょう。
ご覧の通りです。服などを着けると違和感がなくなる気がします。さて、この頭身を意識しながらラフ画を仕上げていきましょう。ここら辺はフィーリングなのであまりいう事はないのですが…ポーズについて風神録以降は棒立ちポーズでは無くなったものの、やはり稀翁玉の羽幽香のようなアグレッシブすぎるポーズは難しいので辞めた方が無難かもしれません。
【清書について】
ラフ画が完成したら、修正しながら清書して行きます。鼻が「⊥」みたいな形だったり、まつ毛が目元に生えてたり、作品によって髪に耳が隠れてるか出してるか違ったり…原作のイラストを沢山観察すると色々見つかります。
ところで鬼形獣風に描きたい場合はこの線画を塗り進めてもいいと思うのですが「輝針城とか紺珠伝とか、髪の線画ないのにどうするの?」という疑問が当然湧いてくると思います。結論から言うと後で線の色を変えて目立たなくしますので、安心してください。こんな感じです。
これは鈴瑚やドレミーの立ち絵を拡大するとよくわかります。
肌の線は黄土色、服の線は緑、串の線は青で塗られています。髪の毛の線はおそらく髪の毛の色と同色で塗られており見えなくなっています。
【塗りについて】
先程も言いましたが、神霊廟以降は塗り方次第である程度は差別化できます。
アニメ塗りをすれば鬼形獣風、髪のハイライト多めなら輝針城風などです。
言葉だけだと分かりづらいと思うのでこの記事のラストにイラスト化しました。詳細は機会があればまた記事書きます。とりあえずまずはベタ塗りをしましょう。
次に紺珠伝の特徴を挙げていきましょう。
★白い服の影は、どキツいピンク
ドレミーはこんな感じ。
★服の影の色は意外と薄い
作品によっては真っ黒になってたりします。
例えば永夜抄とか…
★髪の毛は割とベタ塗り寄り
紺珠伝はハイライトの白い線はありますが、輝針城よりは明らかに少なめです。影も少なく、全体的にのっぺりした印象を受けます。同じ髪色であるイナバ(紺)と針妙丸(輝)を見比べるとわかりやすいです
さて自分なりに纏めたら塗っていきましょう。
完成したものがこちらです。
オーラとかつけると更にそれっぽくなります。
最後に
なんか面白い感じの記事を書こうとしたのにバカ真面目になってしまいました。特に言いたい事もないので先程の線画を、別の作品風に塗り直してお茶を濁しておきます。
★輝針城風
線画としては、もっと白目を大きくするとそれっぽくなります。特徴としては以下の通り。
・線画付近は影が消されている。
・髪のハイライトがやけに多い。
★鬼形獣風
アニメ塗りで実は二重なのが特徴です。
以上、自分なりの塗り方でした。
ここまで見て頂いた方の中で「塗ってみたい」という方はこちらにいくつか置いてあるのでよければお試し下さい。
pixiv(リンク)
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