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電気情報物理工学科のコース分け

 皆さんこんにちは。工学部電気情報物理工学科3年 梶川友寧です。
 
 今回は、工学部の中でも私の所属する電気情報物理工学科での分岐点の一つである、「電気情報物理工学科のコース分け」についてお話します。学科のパンフレットなどを見てくださった方は、電気情報物理工学科には6つのコースがあるということに気づいたはずです。でも、そのコースってどうやって分けられるんだろう、どうすれば行きたいコースに行けるんだろう、など疑問に思うところがあるかもしれません。ここではその疑問を解決できるように、6つのコースについて、そしてコース分けについて説明していくので、是非参考にしてみてください。

 まずは、6つのコースについて、軽く紹介していきます。

電気工学コース
電気工学コースは、電気と磁気に関する物理現象を基礎として、電気エネルギーに関する技術を総合的に学ぶコースです。研究内容としては、電力ネットワーク、電気自動車、超電導、プラズマなどがあります。
通信工学コース
通信工学コースは、ヒューマンインターフェース、コンピュータネットワークからワイヤレス通信システム設計に至る情報通信技術の基礎を学ぶコースです。研究内容としては、通信工学、光通信、画像処理、人間と機械との対話などがあります。
電子工学コース
電子工学コースは、これまでにない高効率の新材料・デバイスの創出や、知的画像システムを構築することを目指し、固体物理・プラズマ物理などを学ぶコースです。研究内容としては、電子工学、半導体デバイス、スピントロニクス、液晶などがあります。
応用物理学コース
応用物理学コースは、エネルギー、環境、バイオ、情報、医療技術など様々な分野への応用に向け、物理学の基礎から応用までの広い範囲の基礎学問を学ぶコースです。研究内容としては、スピントロニクス、超伝導、熱電材料、基礎物性物理などがあります。
情報工学コース
情報工学コースは、ハードウェア、ソフトウェアなど、コンピュータシステムを構築する基礎技術を体系的に学ぶコースです。研究内容としては、人工知能、ヒューマンインターフェース、ネットワークデザイン、画像・音・言語情報処理などがあります。
バイオ・医工学コース
バイオ・医工学コースは、電気・電子工学の基盤や複雑な生体システムを科学的に計測・解析して制御するための方法論を学ぶコースです。研究内容としては、医工学、生体診断、医用生体材料、ゲノム解析などがあります。

 ここでは軽い概要に触れただけですので、それぞれのコースについてもっと詳しく知りたい方は、パンフレットや電気情報物理工学科のホームページのコース紹介のページ(https://www.ecei.tohoku.ac.jp/eipe/course/)を参照してください。

 次に、みなさんが気になるであろう、コース分けにおける疑問について、Q&A形式でまとめました。これは2021年度での話になるので、みなさんの時には変更されている可能性もありますが、参考にしていただければと思います。

Q. コース分けは何を基準に決められるの?
A. 厳密な基準などは公表されていませんが、学生として私が知っている範囲では、1年生のときの成績をもとに決められるそうです。3セメスター(2年前期)の6月にコース分けについて説明があり、第1希望から第3希望まで決めることができます。その後、コース分けの結果が7月に学科内の掲示板にて公表されます。ちなみに私は通信工学コースを第1希望にし、そのまま通信工学コースに進みました。

Q. どのコースが人気なの?
A. 2021年度で一番希望者数が多かったのは通信工学コースでした。先輩方のお話によると、例年は情報工学コースと通信工学コースの希望者数が多いそうです。また、バイオ・医工学コースは希望者数に対する定員が少ないために倍率が高くなる傾向にあるそうです。また、男女比については、私の代は女子の割合が一番多いのはバイオ・医工学コースでした。私の所属する通信工学コースは私の代では女子が2人しかいませんでしたが、女子が1人や0人のコースはなかったのでおそらくなんとかなります!!(おそらく女子が1人にはならないように調整されているのかも?)

Q. コース分けによってどれくらい授業が違うの?
A. コース分けをしてすぐの4、5セメスター(2年後期、3年前期)では複数のコースで必修、選択必修になっている科目も多いので、担当教員や開講時間は違くても科目が被ることも多いです。また、期末試験が複数のコースで合同になる科目もあります。6セメスター(3年後期)以降になるとコース独自の選択必修科目が増え、他コースの人と学ぶ内容が異なってくることが多くなります。一方で、セメスターごとにある実験の授業は、コースごとによって曜日は異なりますが、応用物理学コース以外の5コースでは同じ実験内容が扱われます。

Q. 研究室はコースによって決められるの?
A. 必ずしも所属するコースに対応する研究室でなければいけないということではありません。研究室の選考基準とコース分けの選考基準は異なるので、希望のコースに行けなかったとしても、諦めることなく頑張れば行きたい研究室に行ける可能性は十分にあります。

 いかがでしたか。電気情報物理工学科のコース分けについて、イメージは掴めましたか?自分の夢や何がやりたいのかを考えつつ、東北大学工学部電気情報物理工学科に入学したあとの自分を想像し、合格という一つの目標に向け、頑張っていってください。

 ありがとうございました。楽しい大学生活に向け、頑張っていきましょう!


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