東北大学生「だから」できる,災害復興ボランティア
私が経験した災害復興ボランティアを通して,
東北大学だからこその魅力・私の経験
などをお話します!
1.自己紹介
はじめまして,大内美和と申します。
所属:工学部 建築・社会環境工学科 社会基盤デザインコース
建設材料学研究室 4年
部活:漕艇部(ボート部)・ボランティアサークル たなぼた
このくらいにしておきます。
詳しくはボート部のHPにも掲載していますので! ↓↓
https://www.tohoku-rowing.com/
2.そもそも災害復興ボランティアって?
「災害復興ボランティア」
と聞いて高校生の皆さんはどのようなものを思い浮かべますか?
・がれきの撤去 ・食料や日用品の運搬 ・炊き出し ....
こんな感じかな?
大学入学当初の私もこんなイメージを持っていました。
でも,一概に災害復興ボランティアといっても種類があるんです。
大きく分けて2つ。
①災害発生直後,被災地での救援活動
②地震発生から何年も経った後での心のケア,被災地活性化
①:みんなが想像しやすい,いわゆるボランティア。
被災者の方が生きていくために必要なことを無償で提供する。
感謝とやりがいを交換できる場所。
被災者側もボランティアをする側も,
お互いに人生でなかなかない経験ができる。
②:隠れているけど今大切なのはこのボランティア。
ボランティアをする側の方が学ぶことが多い。
生きていることの大切さを被災者の方から知る。
3.東北大学のボランティア制度,充実しすぎ!
東北大学はボランティアにすごく力を入れていて,経験する機会がたくさんあります!ボランティアサークルに所属していなくても,1回だけの参加の可能です。
①は災害がどこかで起きたら,自分1人でも行くことはできます。
東北大学としても行くことは可能です。
②は東北大学ならではのボランティア。
東北大学自体も震災を経験しているからこそ,
できることがたくさんあります。
災害復興ボランティアサークルもめちゃくちゃ多い!
4.私の体験談
私は東北大学で②の経験をしています。
私が関わった地域は宮城県石巻市のある地区です。
そこには復興公営住宅*1が建設されました。
そこであった問題を解決するために
私がした経験をお話します。
〇課題:
復興公営住宅はいろんな地域の仮設住宅*2から
引っ越してきた方の集まり。
ということは,知らない人ばかり。
また,復興公営住宅に住んでいる方は
災害で家族を亡くしたり
遠くに住む子供の家に行けない事情があったり
理由がある一人暮らしの高齢者の方。
復興公営住宅近くの地域には若い親子が住む住宅地。
そことの関わりもない...
〇解決策
私たちはその地区で夏祭りをすることにしました。
・公営住宅内のつながりを作るため。
・公営住宅の方と住宅地の方の関わりを作るため。
チラシを手でポスティング。300枚。
地域の会長さんとそのお友達とともに当日の準備を進めました。
〇結果
お祭りは大盛況‼
つながりも増え,町内会も活発になったそうです。
会長さんはイベントの成功を泣いて喜んでくれ,
私たちももらい泣きをしました...
また,このイベントは次の年も開催。
第2回にも私はお邪魔しました!
第1回目,多くの方が来てくださった
第2回目,実行委員会まで立ち上げられた
私はこの経験で専門の土木の勉強とともに,震災復興について知ることができて本当に良かったと思っています。
この経験が就活にも役立ちました。
このお話はまたのちに...
このような経験をしたい方はぜひ,東北大学に!!
ボランティアに限らず自分のやりたいことをできる環境が
東北大学にはあります!
*言葉の意味*
復興公営住宅*1:
災害で家を失った被災者に安い家賃で貸し出す公的な賃貸住宅。
仮設住宅*2:
自然災害によって住宅が被害を受け、生活が困難になった被災者
に対して提供される住宅
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