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【本日、代表就任しました。9】

代表就任から1カ月…やっと休みらしい休みを取れましたのでnoteを続けたいと思います。

さて、今回は話を本筋に戻して実体験から「接続性」の具体例をお伝えして本質をお伝え出来ればと思います。「本日、代表就任しました。4」にてお話ししました香水の話に続きます。

「接続性によって広がった世界」

大量の在庫に悩まされた私達は「どうやったら在庫を持たずに売上を上げていけるか」について考え始めます。突然ですが、あなたならどうしますか?

これまでのアパレルでは…

①シーズンの企画を起こし予算をつける
②デザインして、パターンを起こし、サンプル作成
③展示会を開催し、予約受注を行って、在庫積み上げ
④百貨店やセレクトショップに納品
※ポップアップショップで販売
⑤シーズン途中からセールをして売り切りを目指す

結論からお伝えすると私達はこれまでのモデルは捨てました。前述の通り(本日、代表就任しました。5)百貨店やセレクトショップでは服は売れず、セールを行う事で自分の首を自分で締めるのが目に見えていたからです。そして、私達はこう変えました。

①シーズンの企画を起こし予算をつける
②デザインして、パターンを起こし、サンプル作成
③展示会やポップアップ、コラボイベント、SNSなどでHENZAを知った新規のお客様やお得意様へインスタグラムを中心にアンケートを行ったり、新作情報提供
④WEB展示会をインスタグラムのストーリーやライブにて開催し、新作サンプル紹介行って自社オンラインストアに集客し、受注発注を実現※実際に受注発注を実現する為にはいくつも必要な準備や条件があります

こうした事で、HENZAは在庫積み上げを行わずお客様からの受注によって生産する事が可能となりました。

このモデルは一見何処でもやっていそうですが、実際は妹と当時弊社の顧問についていました横堀氏、そしては私の三人で作り上げたどこにも無い新しいモデルです。

なぜならこのモデルには多くの失敗から得られたノウハウが詰まっており、それを実行しないと結果が出ないからです。

ちなみに私達はこのモデルで「10時間で1万円のTシャツを100着販売」しました。
※この話については昨日から妹がちょうどnoteで書き始めたので彼女に譲ります。
https://note.com/lena_henza/n/n01adefe7d2d5

さて、お気付きでしょうか?これもWEBを通してSNSを絡めた「接続性」を活用した一つの事例です。業者向けにリアルで行われていた展示会を、一般消費者向けにWEB展示会という形で行ったのです。

私がこのアパレル業界に足を踏み入れて非常に疑問を感じていたのは、特殊なビジネス慣習でした。特におかしいと感じたのは「デザイナーに能力があっても、スポンサーが付かないと自分の作品を世に出せない仕組み」でした。

今現在でもデザイナーは仕事を掛け持ちし、良い物を一生懸命作って、借金をして有名なコレクションにチャレンジして、スポンサーが付くのを夢見ています。

アパレルの方々に怒られるかもしれませんが、そのビジネスモデルはすでに崩壊しています。
ユニクロやファストファッション企業がより良い物を安くで提供している今、服にお金をかける人々はマイノリティになってしまっています。

しかし、テクノロジーの力で「接続性」をうまく利用すれば「ヒト、モノ、カネ」を効率的に動かして、ファンをたくさん作り、特別限定の希少価値や機能性の本質的価値、ターゲット絞ってエッジを効かせたデザイン価値などで勝負して、デザイナーだけでも自分の作品で食べていけるのです。

次回は具体的事例を交えて、更に「接続性」の本質に踏み込んでいきたいと思います。

続く…

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