【本日、代表就任しました。7】
「キーワードは接続性」
前回お話していた「ポスト資本主義」について今日は書いていきたいと思います。お伝えしていた様に私はその答えを持ち合わせてはいません。ただ、ここ10年近くずっと考えて自分なりに学んで「気づき」「腹落ち」したものだけをお伝えしてみようと思います。
まず私がキーワードと考えている「接続性=※みんながいつでもどこでもネットに繋がったこと」についてお話しします。それこそが全ての大きなルールチェンジの要因の一つだと考えています。
この「接続性※」という言葉はマーケティングを勉強した事がある人なら大体知っているマーケティングの神様と称されるフィリップ・コトラーの言葉です。
世界中の人がネットに繋がり、高速かつ大容量のデータのやり取りが可能になった事で、いままで不可能であった事が可能になってきています。ここからはもう少しフィリップ・コトラーの声に耳を傾けてみましょう。
※以下、「マーケティング4.0」より抜粋
「伝統的産業の崩壊」
参入障壁が高いと思われていた伝統ある産業が瞬く間に崩壊しています。アマゾンが書店や出版社、ネットフリックスがビデオレンタル店、アップルやSpotifyが音楽業界を崩壊させています。
20世紀から現在に至る資本主義のルールの中で勝ち組となった人々が、「金や地位、権力」を使い影響力を行使してきました。しかし、「接続性※」はこの構造を大きく変えるきっかけになっています。
「レビューの力」
その大きな理由は「レビュー」の力だと思います。「接続性※」が高まった事で誰もが気軽に「レビュー=社会の声」を得る事が出来るようになりました。それはよりオープンで嘘のつけない社会が到来しているといっても過言ではありません。
よって、お金持ちや企業、政治家などが社会に反する事を行うと徹底的に「レビュー=社会の声」に攻撃されて裁判沙汰になったり、破綻したり、辞任したり、とこれまでとは違う世界が始まっております。
「デジタル時代の主役は若者、女性、ネティズン(ネットおたく)」
逆に「接続性※」が高まった事で大きく力を得たのは、【若者】【女性】【ネティズン(ネットおたく)】。この三つが最も影響力があるセグメントとなりました。
彼らは世界のマイノリティーでありましたが、彼らが生み出すサブカルチャーが主流の文化に影響を与え始めています。彼らが有するコミュニティや友達、家族など比較的大きなネットワークから「レビュー」を集め、それが彼らに大きな力を与えています。
以上 「マーケティング4.0」より
次回はそれを踏まえて具体的にどのような世界が広がり始めているかを実体験も交えてお伝えしていけたらと思います。
続く…
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