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【本日、代表就任しました。6】

「世界のルールは変わってしまった。」

 ここでは少し私が感じている「世界のルール変更」についてお話してみたいと思います。先にお伝えしておきますがこれはあくまで個人的な見解ですのでぜひご意見があればコメント下さい笑。また私が大企業を辞めてチャレンジした原因にも繋がる話です。

 さて、まず私が認識しているこれまでの世界についてお話します。20世紀から最近まで続くこの世界は「資本主義」の中で「成長」の幻想を追い求める「競争」の世界でした。お金にかかる金利というレンタル料を支払って資金を作り、レバレッジを生み出し、フロンティアを見つけ出し、誰よりも先に有望な有形資産に投資をし、回収するモデル(ルール)です。

例えば、最近身近で分かりやすいのは宮古島にある「伊良部島の不動産」です。伊良部島と隣地する下地島空港の民営化の話が出てくると、大手商社がいち早く誰も見向きもしなかった伊良部島の土地を買い漁ります。その後、伊良部島大橋が開通する話が出てくる頃には3倍以上に土地の価格は跳ね上がりました。

 このように資本主義のモデルは「成長」する為のフロンティアを追い求めて世界の果てまでどんどん浸食していき、21世紀に入ってやがて最後のフロンティアであるアフリカまで到達してしまっています。それを以って世界は行きつくところまで行きついたのではないか、すなわち「成長の限界=資本主義の限界」を見たのではないかと考えています。

「金利の消滅」

 その証拠にお金のレンタル料である金利が先進国を中心にマイナスに沈んでしまっております。それはイコールお金を借りてまで投資する有形資産が無くなってしまった。すなわちフロンティアが無くなったことを意味していると考えています。

 資本主義の下にグローバリゼーションが進み、フロンティアを食い尽くして、行きついた世界は21世紀に入って多くの「歪み」をもたらします。「ヒト・モノ・カネ」の自由な移動は多くの国で多くの問題を起こし始めて、我慢できない国々で自国を守ろうと右翼的な政権が次々と誕生していきます。

 私はトランプ政権誕生やイギリスの離脱は偶然の産物ではなく、一部の支配層における「新しい世界」への変化の兆しではないだろうか、という仮説を立てています。

「ポスト資本主義」

 では最後のフロンティアを失ったこの世界はどこへ向かっているのでしょうか?明確な答えは私も持ち合わせていません。ただ、明らかに変わり始めていることを洗い出す事でヒントが得られるのではないかと思います。その事を次回はお話したいと思います。

続く…

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