崩壊

こんにちわわ。
第二章はこの気持ち悪い挨拶でアイデンティティを生もうとしてることは無視してください。


僕には地元の仲良い6人組のグループがいます。以前書いたことがある、中学時代の陸上部のメンバーたちです。高校3年に上がる際のコロナ休校の時、一緒に自主練習をしまくった事をキッカケにめっちゃ仲良くなり、大学に入ってからも毎晩のようにグループ通話をするくらいでした。(コロナ禍で何もできなかった期間の唯一の楽しみ)



そんなグループも結成されてから3年近く経ち、それぞれのメンバーの環境や価値観も当然当初とは変わってきつつありました。みんなが高校生だった結成当初とは違って、働いているメンバーもいるし、大学生のメンバーもいる。


今年の4月、まず大きな出来事が生じます。メンバーのうちの1人が、突然LINEグループを脱退し、連絡を絶ってしまったのです。(Aとします)あまりに突然の出来事で、他の5人は驚き、コンタクトを取ろうと試みました。


その結果なんとかコンタクトを取る事はできたものの、彼曰くもうグループに戻るつもりはないという意思が伝えられ、5人になってしまいました。


なぜ抜けてしまったのかということが全く明らかにされないままだったのですが、次第にそれが明らかにされていきました。要約すると、Aはメンバーのうちの1人(Bとします)の考えや態度がどうしても理解できず、限界を迎えたとのことでした。


それを知ったはいいものの、Bにその事実を伝えることはどうしてもできず、しばらくはAとは個別に交流しつつ、5人体制で継続していきました。


そんな中途半端な状況が半年以上続いていたのですが、先日いつものように通話している時、メンバーの1人がうっかりBに対してAと交流するグループがある事を伝えてしまいます。


それをキッカケに自体が大きく動き、なぁなぁになっていた中、話し合いが行われることになります。突然抜けてからAとBは完全に絶縁状態にあった中、実に半年以上ぶりに6人での通話が行われました。その通話の中ではお互いのメンバーがグループに対して秘めていた思いを含め、赤裸々に語られました。


Aの言い分は、Bが遊びの中で急に態度が変化して、雰囲気が悪くなることが嫌だったこと、それもあり、6人で遊んだ後、いい1日だったと思うことが無かったこと、それがが積み重なって抜けることに繋がったというもの。

Bの言い分は、急に態度を変えてしまっていたことに対しては申し訳なく思っていること、でも態度を変えてしまうことには理由があり、自身の社会人としての責任感や、計画した当初の遊びの目的から大きく逸れてしまうことへの憤りなど様々な葛藤があったというもの。


正直自分からするとどちらの言い分も理解できるところがありました。

確かにAのいう通り、Bは遊びの途中で態度が大きく変化することがあり、それが雰囲気に良くない影響を与えていたなとは感じていました。そのストレスが遊びの度に積み重なっていたのならば、突然抜けてしまったのにも納得できます。

しかしながらBのいう通り自分も含め他のメンバーは未熟なところはあり、金銭に対する感覚がきちんとしていなかったり、途中で本来Bが計画してくれていた遊びの流れから逸脱した行動を取ったりしてしまっていたと思います。また、Bの社会人という立場を学生のメンバーが配慮できていなかった所もありました。


この話合いの終着点としては、AはもうBに対して昔のように接することはできないので(過去はもう水に流すものの)、グループに戻ることはなく、これからはただの中学時代の同級生に戻るということ。


それに伴いBも迷惑をかけたということでグループを脱退してしまい、4人になってしまいました。残ったメンバーは迷惑などと思っていないので、Bに関しては今後戻って来てくれたらと思っています。


今回の事件が起こってしまった本質的な原因は何だったのかなと考えると、本音でお互いにもっと心の内を打ち明ける機会がなかったことだと思っています。


もしAがBに対してもっと溜め込むことなく不満を伝えていれば、もしAがグループのみんなに対して思う事を態度の変化という形ではなく言葉で伝えてくれれば、もしみんながそれを通じてお互いに配慮できたならば。


もうこうなってしまった以上は仕方ありませんが、今後の人生の教訓にしていきたいですね。
グループという形での6人での交流は失ってしまいました。しかし、自粛期間に陸上で切磋琢磨したこと、オンライン授業で鬱屈な日々の夜人狼やワードウルフで連日盛り上がった夜、トラブルはあったもののみんなで行ったコテージやスポッチャなどの思い出は大切に胸に閉まっておきたいです。



さようなら。

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