神格化のメカニズム

以下過去に書いたもののコピペ

その対象について精通していない他者からしたらただなんの変哲のないものに見えるが、その対象に精通しておりかつ夢中になっている場合、ある種の崇拝の念を抱くことがある。この事を世は神格化するというのである。この神格化はある意味宗教にのめり込んでいない者たちの信仰の代替的行動なのではないかと考えるようになった。年々娯楽などの文化が多様化していく中で、各宗教の信者数は減少の一途を辿っている。だから信仰の文化は衰退していると言えるのか?私はそうは思わない。なぜならその分様々な対象を神格化する人々が増加しているからだ。わかりやすい例を挙げると、ジャニーズや坂道グループなどのアイドルへの熱狂的な支持である。いわゆる推し活といえるだろうか。近年はvtuberや声優、アニメーションのキャラクターなどその対象は多様化している。これらはそれに精通していない者から見れば非常に「しょうもない」「理解できない」と感じさせられる。かくゆう私も小沢健二という客観的に見るとしがないシンガーソングライターをなぜか熱狂的に支持している。なぜか、それは自分にとって素晴らしいと感じる物に縋りつきたいという欲があるからである。人々の超越的な物に対する信仰心は、消えていっているのではなく、その対象が多様化しているだけなのだ。つまり、人には食欲睡眠欲性欲に次ぐ第4の欲、信仰欲があり、それが時代の変化とともに顕在化してきているのが推しの神格化といえるだろう。






何を言ってるんだ2年前の俺。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?