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とある大学生の人生を変えた ワーホリライフ後編 ~仕事奮闘~

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とある大学生のオーストラリアのワーホリ奮闘記です。活きた英会話手に身に付けるため、現地企業での就業経験を積みました。そして、人生の宝物を手に入れるまでの話です。
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#仕事英語

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑪ 中古スマホを買い漁れ!

実際のガムツリーの投稿画面です。ここから電話やメッセージで問い合わせます。 とりあえずガムツリーの中古スマホの出品投稿に片っ端からメッセージを送っていきます。電話だと時間も食うし、記録として残らないので、メッセージで合意に至るか、相手からかかってこない限り電話は基本的に使いません。ボスのアドバイスを活かしてメッセージの定型文を作り、ひたすらアプローチ。 まさに、「数打ちゃ当たる」でした。いくつかが合意に至ったのです。 スマホの買取りというのは、意外と単純ではなく、チ

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑬ 外国人同士だから分かり合える

ゴールドコーストのクリスマスでは、個人宅がイルミネーションや装飾で競い合うようです。コンテストもあるっぽいです。この写真も個人宅の飾り。誰でも来訪できます。 ただでさえ、ミスを多発するのに、時間に追われるときは最悪です。一体何度、韓国人の同僚「P君」に助けてもらったことか。。。 P君は入社時から色々と教えてもらっている先輩で、年も僕の2つくらい上の優しいヤツでした。僕がどんなヘマをしても、P君は笑って手伝ってくれました。 彼が何度か言ってくれたことを今でもよく覚え

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑭ 度胸が大事!

コアラです。本物はそこまで可愛くないです。 入社して4か月程経ちました。仕事にもついに慣れ始め、少し余裕を持って働くことが出来ていました。時給も念願の15$へアップです。インセンティブによる収入もしぶとく得ていましたので、もはやケバブ屋は用済みの時です。 長期勤務を約束していたので、退職したいと伝えると、「だから日本人は信用できないんだ」と吐かれました。 まぁ迷惑を掛けているのはこちらなので、とりあえずは平謝りでした。 「謝る」というのに関連したこんなエピソードがあり

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑮ 色々なお客さん

iPhoneの買取には初期化が必要で、そのためには ”iPhoneを探す” をオフにしなくてはなりません。このパスワードを忘れた客、知らない客、そもそも人の携帯を持ってくる客、色々です。 オージーの中にはわざと早い英語でまくし立てて、ちょっとでも安くしようとしたり、イチャモンを付けてくるアホも多かったです。そんなマッチョなアホ共と渡り合うには、こちらも毅然とした態度で突っ張ねなくてはいけないこともあります。 今思うとガラの悪いとこで働いていましたね。どっかで盗んできた

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑯ オーストラリアの価値観

部屋から見える夜景。 いつの間にか、大嫌いだった電話対応も何とかこなせるようになっていきました。どうしても理解出来ないときは、 「もう、何を言ってるか分からない(怒)」と他のスタッフやボスにバトンタッチ。一方、直接の接客業務なら、大分余裕も生まれ、楽しみながらお客さんと話し、冗談も挟めるようになれました。 英語圏において、ジョークを言えるか、は結構大事だと思います。逆にシャイであったり、話し下手なのは、日本にいる時以上に不利に働くことが多いと思いかもしれません。その点

ローカルジョブ奮闘記 in Aus ⑱ 多発する事件

通勤に使っていたスクーターです。ボスが貸してくれていました。こいつが事件を引き起こします。 新しいスタッフが一人、そしてまた一人と増え、お店の規模はだんだん大きくなっていきました。 韓国人、バングラデシュ人、オージーと新しいメンバーが加わりました。僕も人に教える場面が出てきました。 ワーホリ終盤期、仕事は上々でしたが、実は私生活では事件が多発していました(笑) ・ボスから借りていたスクーターの登録切れによる10万円の罰金が発生。僕とボスの間に管理義務の擦り付け合い

ローカルジョブ奮闘記 in Aus  最終話 人生の宝物

今回の記事で連載は最後です。 社会人となって働く今、ボスへの見方が大きく変わりました。 ボスは人間的に嫌いな部分や尊敬できない部分が多くあったけれど、最高にクールだった思います。自分で事業をやりくりし、いろいろな商売の形に挑戦していました。僕だけなく他のスタッフともよく揉めていましたが、時には全員にご馳走をしてくれたり、アクティビティを提供してくれました。 「Otherwise you only had bad memories and a bad boss.」 (じ