見出し画像

NJRPG/アイディア:オリジナルNPCデータ【ヴォイドデジタル】

ドーモ、T1000Gです。皆さんはDHTLS公式が発売している【ニンジャスレイヤーTRPG】を知っていますか?私はプレイしています。この記事は、その【ニンジャスレイヤーTRPG】に登場させることができる、筆者オリジナルのNPCのデータです。シナリオ案なども付属しているので、NMは自由にシナリオにこのニンジャを登場させることができます。

また、NPCデータのコンテスト、lizardfolk=サン主催の「ニンジャスレイヤーボスキャラコンテスト」へのエントリー記事の一つでもあります(今回は「コンテスト2:基本ルールシナリオクリア後PC向けコンテスト」への応募記事です)。是非見ていってください!


コンテストの概要についてはこちら!


ヴォイドデジタル/Void Digital

ヴォイドデジタルはシノビニンジャ・クランのレッサーソウル憑依者だが、最新鋭のホログラフィック・テックで身を固めた厄介な手練れだ。テックの恩恵を存分に受けられる環境に身を置く彼は、テックの力を信じてやまず、自身のテックこそ至高なものと考えている。だが、そこらのテック頼りのサンシタとは一味違うカラテを持ち合わせているため油断は禁物だ。

◆ヴォイドデジタル (種別:ニンジャ)
カラテ    7   体力    7
ニューロン  8   精神力   7
ワザマエ   5   脚力    4
ジツ     1   万札    10
近接ダイス:8 遠隔ダイス:7 回避ダイス:8 電子戦ダイス:11

◇装備やスキル:
 装備:ホログラフィックサポートアーマー(効果なし)
    LAN直結型ハンドガン
 スキル:『●連続攻撃2』『●時間差』『●マルチターゲット』
     『◉翻弄』『◉ネットワーク完全没入』『◉サモン・レッサー・ドローン』『◉ホログラフィック・ブンシン』
 サイバネギア:▶生体LAN端子、▶サイバネアイ、▶テッコ、▷内蔵型電磁ダガー
 ジツ:『☆ブンシン・ジツLv1(3)』

◇『◉ホログラフィック・ブンシン』:
ヴォイドデジタルは最新鋭の投影ドローンのサポートにより、高い精度のブンシンを数多く投影する。
自身と同じMAP上の部屋に『ホログラフィック・ブンシン・ドローン』が1体でも存在している場合、
ヴォイドデジタルの『☆ブンシン・ジツ』は【ジツ】値が2高いものとして扱う(つまり『☆ブンシン・ジツLv3』)。
また、存在している『ホログラフィック・ブンシン・ドローン』に等しい数追加で分身コマを配置できるようになる(配置ルールは『☆ブンシン・ジツ』を参照)。
◆ホログラフィック・ブンシン・ドローン (種別:戦闘兵器)
カラテ    1   体力    2
ニューロン  2   精神力   ―
ワザマエ   2   脚力    6
ジツ     1   万札    10
近接ダイス:― 遠隔ダイス:2 回避ダイス:― 電子戦ダイス:2

◇装備やスキル:
 装備:スダチカワフ・ショットガン:『遠隔武器』『ダメージ2』『小銃』
 スキル:『飛行移動』各ターンに6マスまで移動可能。『連続側転』のように敵の上を通過できる。
◆フレイムスロワー・ドローン (種別:戦闘兵器)
カラテ    1   体力    1
ニューロン  1   精神力   ―
ワザマエ   2   脚力    6
ジツ     1   万札    10
近接ダイス:― 遠隔ダイス:2 回避ダイス:― 電子戦ダイス:2

◇装備やスキル:
 装備:ヨロシ・デコンタミネイター型火炎放射器:『遠隔武器』『火炎放射(カトンLv1)』『小銃』(例外として、自爆や弾切れは起きない)
 スキル:『飛行移動』各ターンに6マスまで移動可能。『連続側転』のように敵の上を通過できる。
備考:ホログラフィック・ブンシン・ドローンとフレイムスロワー・ドローンは、それぞれ「PCの数ー1」出現する(最低1。これはPC次第で増やしたり減らしたりしても良い)。ヴォイドデジタルが爆発四散した場合、「LAN直結型ハンドガン」をドロップする(NM次第では、『☆ブンシン・ジツLv1』が1シナリオ中1回のみ使えるレリックをドロップさせても良い)。また、フレイムスロワー・ドローンは撃破された場合、その場に「ヨロシ・デコンタミネイター型火炎放射器」をドロップする(余暇開始時に破棄される)。

スキルについて:【ニンジャスレイヤーTRPGプラグイン:ハッカーニンジャとコトダマ空間戦闘】

:コアクリア後(【サンプルシナリオ1:ヤクザの事務所】と【サンプルシナリオ2:ニンジャの自宅】を経験した)PC向けのボス。

1ターン目、ヴォイドデジタルは悠々と『◉サモン・レッサー・ドローン』を使用し、手数を増やす。また、PC達に見せつけるように、『☆ブンシン・ジツLv3』とホログラフィック・ドローンの効果で、自身を中心とした5x5マスに配置される分身コマ5体を出現させる。この時点で、PLは正面突破は不可能なボスだということを理解するだろう(PC達が『☆カトン・ジツ』や『☆カラテミサイル』の使い手なのであれば、正面突破することも不可能ではないが……)。

2ターン目以降、ヴォイドデジタルは『◉サモン・レッサー・ドローン』の効果を発動しながら、『◉翻弄』を使用した「内蔵型電磁ダガー」による2ダメージ2回の攻撃や、「LAN直結型ハンドガン」による射撃を行いPC達を追い詰める。それぞれのドローンは、PC達に万遍なくダメージがいくように攻撃をバラけさせると良い。勿論、『☆ブンシン・ジツ』も使用する。

全てのドローンが破壊された場合、ヴォイドデジタルや周囲のアトモスフィアが張り詰め、アトモスフィアを1段階上昇させると良い(無視しても良い)。ドローンが破壊されれば、残すはヴォイドデジタルとのカラテのみである。彼は『☆ブンシン・ジツ』が完全な状態で使用できなくなることに動揺しながらも(この場合、『☆ブンシン・ジツ』は使用できなくなる方が良い)、PC達を己のカラテで殺そうとするだろう。

パーソナリティ:ヴォイドデジタルには、意図的に詳細なプロフィールは設定されていない。NMはダイスロールや任意で、ヴォイドデジタルのパーソナリティを決めてやると良いだろう。


強化パッチ:

今回は、ボスの更なる難易度上昇のために「強化パッチ」を用意した。全ての強化パッチを導入した場合、コアクリア後のPC達では、爆発四散者が出ることは免れないだろう。NMは適時調整すると良い。

・取り巻きの追加:ヴォイドデジタルには、既に二種類のドローンの取り巻きが存在する。実際、ボスに取り巻きを追加することで簡単な難易度調整が可能だ。「クローンヤクザ」をPCの数に等しい人数追加したり、【体力】を6くらいまで低下させた「モーターヤブ」1~2体を追加する、というのも良いだろう。
・ステータスの調整:ヴォイドデジタルに『◉頑強なる肉体』や「フルヘルムメンポ」を搭載するなどして、ステータスを調整するのも良いだろう。
・サイバネ強化:これは今回提示されている強化パッチの中で、最も危険なものだ。ヴォイドデジタルに「▶▶テッコ+」「▷▷内蔵型電磁ダガーx2」を搭載するだけで、非常に難易度の高いボスに仕上がるだろう。また、重サイバネ化に伴い【体力】も増加する。

その他、様々な難易度調整案が考えられる。NMはPC達のステータスを見て、適時調整すると良い。


ヴォイドデジタルをシナリオで登場させるには?

ここでは、ヴォイドデジタルをシナリオで登場させるためのアイディアの一例を紹介していく。

その1「オナタカミのテック」
:ヴォイドデジタルの洗練されたホログラフィック・テックはオナタカミ社製のものであった。オムラ・インダストリや所属組織からの依頼でオナタカミの同行を調べることとなったPC達は、オナタカミの秘密に触れる。彼はオナタカミのサラリマン・ニンジャ、あるいはアマクダリ・セクト所属のテックニンジャとして、PC達の前に立ちはだかるだろう。
その2「奪われたテック」
:ヴォイドデジタルは、オムラやオナタカミ、ヤナマンチからテックを奪い活動する野良ニンジャであった。奪取されたテックとヴォイドデジタルを良しとしない暗黒メガコーポは、PC達に依頼をかけ、ヴォイドデジタルを排除させようとするだろう。
その3「なんかいた」
:ヴォイドデジタルは、サンシタではないが非常に強力というワケでもないニンジャであり、どこにでもいる可能性はある。オムラ・インダストリのサラリマン・ニンジャでも良いし、フリーランス・ニンジャでも良いし、オキナワ・ビーチサイドにいるホットなベイブでも良い。

TIPS:ヴォイドデジタルは前述した通り、詳細なプロフィールは設定されていない。彼のテックが何処から来たものなのか、彼がテックに過信する理由とは、などを自由に味付けしていくことで、新たなシナリオアイディアが生まれるかもしれない。

画像1


利用規約

基本的に悪意のない使用ならば、自由に使ってくれて構わない。個人的にはこの記事に掲載されたNPCを使用したリプレイなどを公開する場合、引用元として明記してくれると嬉しい(通知が飛び、見に行けるため)。「ダイハードテイルズ」公式以外による無断の商用利用は法的に認められた例外を除いて原則不可。

更新履歴

2020/11/20:公開!

踊って喜びます。ドネートは私の生活や他のクリエイター様のサポートなどに使わさせて頂きます。