04_2024開幕前テスト

せっかく書いたのにアップし忘れてました。
推敲不十分なので後で修正するかも・・・


2/21,22の2日間にわたる2024年シーズン前のテストが終わりました。
次にSuperFormulaのマシンが走るのは、3/9~10の開幕戦です。

2日間×2時間×2セッションの計8時間の走行時間。
天候は1日目は小雨が続く状況。2日目は雨は降らないものの前日の雨がコース上に残りなかなか乾かない状況となりました。

2月21日午前 セッション1タイム
https://news.yahoo.co.jp/articles/5181f469c54b16dc8efef0357bdeee87bdec92c2

2月21日午後 セッション2タイム
https://news.yahoo.co.jp/articles/50c28636e8859a0f8ff7af029205fdac4a215fe9

2月22日午前 セッション3タイム
https://news.yahoo.co.jp/articles/b50fc10b18e4cf3fa4a05796c7c4c3bf7e6bd674

2月22日午前 セッション4タイム
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f36f2e91c8da58e1ba6cd38a3f0e443a4a79479

そんな難しいコンディションの中、4セッション中3セッションでトップタイムを出したのが、Docomoダンデライアンの牧野任祐。
昨年の最終戦で太田格之進が初優勝しており、SF23のマシンも「掴んで」きたのか。

無限の野尻と岩佐は、初日は順位入れ替わりで2位と3位を分けあい、AMは野尻、午後は岩佐が2位。
2日目になると天候の問題かロングランのセットアップに専念したのか野尻は11番手。岩佐はコンスタントに周回を重ねて29周走って3番手タイム。
最終セッションは二人ともロングランに注力。野尻は佐藤蓮に次ぐ45周を周回。まだまだ何かを隠し持っていそうです。

2日目になって、大幅に順位を上げて2番手タイムを出したのは、昨年の大怪我から復帰した山本尚貴。
1日目は18位、11位とタイムが出ていなかったが、ここでタイムを出してきました。
ただ体調の方はまだ完調ではないとのこと。

『山本尚貴、SFテストで好タイムマークも怪我の影響については複雑なコメント。首の痛みは否めず「意外といけた部分はあるけど、元通りには戻っていない」』
https://jp.motorsport.com/super-formula/news/suzuka-test-yamamoto-on-his-neck/10578630/

ホンダからトヨタへのメーカーを跨いで移籍したのが大湯都史樹(TGM→セルモ)と福住仁嶺(ダンデライアン→KCMG)
大湯の方は初日の午前にデグナー手前でクラッシュ。マシンの左半分を壊してしまい、午後の走行はキャンセルとなってしまいました。
2日目には何とか修復が間に合い、そうこうするものの、14位、16位。
福住は4回のセッションを、9位、10位、4位、2位とコンスタントに上位を走行。
KCMGは小林可夢偉は残留するものの、総監督にKids comの西山社長(NHKの”100カメ”で一躍有名に)、チーム代表の土井氏が監督兼任し、松田次生はアンバサダーとして残り、昨年までインパルで走っていた関口雄飛がリザーブドライバーとして控えるという大幅な体制強化を図っていて、KCMGは今年の活躍が気になります。

続いて気になるのがルーキー組。

まずチームインパルからSFデビューすることになった、昨年のFIA-F2チャンピオン、テオ・プルシェール。
初日の走りだしでいきなりスピンしてしまうものの、その後は堅実に走行を重ねました。
セッション中はときおりその場の流れを変えるトップタイムを出し、速さの片鱗は見せました。
順位も15位、14位、9位、6位とコンスタントにタイムを上げ、只者ではない雰囲気を醸し出しています。

既に触れましたが岩佐は初日3位、2位、そして2日目は3位と続き、最終セッションは18位でしたがこれはタイムアタックを行っていない順位。
無限のチーム力、チームメイトの野尻の影響も合わせ、今年はとても期待できそうです。

そして今年の注目度No1は間違いなくこの人。Juju。
12月のテストでは上々の走りを見せ、一気に評価・注目度があがりTGMグランプリからデビューすることになりました。
デビューが決まり、開幕を2週間前に控え、しかも雨の中のコンディションでどのような走りを見せるのか、気になりましたが初日は実質最下位タイム。
12月には一度もクラッシュはありませんでしたが、今回は4セッションで4回もマシンを止めることになりました。
最終セッションではデグナー出口で唐突にスピンしてフロントセクションを壊してしまいました。
タイムも最下位でしたがトップタイムが1'36.327に対して1'39.963の約3.5秒落ち。
様々な反応があるようですが、個人的には概ね予想通りと思っています。
本人も常々インタビューで言っているように、
「最初から勝ちにいくのは現実的ではないけど、いろんなことを学んで、少しずつ成長していけたらいいな」
(「スーパーフォーミュラ参戦の野田樹潤、国内最高峰で道を切り開けるか」
 https://news.yahoo.co.jp/articles/dfd0fae334efbc0fff88f0e4c171da1f9414d645?page=2 )
という言葉の通りかと思います。
私たちも、彼女がこの先どういう成長物語を見せてくれるのかを楽しみましょう。

他にも個人的に期待したいドライバーを数名。

昨年のチャンピオン宮田莉朋がFIA-F2にステップアップしていったチーム・トムス。
そこに移籍してきたのが坪井翔。今年はトヨタ勢のエースドライバーとしての活躍を期待されることになります。
2018年のF3では、19戦中17勝、2位2回という圧倒的な結果でチャンピオンをなった逸材(この年の2位が宮田莉朋、3位が笹原右京)です。
今回のテストは初日10位、12位から、2日目には午前午後とも5番手タイム。

そしてその坪井のトムスでのチームメイトが笹原右京。
昨年、ホンダからトヨタに移籍し、ジュリアーノ・アレジの代役としてシーズン途中からトムスのシートを得るが最終大会第8戦で大クラッシュもあり、不本意な成績のままシーズンを終えました。
トムスでの2年目、正念場になると思いますが、今回のテストは14位~17位と後方に沈みました。12月のテストでは好タイムが出ていたのでどのような状態なのか気になります。

昨年の最終戦で初優勝を遂げた太田格之進。
チームメイトの牧野がトップタイムを連発する中、初日の午後セッションでギアボックストラブルが発生してしまいほぼ走行できず。大幅にタイムロスしてしまいました。
初日午前7位で、最終セッションも7位でしたので、チームとしては好調さを維持しており、昨年最終戦の勢いを維持できればまた今年も期待できそうです。

先に山本尚貴を取り上げましたが、ナカジマレーシングは佐藤蓮の方が、6位、5位、12位、3位とコンスタントに結果を残しています。
今年でSFも3年目。ホンダSRS同期の太田格之進にSFでの初優勝先を越されてしまったので、今年こそはと思っているはず。こちらも期待大です。

最後に最終セッションをトップタイムを出した山下健太。
雨で天候が不安定な中、唯一のドライコンディションとなった最終セッションでのベストタイムは意義のあるものとなったはず。
ただ、これはOTSを使って出したもので、一方、好調だった牧野はこのタイミングでOTSを使わずに出したタイムで4位となったということ。
とはいえOTSを使っていない時でも4番手相当のタイムは出ていたそうで、そのほかのセッションも8位、7位、7位ときているので、好調と言っていいはず。
初優勝から5年、そろそろ久しぶりの優勝が期待されるところです。

まだまだ書き足りませんが、明日3/9から2024年シーズンが開幕します。

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