バーチャルボーイ修理備忘録

2024年7月8日 16:44

中古で買ったバーチャルボーイが映らなくなったので修理した。
その備忘録。

症状

最初は見えていた画面がプレイを重ねるにつれ左側→右側と映らなくなっていった。
一時的に横線しか見えなかったことも。

画面が見えなくなっても音声は鳴る。動作はしていた。

バーチャルボーイ本体を分解、LEDに繋がるフレキシブルケーブルをヒートガンで熱し、接続部分を圧着した。

LED部分には申し訳程度のカバーをし、調べると出てくるようにフレキシブルケーブルが寝るくらいを目安に熱したが、それでも足りないと判断してもう少し熱した。

最初に見えなくなった左側は一発でしばらく映るようになったが、しばらくして再度映らなくなった。
最終的には圧着に万力を使用した。

右側は安定して映るようになったが、それまでに何度か熱した。

全体的にフレキシブルケーブルの形で見えたり見えなくなったり、絵に描いたような接触不良ではあった。

バーチャルボーイ本体の分解にはDTC-27という特殊ドライバーが必要。
ACアダプタータップの分解には同じく特殊ドライバーのDTC-20が必要。
形はどちらも同じで、本体が大きい方、タップが小さい方。
これらはバーチャルボーイ以外にも使える。

動作確認には「テレロボクサー」のソフトを使用した。
起動時に音が鳴るため通電、動作がわかりやすいため。
画面は音が鳴り終わってから表示されるので注意。

電源スイッチの接触が悪い。
一番右までスライドさせても電源が入らず、少し左に戻すと電源が入る。

コントローラを分解、スイッチ部分に無水エタノールを染み込ませ清掃。
結果変わらず。

リストにないものは未確認。

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