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武見敬三がWHOの謀略を率先し「強制措置を作る」

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)にみる武見が牽引する策略


陰謀論ではない、真実 ATM日本主導へ?|林千勝

https://youtu.be/iyWbsAzB8ME

パンデミック協定と改定国際保健規則の阻止戦略


ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の今日的意義:SDGsの視点と国連の役割


イベント実施報告

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の今日的意義:
SDGsの視点と国連の役割

2021-04-17

SDGs 3.8 の目標
「・・・ワクチンへのアクセスを含むユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する」

「今回のサミットの意義:
エボラ出血熱の教訓を活かし、国際社会による公衆衛生危機対応の強化を主導。

(参考)エボラウイルスをマウスに感染させる実験、国立感染症研究所が開始…地域住民らに説明 2024/3/27(水) 20:00配信 読売新聞

(エボラ恐怖も実はでっちあげ)

(これを国立感染症研究所から漏洩したとして偽旗危機を煽り
レプリコンを打たせる計画か)

UHC, SDGs,UN

ウェビナー 「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの今日的意義:SDGsの視点と国連の役割」
https://youtu.be/Ff4NcGCbOK8?t=1296

The Japan Institute of International Affairs

チャンネル登録者数 2230人 2,943 回視聴 2021/04/17
本年、日本の皆保険制度は60周年を迎えます。日本は、自国の経験に基づき世界の保健システム強化をグローバル課題と位置づけ取組み、2015年に国連の場で採択された持続可能な開発目標(SDGs)にUHCの達成を盛り込むことを主導しました。UHCが国際社会全体のアジェンダとなった過程は、国連が持つ機能と日本の取組みが相乗効果を上げた好例と言えます。
本ウェビナーでは、コロナ禍の中で改めてその意義が注目されるUHCについて、SDGsの視点と国連の役割、わが国の保健外交の取組みなどの視点から専門家が議論を行います。

https://youtu.be/Ff4NcGCbOK8?t=1296
  1. 日時:2021年4月13日(火) 15:30 -17:00

  2. プログラム
    (1) 開会挨拶 佐々江賢一郎・日本国際問題研究所理事長
    (2) ビデオメッセージ  アミーナ・J・モハメッド国連副事務総長
    「SDGs と UHC」
    (3) 基調講演 武見敬三・参議院議員/WHO・UHC親善大使
    「日本の保健外交と UHC」
    (4) パネルディスカッション
     モデレーター 市川とみ子・日本国際問題研究所所長
     パネリスト 南 博外務省広報外交担当大使兼内閣官房健康・医療戦略室次長
      清田明宏・国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長
      中山讓治・経団連企業行動・SDGs 委員長/第一三共常勤顧問
     コメンテーター 武見敬三・参議院議員/WHO・UHC 親善大使
      萱島信子・国際協力機構(JICA)理事
      フランク・オチェレ駐日ガーナ大使

公益財団法人 日本国際問題研究所 https://www.jiia.or.jp

The Japan Institute of International Affairs


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主な箇所  修正しました。




0:09
(司会)視聴者の皆様、本日は 日本国際問題研究所
0:14
国連広報センター及び外務省共済 日本経済団体連合会後援の公開ウェビナー
0:22
「ユニバーサルヘルスカバレッジの今日的意義:SDSGs の視点と国連の役割」にご参加いただきましてありがとうございます
0:33
私本日の司会進行を務めさせていただきます 国際問題研究所の所長のイチカワでございますよろしくお願い致します
0:41
本日の会議はズームを使用しております 日英の同時通訳でお聞きになることができます
0:48
本日大変多数の視聴者の方に参加を頂いておりますので 視聴者の方々から ご質問お寄せいただく場合には 音声ではなく
0:59
Q & A のファンクションを使った形でテキストでお寄せいただきますようお願い
1:04
いたします。ではまず開会にあたりまして主催者を代表いたしまして
1:10
日本国際問題研究所理事長 佐々江ケンイチロー からご挨拶を申し上げます
1:17
(佐々江)みなさんこんにちは 日本の皆保健制度が60周年を迎える今年
1:28
国際問題研究所が国連広報センター そして外務省と共催して日本経済団体連合会の後援を得まして
1:39
ウェビナー 「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの今日的意義:SDGsの視点と国連の役割」 という題で
1:48
このウェビナーを開催すできることを大変嬉しく存じております この会合の指にあたられました
1:56
関係者の努力に対し改めて感謝いたしたいと思います
2:02
日本は自国の経験にも続きまして 世界の保健健康システム強化をグローバルな課題として位置づけて国連を通じて
2:14
SDG にユニバーサル・ヘルス・カバレッジ UHC の達成を盛り込むことを指導いたしました。
2:21
援助の場でも日本はもとより国連機関もこの UHC を支援に生かしていることは皆さん
2:29
ご承知のとおりでございます この UHC が国際社会全体のアジェンダとなっていた過程は国連が持つ機能、そして
2:41
日本の取り組みが相乗効果を上げた 素晴らしいケースだという風に考えております
2:49
今日世界各国がコロナの
2:55
災害コロナのこの難しさに直面する中で人々の健康が脅かされ特に脆弱な立場の人々が
3:05
深刻な健康格差 に直面をしておりますこのような状況を受けまして
3:13
この UHC の 意義と人間の安全保障の理念の重要性が今日改めて注目されていると思うわけ
3:22
であります。 従いまして本日のウェビナーではこのユニバーサルヘルスカバレッジの今日的意義に
3:30
ついて SDG の視点、国連の役割、
3:35
日本の保健外交の取り組みなどの視点から議論します。この問題に長年先頭に立って
3:44
取り組んで来られた武見敬三 先生から 基調講演をいただけることは大変光栄に存じております
3:53
またモハメド国連副事務総長からのメッセージは国連が
3:59
SDG における UHC の意義と日本の役割を重視していること を示していると思います。日本政府、経済界
4:08
国際機関、援助の実務、そして途上国の視点を代表する方々により活発な議論が行われ
4:17
UHC と国連および日本の役割について有意義な意見交換が
4:24
行われそして我々にとっての共通の展望が示されることを心より期待する次第であり
4:31
ます。 私からは以上とさせていただきたいと思います。
4:37(司会)ありがとうございます 本日のウェビナーに際しまして国連から
4:44
アミーナ・J・モハメッド 副事務総長のメッセージを頂いております
4:49
この後メッセージをご覧いただきます。
(モハメッド )レディースジャントルマン(通訳)皆様、ユニバーサルヘルスカバレッジという
4:58
持続可能な開発目標(SDGs)に関係する重要な課題に触れてこうしてご挨拶できることを 嬉しく思います。
5:04
本イベントの共催者の皆さまに感謝いたします。 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)は これ以上ないほど悲劇的な形で
5:12
UHC の極めて重要な役割を浮き彫りにしました。また 各国による UHC と医療保障への投資の緊急性私たちに再認識させました。
5:21
さらにパンデミックによって私たちは相互につながっていること、そして保健分野での 全面的な多国間協力が必要であることも明らかになりました。
5:29
UHC とは すべての人々が自身の健康と福祉の確保のため
5:35
人生のすべての段階においてあらゆる質の高い保健サービスを 負担可能な費用で享受できることを意味します。
5:43
UHC は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に示されているとおり 私たちが2030年までに望む世界の実現に不可欠な要素です。
5:52
しかしCOVID-19以前から私たちは2030年までにSDGsを達成する軌道には
5:57
乗っていませんでした。保健サービスの混乱で今や課題は一層深刻化し 定期的な予防接種
6:03
生殖に関するサービス 母子保健 メンタルヘルス など
6:08
保健分野でよよく得られた進歩が後退しています。 UHC と医療保障は表裏一体です。
6:17
どちらもパンデミックなど将来の脅威を防ぎ 素早く対応できる強靭な保健システムの構築において不可欠です。
6:26
世界の指導者たちは 2019年の国連総会での政治宣言において UHC に取り組む誓いを強化しました。
6:34
同宣言は2023年までにさらに10億人が質の高い基本的な保健サービスを享受
6:39
できるよう求めています。 これこそ私たちが軌道に戻る努力の中で焦点を当てるべきことです。
6:46
本日のイベントと日本による世界的アドボカシー(advocacy 政策提言)は UHC とすべての持続可能な 開発目標の進展を加速させる助けとなるでしょう。
6:56
ありがとうございました。会の成功を祈り致します。」
7:02
(司会)モハメッド副事務総長ありがとうございました。 では
7:08
この UHC の国際化に長年先頭に立って取り組んで来られました
7:13
参議院議員の武見敬三先生、先生は WHO の UHC 親善大使でもいらっしゃい
7:19
ます。 武見先生から基調講演「日本の保健外交と UHC 」 と題した形で題した基調講演を
7:27
いただきたいと思います。武見先生どうぞよろしくお願い致します・
7:33
(武見)参議院議員の武見敬三でございます。 私は1990年代からこの我が国保健外交に関わる機会に恵まれました。
7:45
でその経験を踏まえて わが国にとっての保健外交とは一体何か
7:53
そしてへ このユニバーサルヘルスカバレッジというのはどのような経緯を経て
8:01
国際社会において共通の課題として SDGs 予算に組み込まれることになったのか
8:08
そしてこのコロナというものを通じてどのようにこれからの保健外交が展開していくのか
8:16
この点に関する私の所見を今日は述べさせていただこうと思っております。
8:24
はい。まずその保健外交の動機付けとして我が国でどのような
8:30
観点からこの保健外交への動機付けが形成されたかをふくめたいと思います
8:36
次お願いします。 まず1990年代からあ こうした保健医療に関わる国際社会の関心が確実に高まってまいりました
8:46
そしてこの結果としてこの 2000年 ミレミアムサミットにおいて採択された MDGs の中で8つの目的のうち4、
8:58
5、6、という3つがこの 健康に関わる問題となるようになったわけであります
9:04
それは 乳幼児の死亡率の引きさげや、あるいは
9:10
妊産婦の健康、エイズ、結核、マラリアといった感染症の撲滅といった課題であったわけで
9:17
あります。でこうしたああああ 観点から それまで inter national health と呼ばれていた
9:25
国際保健いう分野がグローバルヘルスという風に呼ばれ、より国境を越えた共通の課題と
9:33
して一体感を持って語られるようになる そうした時代に入っていくのが1990年代で
9:40
我が国もその例外ではございませんでした。 次お願いいたします。
9:45
でその中で90年代というのは我が国にとって一つの大きな転機でございまして
9:52
我が国の戦後の平和主義の中でいわゆる反戦平和論というのは戦争体験に基づく平和
10:00
主義であったわけでありますが、それが そして戦争世代というものが
10:05
徐々にいなくなることによって、 その モーメンタル も縮小していきました
10:11
その90年代改めて未来志向の我が国の平和主義をどのような形で再構築するかという
10:18
問題意識が持たれ、そこでユ UNDP(United Nations Development Programme  国連開発計画)が提唱した
10:23
人間の安全保障ヒューマンセキュリティいう観点がこの未来志向の平和主義の具体的な
10:30
展開に役立つという認識が広がり、わが国ではミレニアムサミットにおいて改めてこの人間の安全
10:37
保障の概念整理をすることを提言をして 緒方貞子(オガタ・サダコ)さんとアマルティア・セン(ケンブリッジ大学トリニティー・カレッジ学長(インド))さんを共同議長とする 人間の安全保障委員会 https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/g_kawaguchi/usa_02/hs_kaidan.html https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/bunya/security/ah_iinkai.html というのが
10:47
創設をされました。そこでこの恐怖からの自由、欠乏からの自由、そして尊厳の保持ということが大きなテーマ
10:59
となりそしてそこでは この人間の安全保障の目的として
11:05
いかにこの有意義な人生を多くの人々が達成することができるようにするか
11:12
そしてそのための選択肢をできるだけより多く 一人一人の人間が確保することができるようにするためにはどのような支援が必要か
11:24
そしてこの選択肢をできるだけ多くする上においても、もし健康を損ねてしまい
11:30
ますとあらゆる経済社会教育といったさまざまな選択肢が損なわれてしまう
11:37
したがって健康というのはあらゆる選択肢と関わることによってこの人間の安全保障に
11:43
とって中核的な課題であると言う そうした認識が我が国の中で着実に広がったのであります
11:51
これが動機づけの2つ目であります。で3つ目 次お願いいたします。
11:57
で、同時にこうした国際社会の共通課題にこれ取り組むときに国内においてはこの共通
12:04
課題についてかなり効果的にこうした課題を解決しているという経験を持っていること
12:11
はきわめて重要な動機づけの要素になります。幸い
12:16
我が国は この平均寿命においても戦後このグラフにあります通り
12:21
男女ともに急激に1970年代から 平均寿命が上昇し男女ともに世界の1位になる
12:30
いう最先端のグループに属するという状況になりました。 次お願いします
12:36
またワシントン大学の IHME (Institute for Health Metrics and Evaluatuion) と
12:42
いうところでこの健康寿命の測定をしておりますけれども 近年見ていますと男女ともにこの健康寿命についてはわが国は世界でダントツの1位だ
12:53
という状況が現実に評価される ようになっております。次お願いをいたします
13:00
そして先ほどから話題になっておりますように 我が国は1961年に国民皆保険性を制度を達成をし、ほぼ
13:09
ユニバーサルヘルスカバレージもその時点で達成しておりましたから 我が国にとってみればこうした保険制度
13:16
医療制度といったようなものが極めて早い時期に確立をし我が国の戦後の発展の大きな
13:24
柱になったという経験がございます。そしてそれらはただ単に健康を改善するだけでは
13:30
なくて 例えば社会保障における所得分配の7割以上がこうした医療保険制度
13:36
が担うということを通じて単に健康だけではなくて 中産階級社会を広げそして社会の安定に非常に大きく貢献するという経験を致しました
13:48
したがってこれらの国内における経験がこうした国際社会でも保険分野に取り組もうと
13:54
する動機づけの大きな基盤になったことであります。次お願いいたします。そしてこれらを
14:00
どのような舞台設定で外交的に展開したかと申しますと 我が国はいわゆる G8
14:08
G7そして G20 といった首脳国会議を舞台としてこうした保険外交の展開を
14:15
致しました 特に我が国がホスト国である時を上手に活用をし、そして戦略的にこれに取り組んだわけ
14:24
であります。次お願いいたします。 このような形で歴代サミットで
14:31
沖縄サミットであればこの沖縄感染症イニシアチブを通じてこのグローバル
14:39
ファンドの創設に大きく貢献を致しましたし そしてこの G8の洞爺湖サミットの時には保健のシステム強化アプローチという
14:49
ものを大きく提唱 をし、それまでの疾患別の取り組みと組み合わせてより幅の広い新たなグローバルヘルス
14:57
の政策立案が可能な大きな流れを作ることに貢献を致しました。
15:03
次お願いをいたします。
15:08
そして わが国の一つの大きな 保健外交の転機になったのがこの G8の北海道洞爺湖サミットであります。
15:17
で、この北海道洞爺湖サミットにおいては 疾患別の取り組みに加えて改めて保健のシステム強化が極めて重要であることを提唱
15:28
をし、特にその中でも保健の人材 保険の情報そして保健の財政というこの3つを重視した
15:38
そうした保健システム強化のアプローチの重要性をし、そしてそれがやはり
15:44
大きく国際社会の中に受け入れられるきっかけをつくった いうのが日本の保健外交の一つの大きな成果であったと思います。次お願いします。
15:55
そして 我が国はこうした保健のシステム強化というのは
16:00
じゃあ何を政策的な目的とするのかということを考えました。
16:06
でこの保険システム強化というものの目的というものは ユニバーサルヘルスカバレッジ 
16:11
であろう そしてこの ユニバーサルヘルスカバレージ は改めて策定される SDGs の中に
16:19
組み込むべきだろうというふうに我が国は考えるようになり 特に安倍総理が熱心にこれに取り組み
16:26
2013年の9月、2015年の9月 いずれも国連総会の前に
16:33
ジャパン・ソサイエティ において ユニバーサルヘルスカバレージ に時に関する そうしたセミナーを開催をし、そして我が国は
16:42
持続可能な開発のためのアジェンダとして この保険システム評価、特にユニバーサルヘルスカバレージ 
16:50
を実現する重要性を強調をし、国際社会の中でも多くの意見が集約をされて
16:58
そして次お願いをいたします。 この SDGs の中にこの ユニバーサルヘルスカバレージ が組み込まれ、そしてここで
17:07
すべての人々に対する財政リスクからの保護 質の高い基礎的な保健サービスへのアクセスおよび安全で効果的かつ質の高い
17:16
高く安価な必須医薬品のワクチンへのアクセスを含む  ユニバーサルヘルスカバレージ を達成するという文言が組み込まれることになりまして
17:26
次お願いします
17:31
そしてその2015年の国連総会で SDGs が採択された後 最初のG 7の
17:41
サミットというのがわが国がホスト国として 開催をしたG 7の伊勢志摩サミットであったわけでした。しかも2014年から
17:50
15年にかけてというのは 西アフリカでエボラ出血熱が アウトブレイクした時期でもあり、このことも踏まえてわが国は伊勢志摩フレームという
18:01
3つの柱からなる 政策提言を行いました。次お願いします。 その第一はこのエボラ出血熱の経験を踏まえてこの危機管理のためのシステム構築という
18:14
ものを第一に挙げたわけであります そして第二にこのエボラ出血熱の経験の結果
18:22
エボラだけではなくて同時に 回避できるその死亡としてマラリアの死亡者数が実際にはエボラの死亡者数をしのいで
18:32
しまったというような経験をいたしまして、 実際にそのレジリエントな(対応力のある)ヘルスシステムがいかに重要かという共通認識が生まれて
18:40
おりました。 そしてそのレジリエントな(柔軟な対応性の)ヘルスシステムというものはまさに
18:45
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ を達成するプロセスそのものである 。しかもこの危機管理の中におけるプリペアドネス(preparedness 心構え)やプリベンション(prevention 予防)というのはいずれも
18:56
この ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ を達成するプロセスの一部として 位置付けられるものであるという考え方
19:03
そしてさらに多剤耐性菌に対する対応の強化を含めて3本柱でこのフレームを
19:09
提言をし、そしてこの危機管理とい UHC とのかかわりというものについて
19:16
その総合可能、総合性というものを明確にしたわけであります。次お願いします。そして
19:22
その上でわが国は それではこうした危機管理との相互補完性というものに加えてですね
19:32
このユニバーサルヘルスカバレージを目標とした上で何を最初のプライオリティとして
19:38
取り組むべきかという観点から改めてこの UHC のファイナンス
19:45
その 財政という問題に焦点を当てることになります。 そこで実際にこの国連の中で12月に
19:55
UHCデーが設定をされてそして、さらに2019年にこの UHC のハイレベルパネルが国連総会で開催される
20:05
ことが決まっておりましたので、この17年の12月に 我が国は政府主催でこういうUHCフォーラムというものを開催をしてそしてここで
20:16
改めて 保健財政を中心としたプライオリティ・セッティング(優先順位の設定)に関わる大きな役割をにないます。
20:23
そしてこの会議の重要性を 理解した当時のグテーレス事務総長が事務総長就任後初の日本が訪問というのをこの
20:33
フォーラムのためにするということでもその国際社会における
20:39
重要性認識がかかったということはご理解頂けると思います。 この写真にもあります通りテドロスWHO事務局長から
20:47
ジム・キム世銀総裁アンソニー・レイク ユニセフ事務局長
20:52
あるいはセス・バークレーGAVI アライアンス事務局長ら そうそうたる方々が一同
20:59
に会してこのフォーラムで そして新しい優先順位の設定に関わる設定に関わる議論をしたわけであります。で、かつまた、こうしたこの
21:07
大きな舞台設定をする時の我が国の保健外交の特色はその前に総理はあるいは財務大臣といった
21:14
人たちに ランセットという医学雑誌でそのテーマに関わる
21:20
その論文を発表していただきなおかつ政府から1週間ほど前に
21:25
この保健分野における わが国の財政的なコミットメント(commitment 言質 げんち、責任、約束)を明らかにしていただいて
21:32
そして実際にアクションでも我が国がやる気があることを示し こうしたフォーラムの策定をすることによってその効果を倍増させたというのがわが国
21:42
の保健外交のいわば 成果であったと思います。次お願いします。そしてへこの UHC のファイナンスについ
21:50
ては財務省も非常に熱心に取り組みました。 世界銀行 IMF と連携をしてその2018年の春季の会合において
22:01
公式イベントとして WHO及び世界銀行と日本政府が共催でなんと UHC の財務大臣会合というのをやったんです。 
22:11
でこれによってですね この各国の財務相が こうした UHC に関わる多くの関心を
22:18
持つようになります これによってわが国は確実にこうしたUHC
22:25
のファイナンスを優先順位として確立をし特に国内の自国の財源というものをより
22:32
多くその確保
することによって外国の財源に依存しないでこうした
22:39
UHC の持続可能なファイナンスの仕組みを確立するべきだという意見をこの
22:45
中で定着させたわけであります。次お願いいたします。 そして、この G20 のサミット(首脳会議)が開かれた時にこの大阪における会合で、次
22:58
お願いをいたします。 我が国が改めてこの UHC の持続今可能なファイナンスのスキームを構築することの
23:06
重要性をこの共同宣言の中で採択せしめ、 次お願いします。なおかつ G20 の歴史上初めてホスト国としてこの保健大臣と
23:19
財務大臣の合同会議というのを発足をさせます。 でこの中でここにあります国内資金を主な財源とした保健財政制度を設計することそして
23:31
国内資金を補完する形での国外資金の活用といった ファイナンスの仕組みに関わる基本的な原則
23:38
いったものを共通認識としてもたしむる そして役割をわが国はにないます。次お願いします。
23:45
でそして この UHC のハイレベルパネルがその実際に国連総会で開かれる時にはこうした日本の
23:53
役割がもう幅広く理解をされ、安倍総理はこの UHC のチャンピオンとして国際社会の
23:59
中で、就中(なかんづく)国連の中で評価されるようになっておりました。 当時私は WHO の UHC にかかわる親善大使に任命をされていたものでありますから
24:11
このUN(国連)ハイレベル会合のセミナーにおきましては午前中には加藤
24:18
厚労大臣が日本の経験からの UHC の重要性をステートメント(声明)の中で
24:24
明らかにしそしてマルチセクター(複数部門)の外交の促進に関わるセッションで私がこうした健康
24:32
への投資という観点からのマルチセクターの加速化的連携の必要性を述べ
24:39
そして最後にこの安倍総理がそのコンプリーティング・リマークス(総論)の中で
24:44
日本の経験から踏まえた健康や社会の格差を是正する その仕組みとしての UHC の大切さを強調されたわけであります。次お願いし
24:54
ます。 これが圧の中での私の提言の場面であります。次お願いします。
25:00
でこの安倍総理のこのコンクルーディング・リマークス(総論)というのはこの会場の中でも特に
25:06
関心が高かったわけであります 忙しくて最後の場面のこのセッションにだけ安倍総理がきたわけでありますけれども
25:13
極めて印象的であったのはこのセッションの中で多少ざわついていた状況というのは安倍総理が入って来
25:22
られた時に一斉にその関心が安倍総理に集まって
25:27
そして安倍総理の発言ということ時にはみんなが黙りこくって真剣にこの安倍総理の
25:33
発言を聞くという そういう状況が現実に形成されるようになっておりました。次お願いします。
25:40
で、何故このような体制を我が国が促進することができたかといえばそれはその体制が うまく構築されたからであります。
25:47
次お願いします。でこれはわが国の中にはグローバルヘルスと人間の安全保障運営委員会
25:54
というのが官民連携のプラットフォームとしてできておりますけれどもそのきっかけは 2008年の
26:00
自衛との洞爺湖サミットでその議題設定のために設置された官民連携のタスクフォース(組織)
26:07
が実際に今日のプラットフォームとして多くの関係各所
26:13
そして民間そして医療界との連携というものをより確実なものとし
26:19
そしてその中から さらに具体的にアジア健康構想であるとかアジア医薬品医療機器規制調和推進タスク
26:26
フォースであるとかあるいは保険健康 ODA に関わる大きな政策提言をする
26:31
そういった タスクフォースが設置されて政府に提言するようになります。次お願いします。
26:42
この大きな特色はこの官民連携の機能を持つということは特に官邸における健康医療
26:51
戦略室との連携、さらには自由民主党における政務調査会国際保健戦略特別委員会と連携をし、政府と連携
27:00
するだけではなくて 党の中の自由民主党の政策として正式に採択されるように個々のタスクフォースで実際に
27:10
採択された案件というのはそのままこの国際保健戦略特別委員会でも採択をされて
27:17
そして政調審議会を通じて 自民党の政策となるという一つの政策決定のプロセスがデザイン(企図)されているというところに実は
27:27
この全体の仕組みの中の大きな特徴がございます。次お願いいたします。
27:33
そして年に4回ほどこの会合が開かれてプラットフォームがその意見交換の重要な場と
27:40
なるとともに実際にこうした具体的な課題についてのタスクフォースが運用されるよう
27:45
になっているわけであります。さぞかし日本の国内でしっかりとしたスポンサーがいるんだろうなと思いになる方も
27:52
多いかと思いますけれども実は主たる活動の資金源は ビル&メリンダゲイツファウンデーションでございまして、私としてはもう少し日本政府にも協力して
28:03
もらってもいいぐらいの仕事はしてるんじゃないかなと思うんですが現実はこういう状況 であります。次お願いします。そして最後にこのコロナ禍によってですね
28:13
新たにミドルパワーの外交空間の形成されてきたことについて言及をしておきたいと思い ます。次お願いします。
28:20
実際にこのトランプ政権のもとで G7というのは分裂をしてそして
28:27
この WHO の改革についても。次お願いいたします。 アメリカの提言とそのヨーロッパの独仏を中心とした
28:35
EU の提言と2つに分裂するという格好になってしまいました。 その中で、次お願いします。
28:43
この国際保健分野において3つのアプローチ(方法)が浮上するようになりました。
28:50
その第一はガバナンス・アプローチ(戦略方法)でありましてそのいかに国際社会のガバナンス(戦略)を強化
28:56
してこの状況下に対応するかというアプローチが第一であります。そ
29:03
して第二にはあ 今度はこのガバナンス・アプローチというものに加えまして
29:11
実際に今度は学際的なアプローチといった新しい
29:17
政策分野を組み合わせたそしてアプローチも形成されるようになってきたわけであり
29:23
ます。でこの 中で独立パネルというのも WHO の改革の中ででき
それから
29:32
WHO の中にこの危機管理のためのモニタリングの委員会やあるいは
29:39
IHR という国際保健規則の検証委員会だとか様々な
29:45
こうした改革のための仕組みが出来上がり今こんにちその頭身を作る最初段階にありまして
29:52
この5月に WHO の総会でこれらが発表されることになります。
29:58
次お願いします。 またこのガバナンスに関しては極めてユニークな形でこうした国際機関や
30:07
あるいはシビル・ソサエティ(市民社会)の大きなプレイヤーが連携をしてこれに国も参加をする形
30:14
で アクト・アクセラレーター(実行支援組織)というものができてその大きなネットワークの中で診断や治療ワクチン
30:21
保健システムといったものが 4つの柱として形成をされる
30:27
次お願いします。その中でも特にこのワクチンというものが国際社会の共通関心になった
30:34
ことによって今まではこうしたガバナンスというのがいずれも途上国の人々を対象にして
30:40
考えられていたものが先進国でも必要とされるものであるという観点から真に
30:46
グローバル なものとなり、それに対応する新しいがなバンスの仕組みが必要となり
30:52
こうした CEPI (感染症流行対策イノベーション連合 Coalition for Epidemic Preparedness Innovations)GAVIワクチンと予防接種のための世界同盟Global Alliance for Vaccines and Immunization)が連携をいたしまして この新しいガバナンス(戦略)としてこのコバックス・ファシリティーズ(コバックス・ワクチン推進組織)というものができました。

COVAX is the vaccines pillar of the Access to COVID-19 Tools (ACT) Accelerator 
COVAX は、Access to COVID-19 Tools (ACT) Accelerator のワクチンの柱です

COVAX

31:02
これらのプロセスの中ではいわゆるアメリカや中国といったような超大国ではなくて
31:07
中小国がいずれも重要な役割を担ってこうした新しいガバナンスのストラクチャーを
31:12
作るという状況が展開を致します。わが国もこのコバックスファシリティーズの創設には最初から深く関わったわけであり
31:20
ますけれども、こうした時代状況の中で いわゆるミドルパワーと言われるような国々が実は重要な役割をあらたにに果たし得る
31:30
外交空間が保健外交の中には出現し始めていると言っても過言ではないと思います。次お
31:35
願いします。そしてもう一つの新たなアプローチというものが法律家的アプローチでございまして
31:42
これは特にドイツフランス EU を中心としてこうした
31:47
国際保健規則といったようなものに、より強制措置を作ることの必要性を求め
31:54
でそれによってこのタバコ枠組み条約と同じような形でこうしたパンデミックに対応
32:01
する あらたな国際条約を締結する必要性を提唱するようになってきております。
32:08
でいずれこうした法律家的アプローチ(戦略)というものがより重要な役割を担ってくる可能性は
32:13
極めて高いだろうと私は思います。次お願いいたします。そして最後が学際的アプローチでございまして
32:22
このコロナ禍というのはいずれも長期化することによってただ単に
32:27
その感染の制御をすればいいだけではありません。 それは経済や社会文化スポーツ活動といったようなものをいかに継続をさせながら
32:37
感染制御をするかということがその長期化の中で政策として求められるようになります。
32:43
それはいずれも感染症 経済学であるとか 今までは考えられなかった自然科学と社会科学との連携も必要とされ、そして特に
32:54
そうした保健医療の分野と経済との間の新たな関係を政策的に再統合していく必要性が
33:01
認められるようになります。そこで昨年の11月 WHO は過去の
33:07
The Council on the Economics of Health for All というそういう新た な経済の諮問会議を設けてそこでこうし5問題に取り組むようになってまいりました。
33:18
以上私の報告であります。 で実際にこの5月には
33:26
この関係者が 中で G20 がイタリがホスト国で実際に
33:32
執り行われますけれども EU と共催でこのグローバルヘルスフォーラムというのを開催する予定でありまして
33:40
いずれも EU 諸国はこうした G20 の場をも活用しながら 極めて積極的に
33:46
コロナ禍(この中?)で新たなルールメーカーとしての役割を果たそうとして非常に大きくその展開を
33:53
しているというふうに思います。
残念ながら我が国はこの状況下において国内でも実はすったころんだやっとるもんであり
34:01。
ますから なかなか保健外交としてこうした危機管理の新たなルール化に提言をするゆとりなく昨今ちょっとプレゼンスが低くなってきておりますけれども
34:11
改めてこのユニバーサルヘルスカバレッジという局面からこの危機管理と組み合わせた
34:18
我が国の保健外交をもう一度戦略的に再構築していくことが今こんにち求められていると
34:24
いうふうに思います。そし でその中で極めてヘルスセキュリティだけではなくて長期化することによってこうした
34:32
経済社会文化スポーツとの新たな共存が求められるようになってまいりますと大変
34:38
幅広い意味での学際的なアプローチというものが求められるようになり
34:44
その結果として改めてこのヘルスセキュリティを超えるより広い
34:50
政策概念の枠組みとしてこの人間の安全保障という考え方についてもこれを再構築して
34:58
いこうという動きが UNDP(United Nations Development Programme 国連開発計画)、 日本外務省 の間にも出てきております
35:03
そうした 中で保健分野というものがその中核的役割を果たすことはほぼ間違いございません。
35:10
ぜひ本日のこのセミナーでもこうした保険外交のあり方 そして国連という組織をどのようにわが国が国際社会のために活用することができるか
35:21
御議論をしていただけることを期待 しているところであります。以上であります。」
35:28
(司会・市川)武見先生、あの日本のこの保険外交そしてユニバーサルヘルスカバレッジのグローバル化
35:35
そしてさらには最近のコロナ を受けました新たなガバナンスの脇に至るまで大変包括的な
35:4かた、3
基調講演いただきまして誠に有難うございます 武見先生の基調講演に続きまして日本政府 外務省
35:51
それから国連の支援実施機関の現場で活躍をされている日本人職員のかた、
35:57
そして経済界という三つの視点からこの後 お三方のパネリストにそれぞれ冒頭の発言を
36:04
いただきたいと思います 。まず 外務省から南ひろし広報外交担当大使兼
36:11
内閣官房健康医療戦略室次長にお願いしております。 南大使どうぞよろしくお願い致します。
36:19
南)外務省の南でございます今日はこのような席にご招待いただきどうもありがとうござい
36:25
ます あのまず私の方から申し上げたいのはわが国の国際保健外交ということではあったの
36:31
ですけれどもこれは人間の安全保障を始められた 武見先生がすでにを知られていることです
36:39
のであえてあのここはを繰り返しません。でむしろ私が中心に申し上げたいのは国連の場
36:47
でまぁ UHC がどのようになってきてよりで日本がどのように考えてきたかということを
36:53
中心に申し上げたいと思います 私自身は SDGs の交渉に2012年から2015年の間
37:02
参画しておりました その際に UHC を osd SDGs の中に入れるべく努力いたしまして
37:10
その結果が現在のターゲット3.8 になっております
37:15
しかしながら交渉過程においては2014年当時 以前として疾患別の垂直的な手法に対する支持が強く
37:25
USC の考え方に対する認知度は残念ながら低かったと言わざるをえません
37:31
UHC を支持する国というのは日本以外では フランス と タイ ぐらいしか なく このためですね8番目のターゲット ボール3の8番目のターゲットとしてようやく
37:42
入ったというの私の実感でございまして この点若干残念に思っております SDGs の採択を日本は国連と協力し
37:52
UHC の概念を推進してきました。 具体的には国連総会の場を使って安倍総理から発信し、また医学専門雑誌
38:01
ランセットへの寄稿文を 配布するなど認知度を上げる努力を行ってきております。
38:07
また2017年には日本グテーレス国連事務総長の参加のもとで先ほど武見先生が
38:14
言われた 通り UHC フォーラム2017を開催しております。
38:20
30カ国以上の政府高官や国際機関の代表 専門家が東京に集まり各国における UHC への推進に向けた議論を行っております
38:31
2019年の9月には国連総会 UHC ハイレベル会合が開催されておりまして
38:38
包括的な政治宣言が採択されております。この会合においては日本の主導のもとに設立された国際的な協力枠組みである UHC 2030
38:49
それから我が国が中心となって設立した70カ国によって構成される UHCフレンズグループ
38:58
というのが極めて強い推進力になっております。このフレンズグループは特にあの非常
39:05
に効果的なものでございまして 日本はこの UHC ハイレベル会合の
39:11
準備プロセスに置いて議長ではありませんでした。しかしながらこのフレンズグループの議長であったがためにこの政治宣言の取りまとめ
39:21
がおいてですね 大変に貢献することができたと自負しております
39:27
で各国は UHC の推進達成に向けてこの会合において強いコミットメントを示し
39:35
2023年に再びハイレベル会合を開催するということに合意しております
39:42
現在、国連のあり方については種々議論があると思います。 安保理を中心とした平和と安全の保障の分野においては国連は十分に機能していないと
39:54
言われることが多くあると思います 具体的には10年も続くシリアの内戦であるとかイエメン、
40:01
ミャンマーの問題に 十分が解決策を提示することができないとこれは
40:07
常任理帰国5か国の間の対立が原因であると思います しかしながら経済開発
40:13
の分野においては やり方テーマによっては国連は十分に機能できることを示しており
40:19
ます SDGsが具体的にそうです SDGsを発案したのはコロンビア
40:26
いってみれば中小国でございます それが国際的な潮流になって国連の場で主流化された
40:34
ということです この武見先生が先ほどと言われた通り ミドルパワーの外交空間となりつつあるというのは私は全く
40:42
同感でございましてこの国際保健分野もですね このミドルパワーが十分に力を発揮できるということだと思います
40:51
私自身は日本がミドルパワーであるというのはやや躊躇を覚えるのですけれども
40:57
しかし超大国ではないという意味ではそうであると思います 
41:02
UHC の問題にせよ 国際保健分野においてはですね
41:08
同じような考えを持っている国を募って国連の場においてですね
41:13
問題を主流化していくということが十分にできると思います 
41:19
現在新型コロナ感染症の世界的な拡大は国際法権分野の重要性を依然として示して
41:26
おります  短期的な問題のみならず長期的な問題の対処のためには IHC の重要性が改めて認識
41:33
されていると思います 2020年昨年9月の国総会の一般討論演説において菅(スガ)総理は我が国がUHC達成
41:44
を目指しつつ3点、3つの点においてコロナ対策を推進する考えを明らかにされています
41:51
第一に治療薬ワクチン診断の開発と 公平なアクセスを含むげんかの感染症
41:58
危機の克服 第二に将来の危険後期型の備えをしする保健医療システムの強化
42:08
第三により幅広い分野における健康安全保障のための環境整備の3点です
42:15
また10月には茂木(もてぎ)外務大臣が UHC フレンズブループの閣僚級会合を
42:21
タイとジョージアと共催で主催しております。 UHC の達成に向けたわが国のリーダーシップを示しているところです
42:31
現在ポストコロナの国際保健ガバナンスが議論されております  内閣官房におきましては4月1日にグローバルヘルスの司令塔として新型コロナも踏まえ
42:43
た戦略を策定すべく新たなチームが発足し私もその一員となりました
42:49
今後とも WHO を含む国連機関と協力しつつ世界の人々の人の健康に貢献して参り
42:58
たいと思います どうぞご支援とご協力をよろしく御お願いいたします 私からは以上でございますありがとうございました。
43:08
(司会)南大使ありがとうございます南大使外務省からは国連外交とその優越し特にその国連
43:17
会議体としての国連の場を通じてどのようにユニバーサルヘルスカバレッジが
43:22
グローバル化したいして言ったかというあのプロセスについてもお話をいただきました
43:27
続きまして 今度は国連の支援の現場でこのユニバーサルヘルスカバレッジをいわば日々実施して
43:35
いらっしゃる 立場にある方からお話を伺います。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長の
43:43
清田明宏(セイタ アキヒロ)様に登壇お願いしております。 セイタ様 あの本当に現地からありがとうございますどうぞよろしくお願い致します宜しくお願い
43:53
します聞こえますか 入っておりますありがとうございますぅ武見先生ご無沙汰しております(??も)ありがとうございます。
44:00
ありがとうございます コロナ禍の UHC と SDG という現場からの報告と提言をさせていただきます。
44:07
コロナ禍で世界は本当に変わりました 私が仕事をする国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)
44:14
ウンルワ と言いますけれども現場もそうです ワクチンの接種あまり進まず、社会経済状況の悪化が続いています。今日は
44:21
難民支援の現場からの報告を踏まえて SDGs それから UHC に対する提言を述べ させていただきます。我々 ウンルワ UNRWA 
44:29
ヨルダンレバノンシリア そして パレスチナのガザヨルダン川西岸の5つの地域 にいる 570万人
44:35
パレスチナ難民の支援と保護をしております。 主要なサービスは700ある学校での教育そして私が参加する141 あるクリニック
44:44
での包括的プライマリーヘルスケア そして社会保障とソーシャルサービスの提供です
44:50
1948年から続く(画面スライド、そこで結構です)1948年から続く
44:57
パレスチナ難民問題、現在も解決の兆しはなく ウンルワ UNRWA の存在と活動の意義には重要です
45:04
ただ支援の継続には膨大な資金が必要で慢性的な資金不足に悩まされています
45:10
その中で継続して支援してくださった日本政府に本当に皆感謝しております ありがとうございます。
45:16
それから最近支援を再開したアメリカ、大きなニュースです 。しかしコロナ禍が パレスチナ難民やその受け入れ国の状況を大きく変えました。次お願いします
45:26
(スライド次はない。そうですね)これ、あの、日々のあの患者さんの数なんです 発見患者さんの 数を全体で見たとそれから我々活用している5つの地域で見てるところなんですけれど
45:36
現在受け入れ国は英国変異株を主体とする第三波に見舞われています
45:41
例えば新規感染者数はガザでは4月7日に1900人。これは日本と比較すると
45:46
ですね率で17倍、日本でいうと1日6万人がの患者さんが発生したことになります
45:52
で累積の患者数はレバノンで約50万人。これも日本と比較すると18倍
45:57
日本で言えば900万人の患者さんが発生したことになります。ものすごい感染です。次
46:03
お願いします ウンルワ UNRWA は全機関を挙げ 対コロナ対策に取り込み
46:09
蔓延当初から受け入れ国政府と綿密に連携し難民の感染発見診断治療を続けてきました
46:15
我々141あるクリニックではとりあえず制度を導入し 疑い患者さんは PCR 検査ができる政府系の機関に送りそこで治療支援をして
46:24
もらっています。 ワクチン接種も受け入れ国政府と協力し パレスチナ難民すべてがワクチン接種を受けるように彼らの国家接種計画を作って頂き
46:33
ました。 自国民と難民を分け隔てなく接種するヨルダン、パレスチナ、レバノン、シリア政府に私は本当に
46:40
深く 感謝します。我々のクリニックも接種計画に参加し ヨルダンやガザでは
46:45
ワクチンの接種を行っています。この対象も難民であり非難民もあり両方です。次お願いします。
46:52
しかし 受け入れ国政府の医療提供体制の逼迫が本当に深刻です
46:58
ICU やその他の病床の不足、PCR キットの不足が報告されています。そして影響は社会
47:04
的弱者であるパレスチナ難民でより深刻で、レバノンでは日本政府の援助などを受け、難民の PCR 検査や
47:11
入院の治療を直接支援しています。 そうしないと彼らはその検査や入院を受けられませんので。
47:16
しかし逼迫が続いています。そして ワクチン接種の遅れが本当に深刻です。受け入れ国政府は世界的な調達機関である先ほど
47:26
武見先生がも申し上げられた コバックス あるいは自国による直接の調達で接種を開始しました。ヨルダンはその中で一番早く
47:34
1月13日から接種しているのですが 現在の接種率は人口の約5.5%のみです。
47:40
レバノンは4%、パレスチナは2.8%です 。世界的なワクチンの不平等・不公平さがワクチン接種を妨げています。
47:51
劣悪なコロナ禍は社会経済に大きな影響を及ぼしています 。パレスチナ難民はもともと以前から社会的弱者であり
47:58
失業による収入の低下、家庭内の問題による女性や子供に対する家庭内暴力とその例は
48:05
枚挙にいとまがありません 。これある難民が我々に訴えたのですが コロナで死ぬか
48:11
貧困で死ぬかどっかへ逃げるかしか私にはもう選択がない、と嘆いていました それに対する答えは我々にありません 我々もキャッシュアシスタント等の遅延を続けてい
48:20
ますが ニーズに追いつけないのが現状です  コロナ禍はこのようにパレスチナ難民の状況大幅に変えました
48:28
ワクチン接種が遅れ 医療体制提供のひっ迫が続き  社会経済体制がさらに悪化していますこれは社会全体の危機だけではなくその対策の
48:38
基軸である UHC や SDGs の危機でもあります。 そのことを踏まえて4つの提言をさせていただき
48:44
ます 次お願いします 。一つは UHC を本当の意味のユニバーサにすることです
48:50
この試金石が私はワクチンだと思っております。 ワクチン接種はユニバーサルにすれば UHC はアニバーサリーなります。非常に狭い
48:57
分野でありますが非常に大事だと思っています 。コバックスは国際社会が作成した計画的な画期的な組織です。コバックス支援を続け
49:05
ワクチンの現在が87%が中高所得国で使用されるという現状を改善すること
49:11
がまず第一です。 ただ正直に申し上げましてコバックスの今年の目標である
49:16
人口の最低2割の接種、これは非常に低いと思います。 コバックスへの支援をさらなる支援をするとともに
49:23
コバックスを超えた緊急の支援も必要ではないでしょうか 。次にこの会議の主題である UHC と SDGs のさらなる融合です
49:32
パレスチナ難民の最大の健康問題は貧困であり不衛生であり不平等である平和の欠如です
49:38
これはまさしく SDGs です。武見先生もおっしゃってましたがこれらの問題は包括 的に対処しない限り本当の UHC はないとの認識を強化することが大事です。日本発
49:48
の技術はその意味では非常に大事だと思います。例えば 簡易式トイレ 私は非常に好きで です 次お願いします
49:56
そしてこのような日本初の画期的な技術の促進が大事です。UNRWA は今 デジタル transformation (変換)を進めています。その中核の一つが日本の
50:04
援助で進めている電子カルテと母子手帳や糖尿病手帳のスマホアプリです。 この左の写真はその母子手帳のアプリと実際の母子手帳を持ってる難民の女性のかた
50:14
です 母子手帳アプリは特に以前から命のパスポートとしてパレスチナ難民の間で評価が非常に
50:20
高く、それをアプリ化した際にコロナで受診が非常にこんなとき、あるいはその時に我々が
50:26
健康メッセージを送る あるいは母親の受診予定を確認すると非常に効果的なアプリとなりました。
50:32
支援をしてくださった日本政府 JACA  に深く感謝します。 次は最後は、コロナ禍でのプライマリー・ヘルスケア継続体制の確立です。我々は140余ものクリニックがあり、
50:42
そこで9万人の妊婦と30万人の糖尿病高血圧患者のケアをしてます。これをどうやって
50:48
やるか この非常に大事な UHC と思います。 クリックの患者を防ぎながらいかにケアを続けていくか、かなり本当に多いです。
50:54
スマホアプリに加えて テレメディシンも導入しました。ガザでは簡易抗原検査も導入しました
51:01
しかし家庭、そして家庭制度も導入しています。 我々の感覚としてはワクチン接種が続いてもコロナは無くなりません
51:09
UHC チームの中核であるプライマリ・ヘルスケアをコロナの中でどうやって続けていくか ぜひ考えて行きたいと思います。日本の先進技術支援もお願いします。次お願いします
51:20
すべての人を包括し、誰も置き去りにしない SDGs そのバリューは不変でありコロナ禍でさらに重要となっています。今回本当に
51:28
機会をいただきありがとうございました。 最後にちょっとガザですね日本のあの東北大震災が起こったのに毎年ガザの子どもたち
51:35
は日本の支援とそれから日本に対する感謝で凧あげております。今年 もありました。それが TBSで報道されましたね。その YouTube もそこにリンクしており
51:44
ます本当に今日はありがとうございました。以上です。」
51:50
(司会)清田局長、日々大変な中で今まさにコロナ禍に直面しているという状況の中で
51:57
UN 国連の現場における UHC ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの 意義、そして取り組みそしてご提言をいただきましてありがとうございました。
52:05
続きまして経済界の視点につきましてご発表いただきたいと思います 。経団連の
52:10
企業行動 SDGs 委員長そして第一三共の常勤顧問でいらっしゃる
52:16
中山讓治 様にお願いしております。中山様どうぞよろしくお願い致します。
52:22
(中山)中山でございますが聞こえますでしょうか (よく聞こえておりますよろしくお願い致します )
52:29
本日は企業を代表してディスカッションに参加させていただきます  日本企業による有益し実現への取り組みをいくつか紹介した上で 日本政府や国連機関が
52:41
果たしている重要なは役割について触れたいと思います  次のスライドお願いします
52:49
はい経団連のホームページに掲載されている アフリカにおけるSDGsゴール3
52:56
に向けた経団連傘下企業の活動からピックアップさせていただきました。
53:03
健康関連企業だけではなくて 電気通信化学建設のような多様な業種からアプローチしていますが それぞれがまあ医療医薬品支援 
53:13
社会保障システム 安全安心の生活 ??支援といったさまざまな分野での活動となります
53:20
それではユニバーサル・へルス・カバレッジの実現に向けて 具体的な活動をご紹介します
53:30
まずは住友化学研究開発いたしました
53:37
防虫剤処理済みの蚊帳(かや)オリセット はマラリア原虫を媒介する蚊を寄せ付けない蚊帳で
53:44
繰り返し洗濯しても効果が3年以上持続する特殊な工夫を施したものでございます
53:51
アフリカにおけるマラリア撲滅に大きく貢献しています  現在は技術移転によって現地に
53:57
工場を建てて製造継続しており健康だけでなく雇用創出などによる経済波及効果も大きく
54:05
もたらした好事例だと考えています 。 しかし、このオリセットもすぐにアフリカで普及したわけではございません
54:12
同社の開発者が根気よく国連機関 WHO に 食い込み その結果 WHO の認証を受けて普及につながり
54:21
さらには WHO の力を得て技術移転により 現地工場による製造供給が可能となり
54:28
ます 企業みずからの得意な分野へ利益?開発をして有用な製品を生み出すことが
54:35
UHC の実現への後継?の第一歩ですが必要とする人々の手元にその製品を届けること
54:42
すなわち デリパリーが極めて重要になると考えています。流通網が整っていない開発途上国に
54:49
おいては は一企業がデリバリーまで担うことは決して容易ではなく オリセットのように WHO をはじめとする国連機関
54:58
公的機関の支援が必要とされています  次にもう一つ具体的な事例をご説明します
55:06
発展途上国の中には地面に穴を掘っただけのトイレなとで排泄するため感染症の危険に
55:12
さらされている人々が20億人おり 命を落とす5歳未満の子供たちは一日に700人以上いると言われています。ビッグ
55:22
LIXIL が開発した簡易トイレ「SATO」は少量の水で汚染を洗浄することができ汚物に含まれる感染症を引き起こす虫の媒介を低減します。
55:32
また現地メーカーよる生産とすることで数ドルで購入することができ、さらに現地の
55:38
企業・個人が生産から販売設置メンテナンスまで行うことで衛生市場を持続的に創出し、
55:46
雇用にも貢献しています。現在、アフリカ、インド、東南アジア地域など世界38カ国で
55:54
380万台以上が出荷されております。 しかし、ビッグスリーのケースも普及に当たって現地の衛生意識や慣習が課題となって
56:06
おり JICA やユニセフとの協働で衛生への啓発活動などを実施しています
56:13
やはりこの点でもユニバーサルヘルスカバレッジを一企業が一朝一夕に実現する
56:19
ことは困難で、 国連などの様々な支援が望まれる状況でございます。
56:28
最後にもう一つ事例をご紹介したいと思います 私は製薬企業出身なもんですからこの事例はいつもよく使わせていただいておりますが
56:38
北里大学の大村智先生がだってされた イベルメクチンでございます。熱帯地域特有のオンコセルカ症という感染症に
56:48
イベルメクチンが顕著が効果を発揮することが判明しWHO がアフリカ西海岸で行ってい
56:55
た オンコセルカ症撲滅作戦において1988年からアフリカで使用されました。その結果
57:03
アフリカにおいて14年間で4000万人が感染症を
57:08
回避でき、60万人が失明を免れました。
57:13
この薬によって健康がもたらされた結果 耕作放棄地が減少し年間1700万人分の食料生産につながりました。
57:24
一つの新薬が病を治し 労働生産性を高め貧困や飢餓の改善さらには経済成長までつつながった
57:34
事例でございます。個々の製薬企業が自ら得意な分野で まぁ医薬品を創設するわけです
57:40
けれども  まあ途上国へのデリバリーにおいてはやはり WHO はじめとする国連や公的機関の役割が極めて重要だと認識しています。
57:52
このような新薬を誕生させるためにまあ製薬業界はさまざまな取り組みを行っています
58:00
けれどもその一つで企業を越えた取り組みでございます。 発展途上国の感染症を撲滅に取り組む
58:08
Global Health Innovative Technology Fund 略して GHIT(ジーヒット)と呼ばれている ファンドがございます。 GHIT は発展途上国感染症撲滅のために投資を
58:18
行う グローバルな非営利組織で、製薬会社、医療機器会社と日本政府、
58:25
ビル&メリンダゲイツ財団、ウエルカム財団、および、国際連合開発計画が参加する日本
58:32
発の国際的な官民パートナーシップによるファンドでございます。
58:38
途上国におけるマラリア、結核、かえりみられない熱帯病に対する治療薬ワクチン
58:46
診断薬の製品開発に必要な資金を投資するだけではなくて、参加している製薬企業は自ら
58:54
が持つ化合物ライブラリーや開発の ノウハウを提供して途上国支援に経験を持つ財団の助言も得ながら進めているユニーク
59:05
な性格の財団でございます。現在270億円の資金を投じて約100件のプロジェクトを進めておりますがその中に
59:14
は製品化目標のももございます。 しかしながらGHIT ファンド自身は研究開発支援を目的とするファンドであって、製品化直接
59:25
の候補物資を実際途上発展国にデリバリーするための方法は別途検討して
59:32
いく必要があります。 現在、国連開発計画等の協力を得て現地におけるデリバリー手段
59:38
を検討している状況でございます。最後に第一三共の事例をご紹介いたします
59:45
第一三共は JICA とのパートナーシップによってベトナムにワクチン製造技術を
59:50
移転しました。現在では現地ワクチン公社が製造し2018年から子どもたちへの定期接種を開始してい
59:58
ます。 接種回数1年間で5万人に接種され東南アジアで蔓延していた麻疹風疹の予防に貢献し
1:00:05
ました。 さらにこの技術移転によってベトナムは東南アジアで初めてワクチンの製造拠点を得る
1:00:11
ことができました。 将来、東南アジアのワクチン製造の核となることも期待されております。以上
1:00:18
ご紹介いたしましたような事例で 共通しているのが特にデリバリーが重要であってこれは企業が
1:00:27
まあなかなか手が届かない領域ではございます。WHO をはじめとする国連公的機関とのパートナーシップへの期待は極めて大きい
1:00:36
ものでございます。 私からの発表は以上でございます。ありがとうございました」
1:00:43
(司会)中谷さま、ありがとうございます。日本の経済界。企業の皆様の具体的な取り組みそして
1:00:49
その中で国連機関あるいは公的機関との連携がどのように役立っているかということに
1:00:55
ついて大変具体的にお話しいただきましてありがとうございました。 続きましてコメンテーターの方々からご発言をいただきそのコメントを踏まえまして
1:01:05
さらにパネリストの方々を交えてディスカッションをしていただきたいと思います
1:01:10
コメンテーターお三方お願いいたしております。まず先ほども基調講演をいただきました が
1:01:16
武見先生からコメントをお願いいたします。 その後へお二方続けてコメントをお願いする予定でございますまず武見先生お願い
1:01:24
いたします
(武見)あのいずれもこの 保健外交そして UHC を実現する時のその現場からの極めて貴重な
1:01:35
ご発言をいただきました。 この UNRWA (アンルワ)におけるその UHC というのはとくにそのプライマリーヘルス
1:01:44
ケアーの医療の提供体制をいかに持続可能な形にするか
1:01:50
そのためにやはりどのように グローバルな視点からの支援が必要であるのか
1:01:58
これらが語られました。そしてワクチンについて特に愛施主率が低いという状況が指摘さ
1:02:06
れました 。で実は我が国は先進国でありますがまだワクチンの接種率がヨルダンよりも低いんだ
1:02:13
こともよく分かりましたけれども  実際にこうしたあの途上国でも先進国でも共に同時に必要とするというこうした
1:02:25
極めて重要な ワクチンいったようなものが出現をしたわけでありますから
1:02:32
このワクチンといったようなものはやはり国際社会におけるその公共資本であるという
1:02:39
ふうに考えてそしてこの国際的な その パブリック・キャピタルズ であるという観点からどのようにこうしたさっきGHIT との
1:02:52
ご説明もありましたけれども 具体的に市場のメカニズムではない形でこうした
1:02:59
開発の支援やさらにはその公平な配分の仕組みをつくるかというのはさらにこれからの
1:03:07
保健外交を考えるときの重要な課題であると いうことがわかったように思います
1:03:15
そしてこの中で 常にこの製薬企業の今日は中山さんも来ておられますから
1:03:23
この製薬企業の果たす役割というのはきわめて大きいわけでありますけれども
1:03:29
この製薬企業が多いに市場のメカニズムというものとは異なるところで
1:03:38
どのの色な形で実際にこうした グローバルなパブリック・キャピタルズといったようなものをしっかりと開発し配分
1:03:48
するときにその重要な役割を担っていただけるのか、この市場のメカニズムでは対応
1:03:54
できないという判断は一体誰が下し そしてまたどのような形で政府
1:04:02
と民間が連携をしてこうした開発が進むのか
1:04:07
さらに精緻な議論によってこうした 政官学そしてへ
1:04:15
シビル society というものが緊密に連携を取り合って新しい
1:04:21
をしたガバナンスの仕組みを作ることが まさに直近の課題として
1:04:27
認識をできたのではないかという受け取りを私は させていただきました。その他にもたっくさんの問題提起がございました
1:04:36
ありますけれどもとりあえずのコメントとしては以上といたします。」
1:04:43
(司会)武見先生ありがとうございました。まさにあの今日の課題であるコロナの現状を
1:04:50
踏まえた グローバルの視点グローバルな体制をどのように作っていくのかという大変重要なご指摘
1:04:56
をいただきました。 続きましてさらにお二方からコメントをお願いしております
1:05:02
まず国際協力機構 JICA の理事の萱島信子さまからはまさにそうした日本の援助の
1:05:09
現場での経験を生かした形でコメントをお願いできればと思います。
1:05:14
萱島様どうぞよろしくお願い致します・
萱島)ありがとうございます JICA の萱島と申します。あの本日はたいへん貴重なお話を
1:05:23
たくさん聞かせていただきましてありがとうございます 。私から.コメントというのはあの不遜ではいかと心配になるんですけれども
1:05:31
あの少し JICA での取り組みをご紹介させて頂きつつ私からのコメントを最後に残させて
1:05:37
いただきたいと思います 。あの大変国際的な世界の中でのグローバル・ヘルス・カバレッジの取り組みをあの日本
1:05:45
政府 が中心になってあのリードしてきたというところはあの武見先生それから外務省の方から
1:05:51
のご説明があったところでございます。 そのようななかであの JICA は二国間国際協力の実施機関でございますので
1:05:58
??ヘルス・カバレッジに保険分野の協力の柱として掲げてまいりました
1:06:04
すべての人が十分な質の保健医療サービスを経済的な困難なく享受できること
1:06:10
これはの人間の安全保障の観点からも基本的人権の観点からも重要だというふうに JICA は考えておりましてユニバーサル・ヘルス・カバレッジ実現の
1:06:18
ためにまずは第一に、十分な質の保健サービスが提供されること。これは実は JICA が昔からやってきたことでござい
1:06:25
ますが、これに加えて二つ目として ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの考え方のもとで経済的リスクからの保護
1:06:33
ですとか公平性の確保ということにも近年非常にあの 積極的に取り組んでるところでございます。
1:06:40
そうした中で2020年初めから昨年からコビッドが世界中に広がり、という未曽有
1:06:48
の事態が発生しております。先進国と途上国の両方のユニバーサル・ヘルス・カバレッジを根底から
1:06:54
揺るがしております。 強靭で信頼のおける保健システムの存在が人々の暮らしや社会の安定にいかに重要
1:07:02
なものであるかというの多くの人々が実感しております。 JICA は長年日本政府のもと
1:07:10
で途上国の保健医療分野の協力を行ってきておりますけれど、そうしたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ
1:07:16
に貢献するような取り組みが今回のコロナに対しても効果を発揮したというふうに
1:07:22
感じております。 例えばベトナムでは過去の感染症の協力の経験を生かして書道対応に大変
1:07:29
成功いたしましたし ガーナや本日はガーナ大使からもお話を後でいただきますけれどもガーナや
1:07:36
ケニヤでは日本の協力、日本も協力してまいりました。 中核的な研究施設がそれぞれ国の中で ピーク時には国内の
1:07:48
コロナ感染症の検査の過半数以上を担う、さらには???での
1:07:53
??を行う、ようなことで地域にも大きく貢献したような例もござい
1:07:59
ます。JICA が中心になって 途上国を支援してきた、日本が支援してきた
1:08:08
途上国のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ構築のための協力が、今回のコロナ禍においてもそれなりの効果を生んだというふうに感じているところでございます。
1:08:14
??から昨年の秋からJICA はこのコロナに対応するために JICA 世界保健イニシアティブと
1:08:22
いうものを始めております。 だれも健康も取り残さないというの
1:08:28
を掲げて政府が指導してきたユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成をめざして治療と警戒と予防の強化、
1:08:37
この3本の柱で、いま JICA の協力を再構築して強化しているところでございます。
1:08:44
一つ目の柱が感染症の診断、 治療体制の強化です。パンデミックの下で人々の命を救うことがまず重要という
1:08:53
ことで病院の整備、人材の育成 、重症化を防ぐためのケース・マネージメントの強化
1:09:00
集中治療の強化もしくはそのための支援というのが一つ目の柱です。 二つ目は関係者の研究、早期警戒の強化で即警戒体制の強化でございます
1:09:12
日本はすでに途上国において感染症の研究や検査機関の??を行ってまいりました。
1:09:20
そういうところを進んでさらに強化し???する。検査体制の地域的な???を図る。各国の水際対策の強化を支援する、
1:09:32
といったような協力などをすすめてます。 3つ目が感染症予防の強化や健康危機対応の主流化ということでまずは今重要になっている
1:09:43
ワクチンの普及、日本政府がいま大変ワクチンの途上国への支援に
1:09:50
乗り出しておりますので JICA はそのもとで 様々なツールを使って努力をしていきたいと考えております。さらには中長期的
1:10:00
には保健分野のみならず 水や衛生や都市計画、教育、栄養
1:10:05
といったような保健以外の分野の支援も非常に重要だと考えておりますので、こういったことも
1:10:12
併せてやっているところでございます。  本日 武見先生それから3人のパネリスト方々の
1:10:20
ご発表を拝聴いたしまして それにむけてのコメントということで
1:10:28
ふたつ話させていただきます。まず、ひとつめとして ユニバーサル・ヘルス・カバレッジが保健分野のみ
1:10:36
ならず人々の暮らし全般や社会経済の発展にとっていかに重要であるかということを
1:10:41
明らかにしたというふうに感じております。 さらにこのほか途上国のに先進国にも大きな被害をもたらして
1:10:50
UHC が途上国と先進国も共に取り組むべき SDGs の課題であることを改めて実感させる結果となったというふうに思います。
1:10:59
このようにユニバーサル・ヘルス・カバレッジが途上国と先進国が協調して取り組むべき課題で
1:11:04
あり、また国境を越えるパンデミックとの??な最適な連携が必須であるにもかかわらず
1:11:11
一方で自国中心主義に見られるような国家間の分断、もしくは このパンデミックに
1:11:17
伴う物理的な人々の移動を制限するような分断が進んでいるのも実際でございます。
1:11:24
一方で、ワクチンの公平な分配や接種の促進を含め
1:11:32
国連を中心とした、もしくは WHOといったような国際機関を中心とした、それから日本を含む各国も含めたの一層の連携、
1:11:42
さらには本日、中山顧問からもご提言が
1:11:48
ありましたように民間機関と公的な機関との連携
1:11:53
さらには 清田局長 からも言及がありましたように 現地レベルでの連携というのは非常に重要だというように思います。
1:12:03
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ は国際的なムーブメントとして大変
1:12:08
高いレベルで 様々な方がリードして国際的な動きになっておりますけれどもそれらはフィールド
1:12:15
でもやはり連携が重要ということであろうとに思います。連携で??に
1:12:21
もしくは各国間が連携しながら横のユニバーサル・ヘルス・カバレッジを統一的に支援していくか
1:12:29
ということが重要であろうかと思います。二つ目のポイントは保険主流化の重要性でございます。コロナ禍の終息にはユニバーサル・ヘルス・カバレッジ
1:12:40
が求める標準の保健システムの構築や経済的保護の確保といったような
1:12:46
保健分野での取り組みにとどまらず、上下水道、 憲法教育 の普及、手洗いといったような人々の行動へんいといったような従来の健康保険分野
1:12:56
を超えた取り組みが必要であるように思います。 これはあの武見先生もご発表の最後に触れられたところでございますけれども健康で安心
1:13:05
な暮らしをとり戻すためには様々な分野での健康危機対応の主流化が必要であり、
1:13:11
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジは、より広い ??として人間の安全保障の中核に据えつつ
1:13:18
再定義していくことが重要ではないかと思う次第です。 私からのあのコメントは以上でございます。よろしくお願いします。ありがとうございました。」
1:13:26
(司会)萱島理事どうもありがとうございました。 続きまして途上国の側の視点として駐日ガーナ大使で
1:13:35
いらっしゃいます フランク・オチェレ 様にコメントをお願いしております。
1:13:41
アンバサダー 聞こえますか
1:13:46
御発言をお願いします。
(通訳)フランク・オチェレガーナ大使からのコメントをいただきます。どうぞ
1:13:55
オチェレ)(通訳)ありがとうございます 。こんばんは ガーナー大使館からご挨拶申し上げます
1:14:03
まず 日本国際問題研究所、国連広報センター
1:14:11
日本の外務省に対しまして この重要な
1:14:17
UHC に関するウェビナーを主催してくださったことを感謝いたします。
1:14:22
私もいくつかコメントを申し上げたいと思います。 ガーナ政府は
1:14:28
日本政府 の UHC に対するその誓い取り組みというのを感謝しております。
1:14:35
そのおかげで UHC というのが国際的な国際社会におけるアジェンダー一つとなった
1:14:41
ことは 高く評価されるべきです。日本は今年、皆保険制度60周年を迎えられたわけですが
1:14:50
日本国政府におきましては UHC を 持続可能な開発目標の一つに含めるとその中に含めるということを
1:14:59
取り組んだということを感謝したいと思います。 ガーナとしてもすべての人に健康をという運動の中で
1:15:07
70年代後半に プライマリー・ヘルス・ケアの戦略を導入しました。そして90年代には地域保健
1:15:15
システムを導入しました 2003年には NHIS と呼ばれる国民健康保険制度が生まれ
1:15:24
これによって 基本的なヘルスケアサービスをすべてのガーナ国民に対して公平なアクセスとそして
1:15:33
予算面での カバレッジ、カバーするということを 実現しました。コミュニティベースの保健・健康プランニングサービスというのが作られ
1:15:44
そしてコミュニティベースの保険サービスを提供することになりました。
1:15:49
そして日本とガーナの関わりというのは野口英世博士にさかのぼります 。有名な日本の研究者科学者でありました。
1:15:57
そして その経過として情報や技術専門知識
1:16:03
そしてへ知識の移転といったような交流につながりました。 野口医学研究所が、ガーナ大学に設置されていますが
1:16:14
この名前は野口英世博士からとったものであり 今これがセンターオブエクセレンス としてアフリカ大陸で医療研究では知られています。
1:16:26
JICA の協力支援を得て 野口研究所は ガーナの
1:16:32
コロナに対する取り組みでも重要な役割を果たしてきました。 我が国および
1:16:39
他の きしょう?地域の7カ国における検査の80%近くを行っています。
1:16:46
日本国政府からまた日本国民から この UHC の推進のために提供されている支援を感謝いたします。
1:16:55
またさらに テルモ、シスメックス、味の素といったような企業にもお礼を申し上げたいと思います。
1:17:03
誘致事業をガーナで推進していく上でのガーナ政府に対して協力をしてくださっています。
1:17:09
UHC を実現するためにガーナ政府としては 様々な ステイク・ホールダー と協力して活動を展開しています。
1:17:17
ガーナ、日本そしてユニセフは戦略的な提携関係を結びこれによって74万人の
1:17:28
母子、母親と子どもたちはガーナ80の地区において 様々なメリットを享受できるようになり
1:17:34
ました 。そして 育児の改善ということも母子手帳を通じて行われています。
1:17:42
ガーナーは、また味の素とも協力をして 子どもたちの栄養を改善しようとしています。
1:17:48
そのために ココ+(プラス)という栄養補助剤も使われています。さらに日本国政府におきましては
1:17:55
アフリカ保険 Well-Being Initiative これを2019年の??7で実現
1:18:01
いたしました。 ガーナは この中で優先的な国の一つとして選ばれました。
1:18:08
これは素晴らしいことであり 素晴らしい取り組みであると考えます
1:18:13
そしてこのような 提携 パートナーシップ関係が続いていることを感謝いたします
1:18:19
最後に申し上げたいのはぜひ日本や先週国がこれからも協力して
1:18:29
SDG の中にあるい UHC の目標を達成することができるように
1:18:34
途上国を支援していただければと思います。このような機会をいただきまたコメントを 申し上げることができありがとうございました。」
1:18:41
大使、どうもありがとうございました。」
1:18:50
(司会)向上に役立っているか、特にそこには日本政府のみならず日本企業との関係それから
1:18:57
ユニセフをはじめとする国連、国連の機関との関係がどのように連携して役立っている
1:19:02
かと言う大変良い例をコメントとしていただきました。 残りの時間が大変限られておりますが
1:19:09
パネリスト お三方の中で先ほどの武見先生のコメントそしてまた
1:19:16
萱島理事、オチュレ大使、それぞれからのお話に お答えするような形でまたは何か
1:19:24
他のパネリストの方からのご発表に対応する形で追加のご発言のご希望がありましたら
1:19:31
あの画面で手を上げて頂ければと思います。 はい
1:19:36
中山様どうぞよろしくお願い致します。
(中山) はい、ありがとうございます聞こえ末でしょうか
1:19:43
(司会)はい聞こえております
(中山)あの先ほど武見先生からまあ特に製薬企業の役割
1:19:49
市場メカニズムと異なる体制が必要じゃないかっていうようなお話でございました
1:19:55
まさに今 製薬業界も悩んでるところでございまして  特に感染症については
1:20:02
産官学の連携、あるいは政府がある方針を持つことは極めて重要だと思っています
1:20:13
感染症の場合には突然流行る場合もありますけれども突然発生して収束してしまう
1:20:18
場合もあります コロナの場合は長期間発生していますので企業が開発をし生産体制を作り上げる
1:20:28
そして実際に各国に配布するというところまでいきます。しかし状況によればすぐに収束
1:20:35
してしまうと全ての投資が無駄になるというところでございます。したがいまして
1:20:40
民間企業の企業原理だけでは投資と回収のサイクルはまわりません。だから
1:20:47
産官学 特に官と まあ国家と民間企業が協力して技術を磨いていく必要があろうかと思います。
1:20:55
今回のウイルスの場合は特に、従来の 感染症の場合はよく鶏卵、鳥の卵で増やしてたんだけども
1:21:05
今回は最新技術のワクチン、核酸ワクチン系が他の感染症のために5年から10年ぐらい前から開発されたものを転用
1:21:16
することが可能になります。 したがいまして今回技術水準はだいぶ上がってますので
1:21:22
今後新たな感染症についてワクチンとしてはかなり大きな選択肢が???に入った
1:21:29
というふうにまあ 地球全体として考えられると思いますが 、今後どのような形の感染症が来るのかあるいはもうすでに言われている薬剤耐性菌これ
1:21:40
は先進国でもかなり大きな問題になってますがこれらに対する治療薬ワクチンを開発
1:21:45
するには民間企業の経済原理だけではできない状況でありますので
1:21:51
まあ各国政府のご支援と理解が必要だしまた感染症は人間がこれだけ移動しだしますと
1:21:58
一国の問題ではもはやございませんのでぜひ世界の、政府との
1:22:04
まあ民間企業とのコラボレーションによって克服することが必要になっていくと思い ます以上です。」
1:22:11
(司会)中山様ありがとうございます。清田様それから南大使からも手が挙がっております。
1:22:17
それぞれ恐縮ですが時間が限られますので 国連の支援の現場からの視点、そしてまた日本外務省と国連との関係などそれぞれ
1:22:26
コメントいただければと思います。まず清田局長お願いいたします。
(清田)ありがとう、聞こえますか? 武見先生本当にありがとうございます。
1:22:32
実は、あの質問のところでですね、ケネディさん?から 「UHCの達成に関する新型コロナウイルスのパンデミックによる脅威についての議論に非常に有益な洞察」 (very insight for discussion on the threat of forth by the COVID pandemic on the attainment of UHC) とあるのが、すみません、英語で簡単に述べさせていただきます。I thnik, Mr.Kennedy (?), you are totally right, and then I…
1:22:50
(通訳)まったくおっしゃる通りだと思います。この英語ででてきた質問ですが、前線で働いている中でコロナというのはすべてです
1:22:57
その保健サービスだけではなく社会や経済をも今形作っている特に弱者が大きな影響を
1:23:04
受けています 特に コロナに対するアプローチとして持続的な取り組みというのがいま重要だと思います
1:23:14
もちろんワクチンも出てきましたがこれがどれだけ効果があるのか、来年はどうかということ は分かっていません。ですから私たちとしては
1:23:22
いかにコロナのさらなる影響を避けるかというような取り組みアジェンダを考えなければ
1:23:28
いけません。 2つ考えられますひとつは コロナ以前、私たちの働いているところではそれほど恵まれた場所ではなのでいろんな
1:23:36
問題がありました。コロナ以前においても決して平和な 地域ではなかったでも中東です。で、ラマダンの時期において特にイスラム教の人たち、というのは、・・・にも
1:23:48
感謝をしたいと思います。 
(司会)現場からの声ありがとうございます。
では南大使、特に日本の国連外交などを踏まえたコメントと思いますが、お願いいたします。
(南)はい、どうも ありがとうございます。まずあの、中山様、武見先生 などいろんなかたがおっしゃっておられましたが、
1:24:07
産官学のパートナーシップが大事だと全く同感であります。これはあの国際的にもですね
1:24:15
グローバルファンドであるとか、セピ CEPI (感染症流行対策イノベーション連合: Coalition for Epidemic Preparedness Innovations)であるとか、GAVI アライアンス であるとか要するに従来の国際機関とは全く違う
1:24:23
私のパートナーシップが出てきているのが現状だと思います。ですからそのために
1:24:29
日本政府というか日本国内のほうでもそれに対応した
1:24:35
パートナーシップを作って行かなければいけないのだというふうに感じております 。それからあと第2点として申し上げたいのが
1:24:42
SDGs の中で交渉過程でよく言われたことは再度アプローチを辞めようと、要するに、
1:24:49
たこつぼ的な発想を排除しようと 。でまぁこの保健あの UHC の話
1:24:55
ていうのはきわめて幅が広い、保険だけの話ではなくて経済社会文化
1:25:01
それをトータルに考えていかなければいけないという意味ではまったくあの 再アプローチではない、たこつぼ的発想ではないと思います。
1:25:10
ですが SDGs は全部でゴールが17ございまして 他のゴールとの整合性なり他のゴールにどういう風な影響を与えるのかというのを考え
1:25:19
ながら UHC あるいは国際保健というものを考えていかなければいけないと思います。
1:25:25
ありがとうございました。」
(司会)はいありがとうございます実はフロワーと言いますかあの視聴者の皆様からも色々ご
1:25:33
質問頂いておるのですが大変申し訳ないのですけれどもあの時間がですね非常にあの
1:25:40
限られておりまして 視聴者の皆様からの ご質問に個別にお答えする事があのできない状況でございます
1:25:48
ただあの視聴者の皆様からのご質問もあの日本の UHCにつきまして日本があの
1:25:54
子のようなですね 皆保険がどのようにUHC に貢献したのかそしてそのこれをどのように図って達成
1:26:01
していくのかといったようなご質問も含めまして大変この UHC の成立の過程それから今後の進展そして特に国連
1:26:11
の場においてそれは会議体としての国例もそうですし 今 清田局長が努力していらっしゃるような支援の現場としての国連の役割
1:26:20
そしてまた日本の援助機関日本 の民間企業そしてその支援を受けている側、そしてまた地域の健康に貢献して
1:26:31
いるガーナのような大変すばらしい取り組みをしていらっしゃる 途上国の皆様こうした方々とのさらなる連携の強化が重要だということはあの本日の
1:26:41
参加者の皆様のお話から お分かり頂けた のではないかと思います大変恐縮ながら
1:26:47
フロアからの質問に個別にお答えできず申し訳ございませんが本日 こうした形コロナの中でまさにオンラインというコロナの影響を大きく受けた
1:26:56
形の開催ではございましたが各界の第一線の方々にお話を頂き 武見先生に本当に最後
1:27:04
まではあの同席いただきまして大変貴重なコメントもいただきまして大変有益なセミナーになったのではないかと思います
1:27:11
あの国際問題研究所といたしましては 本ウェビナーを国連広報センター外務省と
1:27:17
共催しそして経団連のご後援をいただきまして開催する機会を得た事を大変光栄に思い
1:27:23
ますと共に今回のあの ウェビナーで同席した 方々の間でもまた新たなネットワークをぜひ構築していただきまして今後とも日本政府
1:27:33
日本の民間企業そして国連 そして様々な支援を受ける側であり地域で貢献をしている途上国の皆様の協力の強化に
1:27:42
つなげていただけましたら そしてそうした中で世界的に保健外交が強化され各国の健康が強化されそしてコロナ禍の
1:27:52
の後の世界に向かったより良い世界ができることを大変期待いたしまして今回の
1:27:59
ウェビナーを 終わらせて頂ければと思います本日 武見先生どうもありがとうございました
1:28:05
パネリストおよびコメンテーターの皆様方どうもありがとうございましたそして何より 視聴者の皆様どうもありがとうございました。








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