週刊イスラボニータ産駒2022/8/8~8/14

今週はイスラ産駒としてはオープン以上で2勝目となる勝利を名前で注目されていたミカッテヨンデイイ号がフェニックス賞で挙げるという快挙を成し遂げてくれました。小倉滞在の効果でしょうか。
また、地方ではエヴォラが自己条件に戻って楽勝した他、モンローテソーロ2着、ユメミルボニータ2着、イスデボニュウタ3着などまずまずの結果となりました。
一方、3歳の勝ち上がり待機組は地方交流戦を含めても勝ち上がりはなく、ロッホローモンドは優先出走権を獲得できなかったため苦しい立場に追い込まれました。ミキネスは4着であと1回ばかりのチャンスでしょうか。そしてタイニープライドは1番人気の牙城を崩すことができずに2着まで。ここで2着になれる能力があるなら芝の3歳未勝利なら上位ですが…。なんとか中央に残れないものでしょうか。
来週は前走2着からヤマニンサルバムが小倉に転戦して宮崎特別に出走する予定です。小倉も2週間休ませたとはいえ大分外差し馬場になってきましたが、完全に外差し馬場になっていた福島最終週を2着に凌いだヤマニンサルバムなら上位でしょう。
フェニックス賞を勝ったミカッテヨンデイイは小倉2歳S予定とのこと。小倉2歳S週にもなれば芝は荒れに荒れて外差しがさらに決まるでしょうし、今からもうその先まで含めて楽しみですね。

8/8

浦和6R特選3歳一ダ1500 ベローナフレイバー:6着

ベローナフレイバーは初浦和遠征。今回はその影響もあってかテンションが高く、ゲートでも暴れていてヨレて立ち遅れる結果に。この馬は先行できなかった場合テンでダメなのに、それが後方ポツンの位置取りでなんとかなる訳がなかった。結果、直線に入っても後方侭となり、大きく遅れた1頭を除くと実質ビリの6着入線だった。

盛岡6R3歳C1二組ダ1400 オンザロード:8着
中央未勝利戦ではなかなか大物感のあったオンザロードだが、それも残念ながら過去の話になってしまったようだ。オンザロードは去勢&移籍2戦目、スタートはよかったが進んで行かず後方2番手を追走。直線に入っても全く見せ場がなく、最後は流して8着惨敗だった。去勢の影響で走る気がなくなったのか、それともダートが余程あっていないのかは分からないが、これではちょっとどころではなく厳しいと言わざるを得ない。

8/9

浦和2Rランチタイムチャレンジ3歳五ダ1400 モンローテソーロ:2着
中央新馬で1走だけして3着に入り、その後長期の休みを挟んで浦和に移籍したモンローテソーロは移籍初戦。南関のこのクラスはかなり相手が楽なので勝ちたいところだったが、流石に10ヶ月ぶりとはいえ+23㎏はちょっと太め残りだったようだ。大外8番に入ってしまったが、行きっぷりよく一気にハナに立つとそのまま逃げの手。一時は2馬身ほど離す場面もあったが、そこまでの楽逃げは許してもらえず、流石に突っつかれた。直線に入ると外のモリデンベルとの一騎打ちとなったが、最後の追い比べで1馬身交わされて2着。若干悔しい結果となった。行きっぷりを考えると船橋1200などの方がもしかすると合っているかもしれない。

盛岡9RJRA交流競走エメラルド賞3歳芝1700 タイニープライド:2着
タイニープライドは残念ながら勝ち上がりを逃してしまった。タイニープライドは出ムチをくれていつものように逃げの手に打って出るとなんとか馬の方も応えてハナへ。道中やや物見をする仕草も見せていたが、直線入り口まではなんとか先頭を保っていた。しかし、2番手にいたフローレンスハニーが直線で斤量50㎏ということもあり余力十分で突き放していき結局タイニープライドは5馬身差の2着となった。騎手が逆なら逆だったかもしれない……。

8/10

特になし

8/11

浦和8R甲武信ヶ岳特別C1三ダ1400 シェヴロンケリー:11着
シェヴロンケリーは前走の若手起用は失敗だったということで森泰斗騎手に戻っての1戦。11番枠最後の枠入りとなり、準備が整わないうちにスタートしてしまい、スタートで少し躓いてしまった。このクラスならもっとスタートが下手な馬がいるので中団からとなったが、中団後ろ目から中団前目に上がっていく場面もあったものの、内に入らせてもらえず終始外々を回る展開に。直線も大外を回して前を追おうとしたが、全く伸びず後ろから何頭かに差されて11着ブービーで惨敗となった。

門別4R2歳未勝利ダ1500 イスデボニュウタ:3着
前走距離延長が上手くいったイスデボニュウタは今回も中距離1500m戦。相変わらず二の足がつかず後方からとなったが今回は1500戦なので大丈夫。残り800mあたりで中団まで上がってくると残り600m標識辺りでロングスパートをかけ、最後の直線では上がり切れなかったものの上がり2位の脚を見せて3着に入着。初の馬券圏内にまで食い込んだ。位置取りがまだまだ課題だが、この内容なら2歳のうちに初勝利は挙げられそう。

8/12

笠松11R郡上おどり特別3歳1ダ1400 ユメミルボニータ:2着
前走悔しい3着となったユメミルボニータは同世代戦に戻り、堂々の1番人気に支持された。スタートで少し内にヨレてしまったが、無事3番手に先行したものの、8枠故にかなり外を回らされてしまった。内で逃げていたラパンドネージュが潰れ、直線は2番手にいたユーセイブラッキーを追いかける展開になったが、斤量3㎏差もあってかユーセイブラッキーの手ごたえが良く、後ろから追い込んできたカナデソニックから2着を守るのが精いっぱいだった。枠が逆なら…といった感じだが、次の1組戦ではなんとか巻き返して勝利を飾りたいところ。流石に岐阜金賞は距離が長すぎるだろう……。

8/13

小倉5R2歳新馬芝1200 フレッチャネーラ:10着
フレッチャネーラは「体力がついていない、前向きさにも欠ける」と弱気のコメントだったが、確かに前向きさに欠けるスタートでダッシュが付かず後方から。それでもなんとか馬群には追い付く気力を見せ、後方4番手あたりを追走。直線は内に入れて一つでも着順を上げようといった感じだったが脚色が前と同じになってしまい10着までだった。コメントの割には頑張ったという感じだがまだまだだろう。

小倉9Rフェニックス賞(OP)芝1200 ミカッテヨンデイイ:1着
前々走前走と見せ場のある競馬をしていたミカッテヨンデイイが特別の舞台で一仕事やってみせた。これまで同様今村騎手を背にした出走だが、特別戦なので斤量は4㎏増。スタートはよかったがスピードが中々乗らず中団まで一旦下がったもののコーナーまでに盛り返して外目の3番手を先行。普通の馬ならば先行すると脚色は鈍ってしまうものだが、ミカッテヨンデイイは先行してもこれまで同様、あるいはそれ以上の豪脚を披露し直線で前2頭を交わし切って2歳コースレコードに0.2秒差、翌日の古馬1勝クラスよりも速いタイムで2馬身半差の圧勝を見せた。ミカッテヨンデイイは旋回癖があり、騎乗供覧でもさほどのタイムではなかったために千葉セリで912万円と比較的安値で取引された馬であるが、いきなりオープン勝ちを挙げ購入金額を一瞬でペイして見せた。次走は小倉2歳Sとのことで、同じ走りができれば勝ちまで見込めそうだ。

札幌12R3歳以上1勝クラス芝1200 スマイルアップ:12着
スマイルアップは前走伸びが案外だったこともあり連闘での出走。5番手あたりに付けて先団を見る形になり、外に居ては苦しいということで少しずつ内に入れて直線に入ったが、内で見事な前壁となってしまい、殆ど追うことができずに12着に惨敗した。とはいえ、脚色もそれほどよくなく、洋芝はあまり合っていないのかもしれない。

小倉12R3歳以上1勝クラス芝1800 アールチャレンジ:8着
前走追い込んで3着となったアールチャレンジだが、流石にこの戦法は不安定で今回は不発だった。今回は前走ほどの出遅れとはならず、後方4番手あたりに馬なりでつけて速い流れとなることをお祈りしていたが、残念ながらスローペース。直線に入って上がり2位の末脚は繰り出していたものの前が止まらず8着となった。とはいえもし捲っていたとしても勝ち馬マテンロウエールはちょっと格が違う感じ。ここは力を貯めて次走に賭けるのが正解だろう。

佐賀12Rサガヅメ~たたかう!馬券女子~3歳-10組ダ1400 アオヒメ:10着
前走中央では完走できず、ある意味衝撃的なデビューとなったアオヒメ。こんな馬でもサラオクでは買っていただける馬主さんがいらっしゃるようで、佐賀の3歳最下級クラスに入った。この短期間でソエの療養をしていたこともあって30㎏以上体重を増やしての出走で、スタートはよく5番手あたりまでつけられた……のは1コーナーまで。1コーナーを過ぎると追走力がなく進んでいるのにどんどん後退していき、3コーナーを過ぎるころには最後方2番手にまで下がっていた。これでは全く話にならず、同じく話にならないシゲルクジラとのシンガリ争いこそ制したものの9着馬に大差を付けられての10着惨敗だった。

8/14

札幌1R2歳未勝利芝1200 パクパクデスワ:5着
前走は逸走してしまい、調教再審査を合格して戻ってきたパクパクデスワ。中々好気配でパドック推奨にも挙げられる程だった。前走のような後方待機にもなることなく、ちゃんと馬群の前の方に付くことができ、少し中団まで下げたものの直線入り口では前走のような醜態を晒すことはなくシャープに曲がりきり、中ほどの集団の先頭に。先頭集団には全く及ばなかったものの後ろから追い込んできたビービータンバムはハナ差抑えて5着と立派に掲示板入りした。前走逸走の馬とは思えない走りだった。

新潟3R2歳未勝利芝1200 クリイロ:16着
            クリントンテソーロ:5着
クリイロは調教がよくなかったため15番人気とかなり人気を落とし、クリントンテソーロも前走大敗のために12番人気と二桁人気だった。クリイロは前前と意識し押して先行策を取ろうとしたが、外枠もあって行き切れず外目を回らされる結果に。コーナーを周る度に外に膨れて通過順をどんどん落としていき、直線でも勢いがなくブービー16着に終わった。一方クリントンテソーロは前走同様の内枠だったが、今回はやや立ち遅れて中団からの競馬。ただ、却って先行するよりはこちらの方がよかったようで直線外目を回すとジリジリと脚を伸ばし、先頭集団には5馬身ほど及ばないものの5着と掲示板入りを果たした。この馬は前走負けすぎだったので先行策が合っていなかったのだろうか。

札幌4R3歳未勝利芝1500 ロータスペトル:7着
ロータスペトルはこれが最後のチャンス。スタートはよかったが、インで控える形を取る。しかし流石に最後方まで下がるのは控えすぎ。そして直線に入るとインで渋滞しかけたところをぎりぎり捌いたもののそれ以上脚を伸ばすことができず7着入線で終戦した。

小倉4R3歳未勝利芝1200 プリティプリティー:18着
            ミキネス:4着
            ロッホローモンド:6着
イスラ産駒3頭出しだったが、プリティプリティーは出遅れ逸走最後方追走最後方侭で正直お話にならないシンガリ負けでフィニッシュ。勝負になった2頭のうちロッホローモンドは17番枠の不利のため行き切れず下げざるを得ず、直線外目から脚を伸ばしたものの外枠の限界があり上がり切れずに6着となってしまい優先出走権を逃して中央に残るのは厳しい状況となった。ミキネスの方は内の中団から追走し直線入り口で先頭を窺ったが、勝ち馬メイショウソラフネにはかなり離されてしまい、3着もハナ差差されて失ってしまった。とはいえミキネスは優先出走権を得たのでなんとか次で決められないだろうか。

金沢3Rひ3かちゃんお誕生日記念3歳B5ダ1400 ヤマカツメリッサ:6着
ヤマカツメリッサは前走馬券を外したが今回は掲示板も外してしまった。スタート少し躓いたが、すぐに立て直して単独4番手につけたが、3コーナーでヴァハマが、4コーナーでクラウドクラスターが捲って6番手で直線へ。こうなると差すだけの体力がないヤマカツメリッサには厳しく垂れてきた1頭は交わしたものの差してきたミッドナイトブルーは素通しして6着となった。

金沢7R誕生日おめでとうヒーロー!杯3歳A2ダ1500 エヴォラ:1着
流石に戦ってきた相手が違った。エヴォラは前走の食いつきと準重賞馬サエチに0.6秒差が評価されてか1番人気に推された。スタートはそこそこに少し物見をしていたものの内の不利を避けて外に出して3番手に先行することに成功すると。3コーナーから先頭へ進出を開始。4コーナーで完全に先頭に立つとあとは突き放す競馬で2着に4馬身差の圧勝劇を見せて昨年9月以来の勝利を飾った。自己条件ならこんなもんだろう。

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