週刊イスラボニータ産駒2022/8/15~8/21
今週はコルカノンが距離短縮Vを決め勝ち上がり率上昇に貢献してくれました。これまでは距離の長さ故の負けだったと考えられますから、短距離なら期待できると思います。
前走白河特別2着から期待されていたヤマニンサルバムはメンバーに恵まれたものの3着まで。危うく交わされかけたのでぎりぎり3着に粘ったのが偉いというべきでしょう。1800はやはりギリギリなので馬場の良い時期だけでしょうか。
その他交流戦に出走したマスタープランは3着となって賞金を確保したもののそれが限界でした。新馬はショウナンダグラスが逃げ粘って5着となりましたが、カイハオンの全妹カラフルラグーンは流れについていけずに12着。
来週はオーストラリアでツクバエトワールの2019ことShunmeが出走します。競走形式での調教ではようやく1着が取れたところですが実戦ではどうかといったところ。中央の特別戦ではスマイルアップとプラソンが小樽特別に登録しています。
8/15
特になし
8/16
盛岡2R3歳C2三組ダ1200 ヴェーチェル:4着
ヴェーチェルは久しぶりの内枠。このレースではヴェーチェルは漸く好スタートを生かすことができハナを取ろうとする場面もあったが、メイショウミザオの方が二の脚があって二番手から。道中やや離された逃げとなり、4コーナー手前で詰め寄る場面もあったが交わせず直線へ。その後手ごたえよく脚を伸ばしていたものの最後100mでどうもガス欠となり後退。それでもびちゃびちゃの不良馬場だったこのレースは前が有利であり4着に粘った。馬券圏内には入ることができなかったが、内枠で条件が揃えば……といったところか。
金沢9RJRA交流能登巌門賞3歳中央3歳未勝利ダ1500 インパチェンス:7着
インパチェンスは最後の望みをかけての金沢交流戦への出走。大外枠だったが出ムチをくれて2番手に先行し、どうしても勝ち上がりたいというオーダーの通りに積極的に乗ってくれた。しかし3コーナーの時点で逃げていたシェンフォンのペースはインパチェンスにはキツかったと見えて手応えがなくなり必死に追ったが4コーナー入り口ではもう4番手に。その後後ろから来た金沢所属馬にも交わされて7着に惨敗した。これではどうしようもないだろう。不良とはいえ1分36秒台は出ているので金沢の下級条件で勝負にならない程ではないが……。
大井10RJRA交流フォーチュネイトききょう特別3歳選定馬選抜馬ダ1200 マスタープラン:3着
マスタープランも最後のお願いの交流戦。しかしこちらの強敵は2連勝中連対率100%の地元馬コンチバリアシオンだった。マスタープランは好枠を生かした逃げの手で後ろを4馬身離して逃げ、道中捕まることなく大井の長い直線に入った。直線ではコンチバリアシオン、JRA馬レヴォルト、マスタープランの3頭での追い比べとなり、マスタープランは早い段階で交わされてしまったもののなんとか粘りに粘り3着。初めて掲示板内に入り賞金を得るとともに、70万円を稼ぎ一応南関東への転入資格を得ることに成功した。
8/17
特になし
8/18
門別3R2歳未勝利ダ1000 エスプリクール:10着
エスプリクールは好スタートだったが小さい馬体故か少しずつ後退して中団へ。その後も直線少し前に迫るところも見せたが、直線半ばで後退し結局10着大敗だった。たまにいいところも見せる馬なので何か切欠が掴めればいいのだが……。
大井6R3歳314万円以下ダ1200 カリスマパラダイス:7着
いつも通りスタートよく逃げの手に出るかとも思われたが、内の馬に譲って差のない2番手を追走。さらに外から1頭並びかけてくる展開で直線へ。ここから一時は内のミツカネパルファンを交わして抜け出すかとも思われたが、残り300のところで既に手ごたえが怪しく、残り200では完全にガス欠で後退。結局7着に終わった。この馬に1200は明らかに長く、逆にスタートのよさから800~1000m戦にはかなり才能があるように見えるので南関他場に転厩させてあげたくなるのだが……。馬主さんなんとかなりませんかね。
門別9R日高生産連特別C4-2ダ1200 ラコンテ:5着
ラコンテはスタートをもっさり出て、これで前に行っても勝負にならないとみたか抑えて後方から。道中は後方4番手あたりで脚を溜めて直線の末脚に賭けた。その直線では狙い通りに内から脚を伸ばし、後ろからとなった馬として最善であろう5着掲示板確保となった。4着からは少し離されてしまったのでやはりスタートが課題だが、最低限の仕事はできたと言えるだろう。
8/19
特になし
8/20
札幌2R2歳未勝利ダ1700 クリノヒーロー:8着
クリノヒーローは前走のダート戦1000m戦入着に気を良くしてか続戦で1700m戦へ。しかしやはり1700は長く、相手もちょっと悪かった。今回は前走のように躓くこともなくスムーズに先行策w取って3番手内へ。しかし、この馬にとってやはり1700は長いようで残り600mあたりから手ごたえが悪く、残り400mで完全に後退していた。後ろは千切っていたので7着は安泰かと思われたが最後後方前目にいた馬にクビ差だけ交わされて8着でゴールとなった。やはりダート戦でも短めの方がよさそう、スタートは前走だけの事象のようなので心置きなくダートに行ってもいいだろう。
小倉3R3歳未勝利芝1200 コルカノン:1着
距離短縮が叫ばれ続けていたコルカノンであるが、最後の最後に一気の距離短縮が実を結んだ。いきなりスタートは大出遅れをかまし、もはやこれまでかとも思われたが、中団まで口を割りながらも上がっていった。道中はその位置でじっと我慢し、直線に入ると馬群を割って馬場の中ほどに持ち出しそこから気持ちのいい末脚で突き抜けてクビ差ながらも1着優勝した。この短距離でも口を割る気性の悪さで、姉2頭のようにマーメイドステークスを勝つ…という訳にはいかなさそうだが、こうなったら1200mでララアの子に恥じぬ活躍をして欲しいところ。距離の問題で勝ち上がれていなかっただけだと思われるのでこれからの活躍に期待したい。
小倉5R2歳新馬芝1200 カラフルラグーン:12着
カイハオンの全妹にあたるカラフルラグーンは今村騎手を背にデビュー戦。今村騎手騎乗ということもあってやや過剰人気気味に3番人気に推された。しかし、出足はやや後方からといった感じだったが、追走が上手くいかず離された後方からになってしまった。そこから上がっていくわけでもなく直線に後方侭で侵入、そこからいい脚を使っていたので能力がない訳ではなさそうだが、如何せん後ろ過ぎ12着と大敗した。1200はちょっとこの馬にとっては忙しかったかもしれない。
新潟7R3歳未勝利芝1600 フルティージャ:5着
フルティージャはこれが最後かと思われたが、ここにきてまさかの掲示板入り、優先出走権確保を決めた。好スタートを決め先行することも可能だったが、外枠から殺到してくるのを見てか下げて中団前目からの追走。道中はその位置をキープしてチャンスを窺いながら直線へ。先団4頭が激しい争いをする中、フルティージャはその争いには加われなかったものの、3頭で争われていた5番手争いを外から差し切って制し5着となり優先出走権を確保した。陣営はこれで終わりと思っていたのか出し渋っているようだが、折角得たチャンスは生かして欲しいところ。
小倉10R宮崎時別(3歳以上2勝クラス)芝1800 ヤマニンサルバム:3着
前走の走りと相手関係から1倍台の1番人気に推されたヤマニンサルバムだったが、展開と馬場に泣く結果となった。ヤマニンサルバムは少しスタートでもたついたが、すぐ立て直してこれまで通りの逃げの手に持って行った。しかし、小倉の馬場は既に外有利になりつつあり、ずっと内に閉じ込められ続ける苦しい展開となった上に、外2番手につけていたラブアンバサダーが掛かってちょっかいをかけてきたことにジョッキーが反応して意地を張って前に出てしまい、さらに外からオラヴェリタスが競りかけてきたときもハナにこだわってしまった。直線に入ると、ヤマニンサルバムを最内に4頭横一線の追い比べ。しかし、道中楽に追走していたアドマイヤザーゲが突き抜け、外を通ったオラヴェリタスが2着確保。ヤマニンサルバムはなんとかラブアンバサダーとの追い比べを制して3着に滑り込んだ。やはり1800はぎりぎりで展開と馬場の助けが必要そうなことが露呈した1戦だった。続戦するとしても阪神開催まで待った方がいいだろう。
高知2R3歳-6ダ1400 アムルム:12着
アムルムは条件が厳しかった。そもそもこの馬は1300でも大敗しており、800で漸く3着に入った馬、そんな馬が1400m戦で持つ訳がなかった。スタートよく先団に付こうとするが、外枠から殺到してきた馬にカットされて結局中団前目からの追走。残り600mあたりまではなんとかその位置を維持していたが、残り400mの標識を過ぎるころには最後方に後退。直線に入るところで見えなくなってしまっていた。結局直線はバテバテで11着からも7馬身離された大敗となった。
8/21
新潟1R2歳未勝利芝1600 ゴレイジョウ:5着
ゴレイジョウは前走1600m戦で手応えがあったか1600mで続戦。スタートはそこそこに中団前目で3頭並んだ真ん中に付ける形。そこで道中は脚を溜めて直線へ。直線に入るとゴレイジョウは外へフラフラ内へフラフラしながらも3番手に抜け出す場面もあったが、流石に限界で2頭に交わされ、最後大外の追撃をクビ差残して5着掲示板入りを果たした。フラフラしている内容を見ると、成長すればもっとよくなるはず。小桧山厩舎なので使いながらになるだろうが、もし勝ち上がってくれれば儲けものだろう。
小倉3R3歳未勝利ダ1700 イドロボニータ:10着
イドロボニータは前走芝で見どころのある走りだったが、この時期の芝中距離未勝利戦は枠がないためかダート中距離に戻しての1戦。スタートで少しぶつかったが怯まず前にハナを奪いに行った。1コーナーに入って結局逃げ争いには敗れ2番手からとなったが、この熾烈なハナ争いでかなり差し有利な展開になってしまい、直線入り口で先行勢は仲良く後退。こうなってはもうどうしようもなく、ほとんど追わずに10着で終戦した。
新潟5R2歳新馬芝1800 ショウナンダグラス:5着
ロンドンブリッジの牝系に連なる良血のショウナンダグラスは芝1800でデビュー戦。外枠ながら超好スタートから前に付け同じく外枠のニクソンテソーロとの先行争いを制してハナに立ちスローペースで逃げを打った。道中2,3番手にいたニクソンテソーロに突かれることもあったが、基本は楽逃げで直線へ。直線ではなんとか残り200mまで粘りに粘って先頭に立っていたものの、残り200mで限界がきて最後突き放され5着入線。1つ上の半兄は1200mと1000mで2着の成績を残しており、距離短縮してからが本番だと思われるため、1800でここまで粘ったのは寧ろよくやったと称揚されるべきものだろう。1400あたりでどうかといったところ。
新潟6R3歳未勝利芝2000 トゥルーブルー:15着
トゥルーブルーは長いながらも最後まで使うということでの2000m戦。出遅れて離された最後方でポツンと追走する競馬に。道中残り1000m付近まではポツンと離されていたが、残り800mあたりで進出を開始し、直線入り口までに脱落した2頭を交わし、そこからそれなりの脚を使っていたが、垂れてきた逃げ馬を交わすだけに留まり15着で終戦した。
高知2Rヘルクレス特別ダ1300 ユニコ:5着
門別で新馬戦をシンガリ負け、2戦目も着外と振るわずサラオクで売りに出されて高知にやってきたユニコ。「門別最強」理論からか不振続きにもかかわらず3番人気に推された。スタートはそこそこだったが二の足良く4番手まで進出。先団を見る形で4番手~5番手あたりで道中は進行していたが、残り400mあたりで馬群に飲まれかけた。しかし直線入り口でなんとか立て直すと、1着からは3.4秒、4着からも6馬身突き放されたが、なんとか5着掲示板を確保して初めての賞金を得た。
盛岡12Rやまびこ賞(M2)ダ1800 ビッグモンドルーフ:8着
ビッグモンドルーフは小頭数を狙ってか重賞挑戦。しかしやはり重賞は家賃が高かった。スタート良くなく後方からとなり、2コーナーあたりまでは後方3番手での追走をしていたが、向こう正面から3コーナーにかけて進出し3番手あたりまで押し上げたのが見せ場だった。その後は残り600mあたりまでは粘っていたがそこが限界でどんどん後退していき、最後は追わずにブービーからも7馬身離されたシンガリ負けとなった。体重が前走比10㎏も減っており夏はあまり得意ではないのかもしれない。
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