週刊イスラボニータ産駒2022/9/20~9/25

この週の主なトピックはセプテンバーセールでしょう。イスラボニータ産駒は5頭が上場し5頭とも落札されました。特に祖母に英1000ギニー勝ち馬のウィンスを持つスキャンパーの2021は税抜き900万円と大台には届かなかったものの中々の金額でした。
レースの方は残念ながら地方中央含め未勝利。地方ではカリスマパラダイスが横川騎手に戻って垂れることなく頑張ったのですが、中央転入馬に差され惜しい2着など惜しい競馬が多かったです。
中央の方はセフィロが人気していたのですが、どうにも重い馬場が合わなかったようで5着止まり。その他も着外に終わりどうにもうまくいかなかったです。
来週は特別、新馬ともに想定はありません。

9/20

盛岡6R3歳C1二組ダ1400 デルマオベロン:4着
デルマオベロンは久々の出走で体重も増やしてきた。しかし、スタートやや出遅れ加減になってしまい、後方から中団前目に付くのに少し脚を使ってしまった。4コーナーでは外を回して垂れてきた馬を抜いて4番手で直線に入ると、1頭後ろから飛んできた馬に抜かされてしまったものの、垂れた馬をゴール板前でギリギリ捉えて4着でゴールした。出遅れがなく直線脚が残っていれば馬券圏内は行けたはず。来月からは古馬混合になるがどうなるだろうか。

9/21

笠松10R仲秋特別3歳1ダ1400 ユメミルボニータ:4着
ユメミルボニータもこれが最後の世代戦。しかしこのレースは展開が向かず、相手も強すぎた。このレースの圧倒的1番人気は中央からの転入馬のノンズブレス。ユメミルボニータは3枠から好スタートで飛ばしていくカントリードーロからかなり離れた2番手を追走。3コーナー手前のちょっと息を入れたいところでノンズブレスが仕掛け、ユメミルボニータも仕掛けざるを得ない状況になってしまった。しかし、ノンズブレスは地力が違い、ユメミルボニータを4コーナーで楽々交わし凄い手応えで逃げていたカントリードーロを捉えて良馬場で1:29:6という同日のA5戦より1秒以上速く、6月に稍重で行われた飛山濃水杯よりも0.2秒速いタイムでゴールイン。ユメミルボニータはゴール板前でクビ差交わされてノンズブレスから5馬身以上離された4着となった。ユメミルボニータの1:30:7という時計もA級で十分通用する時計なのだが……。相手が悪かった。

9/22

笠松3R3歳10組ダ1400 テネリフェ:10着
テネリフェは笠松移籍初戦。ここは移籍馬ばかりの10組戦に放り込まれた。しかし、そんなレースは中央デビュー戦で大差のシンガリ負けを喫しているテネリフェにとってはレベルが高すぎた。まずスタートから出負けし、騎手も押しているが全く上がっていけず最後方からの追走。そのまま道中も最後方、直線も最後方のまま特に見せ場なく1着から5.2秒差のシンガリ負けとなった。とはいえ、良馬場で1:35:2というタイムはC級下級条件ならば勝てることもある時計。この馬を残すかは馬主さんの粘り強さと思い入れ次第だろう。

門別1R日高町プチプチ!いくら賞2歳未勝利ダ1600 イスデボニュウタ:4着
イスデボニュウタは近走凡走続きだが、今回は展開とメンバーに恵まれた。イスデボニュウタに珍しく、二の足がついて3番手に先行することができ、向こう正面までその隊列で進行。3コーナーでロケットスピードに交わされてしまったが、直線内に入れて直線へ。このレースは完全な前残りであり、イスデボニュウタもさほど伸びてはいないのだが、後ろが全く伸びて来ない。その結果4番手を維持したままゴールすることができた。イスデボニュウタもなんだかんだと掲示板を繰り返してあと1回で南関移籍が可能なラインまで賞金を積み上げてきた。本当に南関移籍するかはともかく、ここが正念場なので、なんとか門別が閉まる前に4着より上の着順を取って欲しいところ。

大井7R3歳281.5万円以下ダ1200 カリスマパラダイス:2着
カリスマパラダイスは新馬及び初勝利を挙げた2戦目の横川騎手が鞍上に戻ってきた。今回は外枠に入ったが、いつものように最高のスタートからハナを取る勢い。しかし、外枠ということもあってぴったり3番手で落ち着いた。4コーナーまではその隊列で進行し、4コーナー手前で逃げていた2頭が垂れてカリスマパラダイスが先頭に。しかし、外から鋭く中央転入馬のカンタベリーホープが伸びてきてゴール前1馬身交わされ2着までとなった。このレースではこれまでのように一気に垂れるということはなく上がり38.0と上がり2位タイとなるほどだった。横川騎手はあまり腕がいい騎手とは言えないのだが、余程手が合うのだろう。こうなったら継続騎乗をお願いしたいところ。もちろん川崎か浦和に転厩できるならそれに越したことはないのだが。

9/23

特になし

9/24

中京2R2歳未勝利ダ1400 ショウナンダグラス:11着
ショウナンダグラスはダート替わり。芝スタートでスタート良く先行争いに加われそうだったが、ダートに入ると余程ダートが合わないのかどんどん後退し後方3番手まで下がると、そこから直線も伸びを欠き11着と惨敗に終わった。休み明けしか走らないタイプかもしれないが、流石にこれはダートに合っていないと言わざるを得ないだろう。

中山2R2歳未勝利芝1600 セフィロ:5着
セフィロは取り消し明け、距離延長での1戦。スタートは五分に出て逃げ馬に付ける形での2番手の位置取り。道中で逃げ馬に離されるような格好になるも2番手はキープで直線へ。直線は早々に勝ち馬に抜かれなんとか追い縋ってはいたものの、最後の最後で2頭に抜かれ、逃げ馬にはハナ差届かず5着まで。重い馬場はあまり合っていないのかもしれないが、垂れたことを考えればもう200mほど短い方がいいかもしれない。

中山5R2歳新馬芝1600 ホウオウオプレシャス:8着
ホウオウプレシャスは調教こそ良かったものの、血統が出てしまったかもしれない。その調教の内容の良さから2番人気に推されたホウオウプレシャス。スタートよく飛び出して先団3頭を見る4番手についたが、途中でやや後退しつつも立て直し、外を回して直線へ。しかし、直線はキレ味勝負のレースとなってしまった感があり、ダートで兄弟が活躍しているホウオウプレシャスにとっては辛く、ゴールした一団からは離された8着まで。ダート馬だとすればここで8着というのは悪くはないので、ダートで走れればいいのだが。

佐賀10Rホープスター特別ダ1300 ビーガール:4着
ビーガールはついに3歳オープン戦まで歩みを進めたが、そう甘くはなかった。佐賀転入後の安定感を買われてか、単勝2倍の1番人気に推されたビーガール。しかし、いつもは先団に取りついていけるのだが、行き脚つかず最後方からとなってしまった。その後すぐにはまくっていかず離された後方2番手を追走。34コーナー中間でやっと上がっていき、直線で漸くエンジンがかかったのだがもう遅く、最後上がり最速で追い込んだものの4着がやっとだった。このタイムではBでやっていくには厳しく、古馬ではやや苦戦を強いられるかもしれない。

9/25

中京3R2歳未勝利芝1400 エイシンネクタル:9着
エイシンネクタルは鞍上にルメールを迎えての1戦。しかし、やや出負けした感のあるスタートで中団の後ろ目を追走。その位置取りから捲っていくということはせずに直線は大外をぶん回した。ここでは上がり4位とそれなりの脚は使って伸びてはいたものの、流石に位置取りとコース取りが悪く9着まで。能力自体が足りない訳ではないと思うのだが……。

中山4R2歳新馬ダ1200 イスラデルノルテ:9着
イスラデルノルテは近親に活躍馬多数の血統で、兄もダート短距離でそれなりに走っている。だが、スタートで出遅れて後方からとなってしまい、後に使った脚を考えればここで捲っておいてもよかったのだが、捲らずに後方待機を選択。直線は大外を回して上がり最速37.3の脚で鋭く伸びてはいたのだが、前残りかつ直線の短い中山ダートで直線突き抜けるのは無理な話で9着に突っ込むのがやっとだった。使った脚を見れば素質はありそうなので、直線の長い東京1300辺りを使えれば勝てそうだが。

金沢4RC2十三ダ1500 イドロボニータ:8着
イドロボニータはコース経験があるからなのか、単勝1.2倍と圧倒的1番人気を背負っての出走。スタートややぶつかってしまったものの、二の足ついてハナを取る勢いであったが、外からもソメットが飛んできて内に押し込められる形になってしまった。この状態は解消したいと思ったのか、押して押して先頭に出るも斜行にならない距離まで離すことはままならず、そうこうしているうちにさらに外からピンクコーラルもやってきて完全に内に押し込められた状態で直線へ。直線の1/3位まではイドロボニータも頑張って残していたが、流石に最後は力尽き、どんどん後退して8着と大敗した。明らかな展開不利だったので次走は改めてといったところ。

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