週刊イスラボニータ産駒2022/6/20~6/26

今週のニュースは何と言っても中央新馬勝ちのオリオンネビュラでしょうか。今年の中央勝ち上がり第一号で、期待馬ひしめく中鮮やかに差し切ってくれました。
プルパレイの青函Sは惨敗でしたが、丁度隣で落馬があり、巻き込まれずに済んだだけ儲けものといった感じでしょう。とはいえ小回りの1200は多分合わないので、休養を取って秋に備えて欲しいところです。
地方の方はベローナフレイバーが復帰戦で快勝。他に船橋の新馬でリュウノラプターが2着に入るなどまずまずの活躍でした。
宝塚も終わって来週からはいよいよ本格的に夏競馬。特別登録では土曜日の長万部特別にプラソンが続戦するようです。前走は滞在でいい競馬をしていましたし、今回こそ逃げ切ってくれれば。
また、なんと新馬が7頭も出走想定。私が注目するのは千葉セリで高額で取引され、芝追いとはいえかなりの時計を出しているプエルトボニータ(函館1800m想定)と今週古馬1勝クラスを勝ったカンリンポチェを追走し同入と優秀な動きを見せているリサリサ(福島1200想定)、コース追いで好時計をマークし末もしっかりとしているシャドウフューリー(小倉1800想定)です。
地方では笠松のユメミルボニータがSPⅢクイーンCに登場。しかし、兵庫勢が想定していたよりもかなり強く厳しい戦いになるかも。来月末の開催に古馬混合ですが牝馬限定の高額賞金OP撫子争覇があるので、そちらに向けて余力を残す可能性もあります。

6/20

船橋6R3歳四 五ダ1200 ベローナフレイバー:1着
ベローナフレイバーは4か月の休み明け、馬体を7㎏絞って仕上がりは良好で和田騎手から笠野騎手への乗り替わりだけが懸念事項と言った感じで久々の実戦を迎えた。好スタートで逃げ馬にぴったりと取りつく2番手になると、4コーナー入り口辺りで先頭に。最後の直線は外から並びかけてきた中央からの移籍馬ヴェルデヴェントとのマッチレースになったが、アタマ差残し切って見事優勝した。文句なしの先行抜け出しで上手く乗っていたと思う。

6/21

名古屋1R3歳8組ダ1500 プラネタリウム:10着
大外枠に入ったこともあり、ダッシュがつかず後方から。ここまでならいつも通りだが、今日は1コーナーあたりで先団外側に取りついていった。しかし、そもそも追走に足が使える方ではない上外々を回らされていると厳しく残り2F あたりで後退、10着に完敗した。

水沢3R3歳C2五組ダ1300 ヴェーチェル:4着
ヴェーチェルは移籍初戦。スタートは横一線となり、外枠7番だったヴェーチェルはその先行争いに付き合っていては外々を回されるので止む無く中団から。しかし中団になってしまうと中々その分上がっていけず、最後の直線で0.1秒差まで差を詰めたものの前残りの展開で4着となった。ハナを取り切れるダッシュ力が付くかもう少し内の枠なら。

金沢11R石川ダービー3歳ダ2000 エヴォラ:11着
かなり厳しい挑戦にはなるが石川ダービー出走12頭に入ったエヴォラ。2番手先行と攻めた手に出て、3番手にいた北日本新聞杯馬スーパーバンタムの隣にいるなど見せ場こそ作ったが、流石に距離が長く、残り600mあたりで一杯になって後退。なんとか直線入り口までは画面に映っていたが、最後はブービー11着でフィニッシュとなった。ダービー出走の名誉は得たので、次は適距離で勝利を挙げたいところ。

6/22

門別3RJRA認定アタックチャレンジ2歳未勝利ダ1000 イスデボニュータ:9着
                          ティーズアヴァンセ:8着
イスデボニュータは後方から、ティーズアヴァンセは2番手先行の競馬。しかし、ティーズアヴァンセは直線入り口までに虫の居所が悪かったか後退、イスデボニュータも上がってこられず、そろって8着9着と惨敗した。ティーズアヴァンセは少なくとも差しの競馬の方が合っているように思う。来週からは認定のない未勝利が始まるのでそこで勝ち星を挙げられれば。

6/23

門別9R沼田町純米酒 雪なごり瑞華特別C4-2ダ1000 ジーニーボニータ:2着
絶好調のジーニーボニータはいつも通り好スタート好ダッシュで先頭を取ったが、今回は楽逃げとはいかずピッタリ並んで絡んでくる馬がおり息が入らなかった。直線では残り200mあたりまでは逃げ粘っていたがそこでガス欠となり、差し脚を伸ばしていたピエールモンタナには3馬身千切られたが、なんとか2着には残した。逃げの戦法は絡まれると弱いのが欠点だが、連対はしたのでなんとかといったところ。

6/24

名古屋1R3歳14組ダ920 モズスーパーノヴァ:5着
モズスーパーノヴァは距離短縮戦。1枠に入るとやはりちょっとヨレてしまい中団前目からとなったが、すぐに巻き返して4番手あたりに付け、直線では押し上げて3番手に。しかし、最初にちょっと脚を使ってしまったこともあり最後は持たず5着となった。とはいえ初の掲示板確保、体力面に不安はあるが初期を考えるとかなり進歩している。

船橋4Rライラックデビューダ1500 リュウノラプター:2着
リュウノラプターは長めの距離を使ってのデビュー戦、6頭立てで4,5番人気に殆ど差のない3番人気と評価は今ひとつだったが、好スタートからハナを奪うと、道中息を入れつつ4コーナーで2頭に絡まれながらも先頭を譲らず直線へ。直線では外から強襲してきた2番人気ナイトオブハンズには抜かれて離されてしまったものの、1番人気サビトには最後まで抜かさせず2着でゴール。次が期待できそうな内容だった。

6/25

函館2R3歳未勝利ダ1700 アルマイメル:3着
アルマイメルは距離延長でダートに戻っての1戦。距離延長でスリーアウトが本来ならば懸念されるところであるが、ここは8頭立てなので大丈夫。自慢の出足で8枠ながら逃げると、直線までそのまま先頭。しかし、残り100mあたりでメイショウタイゲイに差され、ゴールの30m手前でシャンダスにも差され3着となった。距離を伸ばしても大丈夫というのが判明したのは収穫だが、やはり善戦に留まってしまった。とはいえ、近走不調気味だったので、ここで3着に入って優先権を取ったのは喜ばしいことだろうか。

東京2R3歳未勝利ダ1300 ロータスペトル:12着
ロータスペトルは初ダート。しかしスタートは出たもののダートが合わないようで後方から。そして、直線内からやや押し上げるような仕草も見せていたものの全く伸びず12着に惨敗した。やはり近親から考えても芝馬だった様子。

函館3R3歳未勝利芝1200 ルナエルモッサ:3着
ルナエルモッサは久々に芝に戻ってきた。遅めのスタートから押して押して先行しようとしたが、少しハイペース気味になったこともあり先団は諦めて中団前目から進めると、直線外に持ち出して外差しを模索。惜しくも1/2馬身差し切れなかったものの3着を確保し次への希望を繫げた。善戦はできているのだが、どうもゲートが悪いのがネック。そこさえ良くなれば…。

東京3R3歳未勝利ダ1600 レッドカロス:12着
スタートこそよかったのだが、追走力がなく最後方からとなったレッドカロス。最後の直線では内からこの馬なりに脚は使っていたのだが、位置的にも届かず数字としても全く足りずで12着惨敗となった。

阪神5R2歳新馬芝1400 オリオンネビュラ:1着
オリオンネビュラはしっかりと仕事をしてくれた。割ともっさりとしたスタートから後方になったかと思いきや、持ち前のスピードを発揮して中団まで上がっていくと、口を割って行きたがったためジョッキーが内ラチ沿いでぐっと抑え、4コーナーで外目に持ち出して直線へ。直線の途中では垂れてきた馬にブロックされる場面もあったが、坂の部分でよく伸びると先頭で粘っていたセミマルを鮮やかに差し切って新馬勝ちを挙げた。この馬の叔父にはアメリカのG1馬が2頭いて血統的にも申し分なく、これからの活躍が期待できそうだ。橋口師もこの走りならマイルも見据えられるとのことで次走は新潟2歳Sあたりだろうか。

阪神6R3歳未勝利芝1800 サニーバローズ:8着
サニーバローズは前走の宣言通り1F延長しての一戦。前回よりは位置取りはよく中団前目あたりからの追走で直線へ。しかし、4番ヴェスパメンテが何故制裁を取られなかったのか分からないような幅寄せをしてきて接触、しかも11番コーリングユーが前にいて壁となってしまい失速。そこからは伸びを欠き8着となってしまった。流石にあれは斜行のように思うのだが…。

東京6R3歳未勝利芝1600 トゥルーブルー:8着
            ルグランブルー:13着
ブルーとつく馬が二頭出しとなったこのレース。トゥルーブルーは中団の後方あたり、ルグランブルーは中団の前目からの追走。トゥルーブルーは直線までに少しずつ押し上げていき直線でも前の7頭からは離されてしまったが最後1頭後方集団の先頭に立ち最低人気ながら8着でなんとか奨励金を咥えてゴールイン。ルグランブルーの方は直線伸ばそうと努力していたものの脚色で劣って13着惨敗となった。

函館11R青函S(OP)芝1200 プルパレイ:12着
プルパレイは続戦の古馬オープン2戦目。しかしここは事故に巻き込まれずに済んでよかったとしか言いようがない顛末となってしまった。ここまでコンビを組んできたデムーロ騎手から乗り替わって武豊を迎えたプルパレイは好ダッシュから久々の先行策にでると3番手外々を回って騎乗。直線に向いたところでやや脚色に劣るかと思われたとき、右前でローレルアイリスが故障を発生し落馬。騎手の判断と外を回っていたこともありなんとか巻き込まれずに済んだが、競走に加わるのは最早難しく12着に敗れた。今回に関しては巻き込まれなかっただけ不幸中の幸いであると言えよう。生きていればもう一花、二花咲かせられるかもしれないが命を取られてはそうもいかないのだから。とはいえ、やはり右回りかつ小回りの1200m戦はそれほど合っている感じがしなかったので、富士Sや信越SやオーロCのような左回りの1400~1600m戦の方がよさそう。しっかり休養して英気を養ってほしいところ。最後に亡くなったローレルアイリスのご冥福をお祈りします。

6/26

東京2R3歳未勝利ダ1400 ラブシックボッサ:4着
ラブシックボッサはダートに戻って距離短縮戦。スタートは少し出遅れ気味だったが、固まった馬群の後方外側辺りにつけて末脚に賭ける感じに。直線を向くと大外をぶん回し、これは届かないといった位置取りから上がり最速の凄い脚を使ってぐんぐん前に迫ったが惜しくも届かず4着。初めて掲示板に入りなんとか優先出走権は確保したので次走こそ決めて欲しいところだが…。

阪神4R3歳未勝利芝1600 オーダーナチュラル:3着
            コルカノン:13着
オーダーナチュラルは前走新潟で2着からの雪辱を狙っての参戦、コルカノンはまたなぜか1Fの距離延長戦。オーダーナチュラルは中団内で脚を溜める競馬をしコルカノンは末脚に賭けてかそもそも行き脚つかずか最後方から。オーダーナチュラルは直線に入ると内から外側へ向かって進路を探したがやや捌けない時間がもったいなかったがなんとか最後は捌き上がり最速ながら3着まで。コルカノンは最後方で伸びてはいたものの、位置取りが後ろ過ぎ届くはずもなく13着惨敗に終わった。

函館10RHTB杯(3歳以上2勝クラス)芝1200 ニシノレバンテ:9着
葵Sはなぜか後方から進めて9着となったニシノレバンテは、石川裕紀人騎手に乗り替わり滞在せず美浦から輸送での1戦。スタートはそこそこで隣の枠にいたグランアリエルが逃げる形になり、並びかけるところまでいったのだがそこを引いて2番手になり、グランアリエルが離して逃げる形に。しかし、やはり前に馬を置いているとこの馬はいけないようで、直線入り口からやる気をなくしたように後退していき馬群に飲まれて9着になった。次走は内田騎手に戻ってガシガシ行き切って欲しいところ。控えちゃダメだ。

函館12R3歳以上1勝クラス芝1200 ルワンジュ:12着
ルワンジュは前走シンガリ負けから同条件で連闘での出走。しかし根本的に芝に合っていないのか、そもそも能力的に厳しいのか二の脚がつかず中団の後方あたりを追走。直線に向くと外に振られ後ろにいた2頭にも抜かれなんとかハイペースで逃げ潰れた2頭こそ抜いたものの12着に惨敗した。そもそもこの馬は交流の1400で勝ち上がった馬だし、芝1200という条件がマッチしていないのはあるだろうがそれにしても負けすぎ。短距離の速いペースの追走に使える脚もなさそうなので距離延長を試すしかないのでは。

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