週刊イスラボニータ産駒2022/7/18~7/24

今週の主なトピックは門別タロマンダラの立て直しVでしょう。前走は掲示板まででしたが、よく立て直して貰えました。
一方中央はヤマニンサルバムが白河特別で2着に入った他、ロッホローモンドが復活3着、ミカッテヨンデイイがいい脚で3着など惜しいレースがたくさんあったものの未勝利に終わる結果に。ヤマニンサルバムは2勝クラスでも十分勝負になりそうで何よりです。
来週は早い時期に2勝したものの現在故障離脱中のアイヴォリードレスの全弟がデビューする他、笠松ユメミルボニータが高額OPの撫子争覇で初の古馬との対戦の予定です。
また、26日から27日の二日間にかけて行われるセレクションセールにも3頭が上場します。特に注目なのは中央オープン馬モアナの下にあたり、アドマイヤメインをおじに持つプロミネントの2021でしょうか。
この記事には書いてきませんでしたが、フミタツラブリイ,カマポコショクニン,プラネタリウムといったおなじみの面々が最近相次いで抹消されており、多少の寂寥感を感じるとともに、厳しい競走馬の世界を噛み締めさせられます。

※おことわり 筆者体調不良のため記事の更新が遅れましたことお詫び申し上げます。

7/18

高知2RJRA交流競走よさこい盃3歳C3以下ダ1400 クラトス:12着
クラトスは交流戦出走。しかしレベルの高い高知のオープンレベルでは全く通用しなかった。スタートはあまり良くなく、二の足がつかなかったこともあって最後方から。しかし、道中追走もままならず、直線ではほとんど画面から消えていた。結局ブービーから9馬身と離された大敗となり、厳しい結果となった。

高知11R一発逆転ファイナルレース3歳-6記者選抜ダ1300 アムルム:3着
負けが込んでついにファイナルレースに選出されたアムルム。だが、流石にファイナルレースともなると前に行ける能力が役に立った。スタート上々に3番手から2番手に先行すると、いつもならば競りかけられてバテてしまって終わってしまうところであるが、もう後ろからは何にも来なかった。前3頭の争いに加わり、前2頭には1/2馬身ほど離されてしまったが3着となり初めて賞金を得た。このレースではこれまで上がり43秒以上かかっており1300m1:29台を出していたアムルムが上がり40.8秒、1300m1:26:7を出せたので、ちょっと気持ちも変わっているのかもしれない。

7/19

金沢3R3歳B5ダ1400 ヤマカツメリッサ:3着
ヤマカツメリッサは金沢2戦目、前走に続き馬券入りした。ゲートの出は隣で立ち上がったライフゴーズオン程ではないものの良くなく、出ムチを打っての先行策3,4番手あたりにつける。3コーナーから追っ付けて4コーナー先頭に立つ勢いであったが、追っ付け通しで疲れていたのかコーナーワークがよくなくちょっと後退し3番手に。直線もフラフラであったが、後ろが来なかったために3着を確保した。もう少し体力がついてくれば勝ち負けになりそう。

盛岡4R3歳C2四組ダ1200 ヴェーチェル:8着
ヴェーチェルはまたしても大外枠。ロケットスタートをしたものの行き切れず3番手でまたもや外側を回らされて先行する形に。このポジションではあまり手ごたえが良くなかったのか34コーナー中間あたりで既に鞭が入っていた。4コーナーでは泣きっ面に蜂がごとく一つ内にいた勝ち馬ロカビリークイッフにタックルを受けた。これでやる気が完全になくなったのか、もう脚がなかったのかかわからないが、直線どんどん下がっていき、8頭立てのシンガリ負けを喫した。能力的には勝ちはなくともこのクラスでここまで大負けはしないと思うのだが、流石に不運が過ぎた。

門別6R真歌公園賞C3-3 C4-1ダ1700 タロマンダラ:1着
タロマンダラは年が明けて以降500kg台をキープしていた馬体重を絞り492㎏としての参戦。スタート飛び上がるような形になり、無理せず追走して後方3番手内目での追走。4コーナーで大外をぶん回すと、そこから上がり最速で伸び、同じく外を回して差し切りを狙ったケイアイマヌカとの大接戦をハナ差制して勝利を挙げた。前走は前が止まらなかったが、今回は上がり37.7と切れる脚を使っての勝利。このクラスになってくると中距離番組も増え始め、昇級戦の次走も馬場次第ではあるが十分期待できそう。

金沢11R準重賞石川門カップ3歳金沢デビュー馬ダ1700 エヴォラ:6着
エヴォラは準重賞挑戦の1戦。五分のスタートから3番手に先行すると、残り4Fのところで仕掛けてきた馬群に飲まれるようにも見えたが、なんとか直線までは5番手で勝負に加わった。しかし、距離適性ぎりぎりなようで直線では垂れて5着に3馬身差の6着となった。とはいえ後続にはきちんと着差を付けており、重賞では厳しいが3歳A条件では十分やっていけるのではないか。

門別7R新冠湖賞C3-2 C4-1ダ1000 ジーニーボニータ:7着
ジーニーボニータは前走逃げに限界が見えたからか、新しい競馬の形を探りつつといった内容の1戦となった。スタートはそこそこだったが、いつものように逃げるのではなく6番手あたりで先行集団の後ろに付ける形で追走。4コーナーで大外をぶん回し、伸びてはいたのだが、キレる脚はなく、そのまま入線と言った感じで7着。しばらく模索の道が続きそう。

浦和12R夏木立特別C1三ダ1400 シェヴロンケリー:7着
移籍2戦目、格付け初戦のシェヴロンケリー。森騎手は別の有力馬に乗り替わりのため、鞍上は新人の野畑騎手となった。スタートはよかったが、外枠の不利もあって中団からの追走。残り600mあたりで早仕掛けをして4番手に押し上げたが、仕掛けが早すぎたか追いが足りなかったか直線伸びを欠き7着に敗れた。

7/20

門別3R2歳未勝利ダ1000 ユニコ:8着
ユニコは新馬でのシンガリ負けから1000mで続戦。そこそこのスタートからちょっと掛かり気味に3番手まで上がっていくと、直線でも前2頭には離されて3番手にいたが、直線馬群に飲まれ後ろ下位集団2頭を抑え、大差負けがあと1頭いたため8着となった。前走いいところがなかったのでそれよりは良化しているが…。流石にサラオク送りになってしまった。

7/21

門別6R岩清水渓谷賞C4-2ダ1000 ラコンテ:5着
前走大出遅れで大敗を喫したラコンテ。今回も若干出遅れ気味のスタートで中団からの競馬になってしまった。やはり1000mの競馬で出遅れは致命的であり、最後の直線でいい脚を使って3着と接戦の5着にまでは持ち込んだがそれが限界だった。気が悪くなっているのだろうか。スタート練習が必要そう。

7/22

名古屋2R名古屋モーニングフィーバー17 3歳14ダ1500 デルマスプリガン:5着
移籍初戦のデルマスプリガンは最下級からのスタート。スタートから押して押して3,4番手の外目に付けたが、ちょっとスタミナを大きく見積もりすぎたようで、外目では厳しく後退気味なのを押し通す形に。直線垂れながらもなんとかギリギリ5着を守ったが、ちょっと厳しいスタートとなった。

名古屋3R夏色まつり生誕記念3歳13ダ1500 モズスーパーノヴァ:11着
モズスーパーノヴァは前走大敗だったが今回もそれに似た大敗だった。今回も出足よく5番手に先行できてしまい、残り4F地点で既に脚が残っておらず、勝ち馬に11秒、つまり50馬身以上の差を付けられる大差ブービー負けとなった。さらに3秒以上負けている馬もいるにはいるが、1500では勝負になっていないというのが現状だ。

船橋5Rペチュニアスプリント3歳選抜馬ダ1200 ベローナフレイバー:5着
ベローナフレイバーは前走の勢いが買われて2番人気となったが、外枠からのスタートで思い通りの位置が取れず下げざるを得ない形になって中団からとなってしまった。それでも直線内に入って一つでも上の着順を目指したが、最後悔しいハナ差届かず5着掲示板までとなった。内枠なら勝ちまではなくとも馬券内は行けたと思うのだが…。

7/23

福島1R2歳未勝利芝1200 ミレクイーン:7着
ミレクイーンは最内枠に入ったが、馬場を読んでか無理に出して行かず中団から。ただ、最初は中団前目くらいの位置に付けていたが、中団後ろ目までまた下げたのはちょっと余計だったかもしれない。直線ちょっと進路を探す展開になり大外まで持っていって先頭集団と勝負になる位置での7着。展開の綾があれば勝ち上がれるかもしれない。

福島6R2歳新馬芝1200 クリントンテソーロ:10着
クリントンテソーロは4番人気とそれなりの人気を背負ってのデビュー戦。デムーロらしいもっさりしたスタートだったがすぐに4番手あたりに先行した。そのまま内を通って抜け出すプランだったと思われるが、残念ながら先行不利の馬場と荒れた最内を通ったこともあってか直線一時は抜け出したようにも見えたものの最後の最後で逆噴射して勝負になっている馬の中では最下位の10着に敗れた。なお勝負になっていない残りの2頭は大差負けだった。

7/24

札幌1R2歳未勝利芝1200 クリノヒーロー:11着
クリノヒーローはいつもより行きっぷりがよくなく3,4番手からの競馬に。道中は3番手に上がっていったが、直線に入った時点で手ごたえが良くなく後退していき、結局シンガリに敗れた。使いすぎもあるだろうが、洋芝が合っていなかった感もある敗戦だった。

小倉1R2歳未勝利芝1200 ミカッテヨンデイイ:3着
ミカッテヨンデイイは前走3着から小倉滞在で続戦。先行できる位置に付けたが、少しずつ下がっていき、直線に入った時点では後方にいた。直線でも反応がなくこれまでかとも思われたが、残り1Fで急加速。いい脚で追い込み2着にクビ差の3着にまで食い込んだ。小倉ローカルよりは直線がもう少し長い阪神や新潟の方が合っていそう。

小倉3R3歳未勝利芝1800 イドロボニータ:7着
            サニーバローズ:4着
イドロボニータは芝替わり、サニーバローズは前走大敗からの立て直しを図る。イドロボニータは減量を生かして逃げの手に打って出ると、そのまま気持ちよく後ろを離して逃げ、直線では脚がなく捕まったものの5着と殆ど差のない7着にまで粘った。もし芝1400くらいを使えるチャンスがあるならもしかしたらもあるかもしれない。一方サニーバローズは中団あたりを追走し、直線内目の中団に入ったものの、伸びきれず4着まで。良績を積み重ねている馬なのでなんとか勝ってほしいのだが……。

小倉4R3歳未勝利芝1200 ミキネス:5着
            ロッホローモンド:3着
ミキネスは前走3着からの続戦。ロッホローモンドはダートでの大敗から芝に戻しての休み明け。ミキネスは出遅れたが、立て直して中団内目、ロッホローモンドもスタートは出たが同じくらいの位置取りから。しかし、このレースは前残りに過ぎた。ロッホローモンド、ミキネスともに直線いい脚で追い込んだがロッホローモンドは前2頭に3馬身以上の差をつけられての3着、ミキネスは垂れてきたタマモテラコッタを交わせず5着となった。優先出走権は得たのでもうワンチャンスに賭ける。

福島10R白河特別(3歳以上2勝クラス)芝1800 ヤマニンサルバム:2着
ヤマニンサルバムは破竹の3連勝を狙っての休み明け、初の特別戦出走。ゲートが開くとともにアクシデント発生、1番人気のジュンブルースカイが躓いて落馬競走中止する波乱の展開に。ヤマニンサルバムはそれでも気にせず前走同様の逃げを打つ。途中空馬となったジュンブルースカイが大外をまくっていったり、フィデリオグリーンがまくりをかけて先頭に躍り出たりと色々あったが全く動じず自分のペースを保って直線に。ただ、前の進路上に空馬がやってきてしまったので追えず、内に入っていたエリオトローピオに抜け出され2着となった。とはいえエリオトローピオの方が空馬に酷い不利を食らっており、距離適性の差が出た印象。ただ、無理というほど1800mの距離が長い訳ではないので条件戦では使っていけるだろう。

盛岡11Rハヤテスプリント(M2)ダ1200 エイシンリュージュ:6着
エイシンリュージュは前々走2000m、前走芝1600mからうって変わってダートのスプリント戦。このローテと成績では当然ブービー人気だった。しかし、ここでかつてのシルバーコレクターの意地を見せた。テンの速さでは本職のスプリンターには敵わず最後方からとなったが、早めに巻き返して中団に。直線は鞍上南郷家全なので仕方なく大外を回すことになったが、それなりに脚を伸ばし、5着にはやや離されたものの南関勢のミネソタに先着する6着と健闘した。距離は短い方がよさそう、スタートさえ改善されればもっといいのだが……。

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