週刊イスラボニータ産駒2022/7/25~7/31

今週は出走数が少なかったこともあって残念ながら地方中央含め未勝利。となると一番のトピックはセレクションセールになるでしょう。セレクションセールでは3頭が上場し、無事売却。モアナの弟にあたるプロミネントの2021は3100万円で取引されるなど盛況でした。
中央では連闘でダート戦に出走したクリノヒーローが3着に健闘。小頭数なのでどう評価できるかはわかりませんが、ダートで走れると分かったのは収穫でしょう。
地方ではユメミルボニータが高額賞金の撫子争覇に出走したものの惜しくも3着。とはいえ古馬オープン級で通用するようならA級の地位は硬いです。できれば同じ3歳馬は負かして2着になりたかったところですが……。他ティーズアヴァンセが圧倒的1番人気に推されたものの逃げられず3着などがありました。
来週はレパードSにレッドラパルマが9/14ながら出走予定の他、ミスボニータがかなりの調教時計を出して昇級戦に臨む模様。レッドラパルマはあのメンバーだと心身ともに不調なく戻ってきてくれればといったところ。さらにイスラグランデも復帰戦ですが、2200mの距離延長戦はどうかといったところです。また、土曜の札幌新馬1200mに千葉セリで購買されたセフィロが出走予定となっています。

7/25

盛岡7R3歳C1二組ダ1400 オンザロード:10着
            デルマオベロン:3着
オンザロードは中央で勝ち上がり1歩手前まで行っていたものの怪我に苦しみ移籍し去勢しての初戦。デルマオベロンは前走掲示板4着からの続戦。オンザロードは出遅れたが巻き返して先団のすぐ後ろの7番手、デルマオベロンは先団4番手につけた。オンザロードは直線に入って追い出そうといったところで前2頭に挟まれてしまい騎手が追うのを止めてしまった。脚色がなかったとも考えられるが、流石にこれは参考外だと思いたい。一方デルマオベロンは1着馬には離されたが、直線クロスオブゴールドとの併せ馬での激しい叩き合いにクビの上げ下げで敗れて3着となった。

7/26

特になし

7/27

特になし

7/28

笠松9RJRA交流蝉時雨特別3歳2(a)ダ1400 ゴッドハニービー:4着
ゴッドハニービーは殆ど最後の望みをかけての交流未勝利戦。掲示板はあったが近走成績の悪さから6番人気となった。ロケットスタートかと思われたのも束の間アクシデント発生、怪我が心配になるほどに大きく躓いてしまい、本来逃げられるスピードだったのに4番手、道中まくられて7番手あたりの中団追走になってしまった。3コーナーから追っ付けて大外をぶん回したが、先頭を争う3頭からは3馬身離されて4着まで。流石にこれはスタートが与えた影響が大きく運がなかった。

門別3R2歳未勝利ダ1000 ティーズアヴァンセ:3着
ティーズアヴァンセは前走逃げられての2着が評価されて1.6倍の圧倒的1番人気になった。しかし、6番スワンオーキッドの方がテンが速くハナを奪われると、直線砂を被るのを嫌がったのか全く伸びず、1,2着からかなり離された3着に終わった。この馬は逃げられるかがカギになるようだ。

門別4R2歳未勝利ダ1600 イスデボニュウタ:4着
イスデボニュウタは念願の距離延長戦。しかし、1600m戦はスタンド前からの発走ということで気が散ったのかかなり外の方にヨレてしまった。よって出はよかったものの中団からの競馬となると、3コーナーから追っ付けていたもののイマイチ反応がなく、直線なんとかアタマ差4着争いを制しての4着確保が精いっぱいだった。この距離もこなせると思うが観客に慣れて貰わないといけないかもしれない

7/29

笠松2R3歳7組ダ1400 メイショウボニータ:出走取消
メイショウボニータは疾病のため出走を取り消した。

大井2R3歳306万円以下ダ1200 カリスマパラダイス:11着
306万円以下と有利な条件に入り、鷹見騎手も疾病でお休みということで藤本騎手に乗ってもらえた上に、最内の絶好枠に入ったカリスマパラダイス。スタートも絶好で上手くハナに立ち位置取りも絶好、何の非の打ちどころもない競馬をしていた……最後の200mまでは。最後の200mでバテバテになって一気に後退して、馬群に飲み込まれて11着にまで着順を落としてしまった。こうなると根本的に1200までしか短距離戦がない大井が合っていないとしか言いようがない。テンのスピードはあるので900/800m戦が組まれている川崎や浦和に転厩するのが吉だが……。

笠松11R撫子争覇3歳以上牝馬・オープンダ1400 ユメミルボニータ:3着
ユメミルボニータは前走重賞で涙を呑み、初の古馬との対戦となる牝馬オープン撫子争覇への出走。牝馬はそこまでレベルが高くないとはいえ、A級で通用しているメンバーも出てきた。前走はかなりテンションが上がっていたが、今回は許容範囲でゲートでも落ち着いていた。スタートはポンと出ると、1番人気のヤマニンカホンが飛ばしていくのを見て5番手6番手に控える作戦を取ると、ヤマニンカホンが撃沈するのを尻目に直線大外をぶん回し末脚を使ったが同じ3歳で経済コースを取っていたフレンドショコラを捕えきれず3着までとなった。勝ち馬ナリノクリスティーはA級で通用している上元中央1勝馬、1勝クラス2着馬で流石に格が違ったと言わざるを得ないが、フレンドショコラには勝っておきたかったところ。岡部が居ればなあ……。

7/30

札幌1R2歳未勝利ダ1000 クリノヒーロー:3着
クリノヒーローは連闘でダート替わり。最内枠に入り逃げると目されていたが、スタートでアクシデント発生、躓いて後方5番手からの追走となってしまった。しかし、馬にダートがあっているようで直線追い込み、勝ち馬アネモスは格が違ったもののスタートをちゃんと出て前走2着のダンツターセルに2馬身まで迫った。ただ、このレースのレベルは分からないというのが正直なところで、次走もダートになるだろうがそれを見てみないと通用するかは分からない。

新潟2R3歳未勝利ダ1200 ラブシックボッサ:6着
ラブシックボッサは丸田騎手とコンビを組んできたが、丸田騎手が故障離脱しているため、最近不調の岩田望騎手とのコンビに。スタートはよかったのだが、騎手が掛かるのを気にしたらしく中団前目あたりからの追走に。直線に入ると騎手曰く「ふわふわして」しまい、追い出しが残り150m地点とちょっと遅かったこともあって後方勢に競り負け6着と優先出走権を失う結果となった。次走に備えるとのことだが、優先出走権がないのにあと1か月で次走があるのだろうか。グリーンファームの馬なので園田からの復帰に期待といったところだろうか。

札幌4R3歳未勝利ダ1700 ミルクメイド:14着
ミルクメイドは最後のチャンスということもあって減量騎手を起用しての逃げというワンチャン狙いの競馬に徹した。その結果、1コーナーの時点でハナを奪い切れず4コーナー手前で既に垂れ、堂々の上がり最下位をマークしてのシンガリ負けとなった。しかし、もう後がない馬はこれでよいのだ。

高知12R一発逆転ファイナルレース3歳-7記者選抜ダ800 アムルム:6着
アムルムは2連続のファイナルレース出走。しかしアムルムにとって800m戦はちょっと忙しすぎた。いつもの1300m戦なら逃げの手に出るか2番手に付けられているところだが、今回は全く逃げられず4,5番手辺りの中団追走となってしまった。そうなると全く伸びず最後クビ差交わされて6着となり掲示板も外してしまった。

※新潟6Rでデビュー予定だったウォルラスは一般除外となった。

7/31

新潟6R2歳新馬芝1400 トレジャートレイル:12着
トレジャートレイルはデビュー戦だが、とりあえずダート母系の馬を芝で使ってみるという感じで全く仕上がっていなかった。とはいっても大差を付けられてタイムオーバーまで食らうのはやり過ぎだろう。スタートはそこそこよく、芝スタートのダートでもよさそうという感じだったが、芝を進むにつれて1完歩ごとに下がっていき離された後方に。そうなると直線ちらりと見えたもののあとはどうなったのかすらわからないような大差の負けを喫し、当然タイムオーバーによる1か月出走停止のお達しが下った。この1ヶ月でどの程度この馬を仕上げてダートで通用するようにするのかは腕の見せ所だろう。

その他

7月26日から27日にかけての2日間でセレクションセールが行われ3頭のイスラボニータ産駒が取引されました。ヴァルホーリングの2021は一度主取り後再上場の末800万円(税抜き)で「シンゼン」の原司郎氏に、ステラリアの半弟にあたるポリネイターの2021はサラブレッドクラブライオン代表の田畑利彦氏に2900万円(税抜き)で落札されました。また、注目していたモアナの半弟プロミネントの2021は新規参入と思われるタカレーシング(井上隆次氏)に3100万円(税抜き)で落札されました。売却率は100%、平均価格は2267万円となりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?