週刊イスラボニータ産駒2022/7/4~7/10

今週はイスラアネーロが捲土重来のVを決めて2勝目を挙げ、クラス昇格しましたが、それ以外の勝ち星は地方中央含めてもなく少し寂しい結果に。2歳が3頭、3歳が1頭デビューしましたが、どちらも目立った着順にはならず、寧ろ名前で知名度が高かったパクパクデスワが4コーナーで逸走してしまい不名誉な形で余計注目を浴びる結果となってしまいました。
ここまで安定してきていた門別3歳組は総崩れで、タロマンダラはなんとか掲示板を確保しましたが、ラコンテとジーニーボニータの2頭はタコ負けでした。
門別2歳組は2頭が出走し、2頭とも掲示板入りとまずまずの結果。エスプリクールは中々内容もよく、目途が立ったと言えるのではないでしょうか。
中央組で特筆できるのは先に挙げたイスラアネーロに加え、3着を確保したミキネスでしょうか。とはいえ小倉1200の入着は水物なのでなんとか勝ち上がってくれないかなと祈るばかりです。
来週は特に特別登録も新馬の出走予定もありません。強いて言えばオーダーナチュラルが続戦する程度でしょうか。勝ち上がり祈願。

7/4

盛岡2R3歳C2四組ダ1200 ヴェーチェル:7着
大外枠に入ったヴェーチェルはロケットスタートだったものの、それでも大外の不利を克服しきることができずに遅れをとって先団外々を回らされる形に。そうなると脚色が鈍るのは必然で、34コーナー中間あたりから追っ付け通しだったが、そこまで長く脚を使うのは難しく最後垂れて7着となった。枠がもう少しよければ入着くらいはできたのではないだろうか。

7/5

金沢2Rたっくんなっちゃん結婚記念3歳B6ダ1400 ヤマカツメリッサ:3着
前走金沢の交流戦を使って「このタイムなら」ということか金沢に移籍したヤマカツメリッサ。コース経験があるということで2番人気に推されたヤマカツメリッサ。スタートは一息だったがなんとか先行集団についたものの、スタートのせいか位置取りが微妙でやや外目を回らされる結果に。そうなると前2頭に追いつくのは難しく、体力がなく直線もフラフラしていたが何とか後続をアタマ差抑えて3着入線、馬券内に入るとともに初の賞金を得た。

門別1R2歳未勝利ダ1100 イスデボニュウタ:5着
スタートは五分に出て、先行する脚はないので中団に待機。途中中団後方に後退する場面もあったが、内経済コースを通って直線へ。最内でジリ脚ながらもなんとか粘り込み、最後1頭に交わされてしまったが5着となった。もう少しゆったりやれる距離の方がいいのでは?と思わないでもない。

門別8Rキンロバイ特別C3-2 C4-1ダ1000 ジーニーボニータ:10着
前走でやや逃げの戦法に限界が見えてきていたジーニーボニータ。今回は完全に大崩れしてしまった。スタート自体はロケットスタートでハナを取り切ったのだが、流石にこのクラスだと絡んでくる馬もおり、先行争いは激しくなった。そうなるとジーニーボニータは4コーナーでバテてしまい、4コーナーで並びかけてきたフルオブハピネスに交わされて先頭を失うと後は後退するばかり。最後追わなかったとはいえ10着と惨敗を喫した。そろそろ馬づくりを考える時期かもしれない。

7/6

門別9Rアジサイ特別C4-2ダ1700 タロマンダラ:5着
タロマンダラはこの長い距離の条件を待っての出走。8枠9番に入ったため、スタート時のポジション争いでかなり外々を回らされる不利があり、これでは勝負にならないと思ったか、やや下げて後方に。3コーナーから早仕掛けでまくり差しを狙ったが、流石にそこまで長い脚は持っておらず、5番手当たりまで押し上げるのが精いっぱいでそのまま5着に入線した。

7/7

名古屋3Rゆうかちゃん御生誕記念3歳9ダ1500 プラネタリウム:8着
スタートはいつも通り悪く後方2番手からの追走。このレースは前で大きく逃げる馬がおりかなりの縦長に。こうなると後ろからの馬はちょっと厳しく、上がり3位と脚はそれなりに伸ばしたものの、8着となった。とはいえ着順ほどは負けていないのでやや復調してきたか。

門別2R浦河の特別栽培米賞2歳未勝利ダ1000 エスプリクール:4着
エスプリクールは鞍上石川倭に戻っての出走。スタートは普通で中団からの競馬となったが、どうやら関係者の努力が実ったようで砂を被っても全く嫌がる素振りを見せず5番手あたりから直線へ。直線では一瞬前の馬が壁となって外に出す時間があったが、その後は末脚を伸ばして惜しくも4着入線。内容は格段に良くなっており、上がり2位とキレる脚も使えているので次走に期待できそうだ。

門別8R翔けろ!浦河産馬特別C4-2ダ1000 ラコンテ:8着
ラコンテはまさかの出遅れ。この距離ではリカバリーも効かず出遅れが全てで8着に惨敗した。しかしこれはちょっと参考外だろう。

7/8

名古屋3R3歳12組ダ1500 モズスーパーノヴァ:12着
前走短距離戦はハマって掲示板を確保したモズスーパーノヴァ。しかしちょっと能力を過信しすぎたようだ。前走から改善されたゲートの出から押して押してハナを取り切らんばかりの勢いで先行。しかしもう2コーナーでガス欠してしまい、3コーナーではズルズル後退。直線に入るころにはもうシンガリになっており、結果10着から大差を付けられたブービーにも大差を付けられるシンガリ負け。流石にこの体力のない馬で逃げるのは調子に乗り過ぎだった。

7/9

福島3R3歳未勝利ダ1150 ミルクメイド:10着
ミルクメイドは前走シンガリ負けから立て直しを企図しての1戦。しかし、スタートでややヨレるところを見せ後方からの競馬になると、この馬なりに脚は伸ばしていたものの、逃げ切りペースとなっていたこの競馬には対応できず10着に惨敗した。この馬なりに内容は悪くなかったがちょっと厳しい。

福島4R3歳未勝利ダ1700 インパチェンス:12着
インパチェンスは2番ゲートに入ったので、先行策で4番手辺りに付けて追走。直線に入るまではその位置をキープできていたのだが、直線は完全にバテてしまったようで後退。最早どうしようもなく12着に惨敗した。前走1400でもやはり9着と大敗しているので距離が問題という訳でもなさそう。

小倉6R3歳未勝利芝2000 タイニープライド:8着
前走5着だが、番組がなく距離短縮をせざるを得なくされたタイニープライド。流石にこの距離で楽逃げという訳にもいかず、かなり先行争いが激しくなって2,3番手に。そうなってしまうともうこの馬の競馬ができず、残り600m辺りで垂れ始め、直線5番手辺りで粘ろうとしていたものの力尽き8着に終わった。この馬は楽逃げできないと勝てないのだが、楽逃げできるような距離はもたないのが困ったところ。

函館7R3歳以上1勝クラスダ1000 イスラアネーロ:1着
前走は内枠に入ってしまったので無理矢理行き切るしかなかったイスラアネーリ。今回は外枠だったので、逃げんばかりの好スタート好ダッシュだったがハナは譲って2番手ピッタリと追走。直線に入ると逃げた人気薄は楽々と競り落とし、殆ど追わずに後ろの馬との差を詰めさせず上がり2位の脚を使ってゴール。ダート1000m戦の外枠ならやはり強い。欲を言えば1200くらいも保ってくれれば使える番組も増えるのだが。

小倉7R3歳未勝利芝1200 ミキネス:3着
ミキネスは2ケタ着順が続いていたが、小倉1200の魔力にのせて復活を果たした。スタートは五分に出て中団前目に付けるとややロングスパート気味に3コーナーには4番手に進出。ただその代償か4コーナーで既に鞭を打ち始めていた。ここで垂れてしまうかと思いきや、最後の200mで末脚を繰り出し、垂れてきた逃げ馬を交わして3着と馬券内を確保した。騎乗した松若騎手曰く手ごたえはよくなかったそう。これが叩きになって次走はもっと反応がよくなっていたりしないだろうか。

7/10

福島3R3歳未勝利ダ1150 ラブシックボッサ:4着
ラブシックボッサは短距離番組がないため止む無くさらに距離短縮。芝スタートではやや左にヨレてしまったが、ダートコースに入ると内の経済コースで運よく詰まることもなく5番手まで進出し直線へ。しかし、前が止まらず追い上げるとき少し脚を使ってしまったこともあって伸びず隣にいたミラーレイクの追撃こそ躱し切ったものの4着に終わった。2戦連続で4着と芝マイルやダートマイルよりは適性がありそうだが、勝ちまではもう一押し欲しいところ。

函館4R3歳未勝利芝1200 ジェットグリッター:11着
ジェットグリッターは前走の大崩れから復活できなかった。スタートはよく先行争いには加わったのだがハナを取り切るほどの勢いはなく8枠15番からでは厳しいということで下げて中団後方へ。しかし直線どうにも伸びず後方侭で11着に終わりツーアウトとなってしまった。この馬はマイルで2着が2回あり、こんなところで終わってしまうような馬ではないのだが……。

福島4R3歳未勝利芝1200 ベルマリエ:15着
ベルマリエは好スタートから逃げようとしたが、ハナは奪い切れず3番手に。しかし、この馬は体力がなくレースが進むごとにずるずると後退していき、ゴールに入るころには力なく15着ブービーで惨敗した。流石にこれでは勝ち上がりどころか掲示板入りも厳しいだろう。

小倉5R2歳新馬芝1800 ナムラエヴァ:8着
兄にダートで活躍したナムラビクターやナムラアラシのいるナムラエヴァ。スタートの時何かクビをもたげるようにして出遅れて後方に。それでも幸騎手は先行したかったようで、押し上げて2番手に。そのままスローペースを好位追走したところまではよく4コーナーを曲がって直線に入った時点では先頭に。しかし前半に無理したのと、直線でもまたクビをもたげるようにしたこともあって後退、8着に終わった。出遅れがなければ内容的には勝てていたかもしれないが、クビをもたげる癖は矯正しないといけないだろう。

小倉6R2歳新馬芝1200 パクパクデスワ:13着
           ミレクイーン:9着
ミレクイーンは好スタートからな2番手につき、それとは対照的にパクパクデスワは出遅れて実質的に最後方から。ミレクイーンの方は先行して2番手からの抜け出しを図り残り200mくらいまでは勝負に加わっていたものの最後は後退して9着に終わった。一方パクパクデスワは出遅れた馬なりに馬群の後方に取りついて末脚に賭ける格好を見せていたのだが、4コーナーでアクシデント発生。いつぞやのランドオブリバティを思わせる逸走をしてしまい、なんとか完走はしたもののブービーに終わった。なおパクパクデスワはタイムオーバーにより出走停止処分が下るとともに平地調教再審査のお達しが下った。

福島7R3歳未勝利ダ1700 テネリフェ:15着
テネリフェはこれがデビュー戦。スタートで大きく外にヨレてしまい、その後も追走もままならず最後方にポツンと位置。ここから追い上げるという訳でもなく、なんとかタイムオーバーだけは回避したものの大きく離されたシンガリ負けとなった。

函館8R3歳以上1勝クラスダ1700 パーカッション:9着
パーカッションはキャロットらしい久々の1戦。出来は一息といったところで、スタートはそこそこに中団を追走する。しかし1コーナーでやや膨れるようなコーナリングを見せると1コーナーから2コーナーあたりで早々に捲り上げて3番手に。だが、やや強引なレース運びだったためか3コーナーで馬が競馬を止めてしまい4コーナーでは既に5番手にまで垂れ、直線ではさらに後退して9着に惨敗した。また、どうやらこの馬は乗り手を振り落としてしまったことがあるほど気性が怪しいようで去勢が検討されている様子。個人的な見解で言えばただでさえ前進気勢を削ぐ去勢はどうだろうかといったところ。

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