週刊イスラボニータ産駒2022/5/23~5/29

今週の地方組は4勝を挙げる絶好調で、フミタツラブリイでさえ掲示板入りと概ね素晴らしい成績でした。特に門別馬が2勝を挙げた木曜日の門別メインレースはイスラボニータ賞。イスラボニータ賞デーに相応しい走りをしてくれました。
一方中央はオーダーナチュラルの2着が最高着順、葵Sのニシノレバンテを含め思ったような競馬ができない馬が多い感じでやや残念でした。
来週からは中央の2歳新馬戦に入ります。でもノーザン馬の少ないイスラにとってはそれより古馬混合戦に入る1勝クラス組の方がまだメインかもしれませんね。

5/23

特になし

5/24

金沢1R3歳B3ダ1400 フミタツラブリイ:5着
フミタツラブリイは前走の反省からいつもの通りの後方待機スタイルへ戻った。3コーナーあたりからこれまでにないジワジワとした伸びを見せ、最後先団3頭からはかなり離されたが、最内を突いて後ろの追撃をクビ差凌いで5着入線、金沢移籍後初めて掲示板に載った。関係者を除けば誰よりも金沢のフミタツラブリイを見てきた自信があるので地味に嬉しい。

水沢2R3歳C2三組ダ1300 デルマオベロン:1着
サラオクで落札され、中央からの移籍初戦となったデルマオベロン。ダート1700mで1.8秒差というメンバー内で言えば比較的惜しい競馬をしていたからか1番人気に推された。スタートはあまり早くなく中団後ろ目からの競馬となったものの、中盤巻き返し先団外側にとりつく形に。直線に入ると大外を回し前でやりあっていた2頭を纏めて差し切る強い競馬で初勝利を挙げた。母父ティンバーカントリーということで地方ダートで勝利を積み重ねていければ。

5/25

門別1R3歳以上C4-4ダ1000 ラコンテ:1着
ラコンテは初の古馬混合戦で単勝1.2倍の初出走馬に当たってしまう不運に見舞われた。しかし、道中好位2番手につけると逃げた1番人気コンフリクトが余裕綽々で追っていないのをいいことに先頭へ。コンフリクトの落合騎手も最後追ったが馬が応えず、この1強ムードを打ち破って見事2勝目を挙げた。

5/26

門別3RJRA認定アタックチャレンジ2歳未勝利ダ1000 ティーズアヴァンセ:4着
ティーズアヴァンセは前走掲示板ではあったがそれほどの評価は得られず8番人気に。しかし、先団外目4番手に取りつくと、前2頭からはかなり離されてしまったものの後ろには抜かさせず2連続掲示板確保の4着と健闘した。

門別5R3歳条件4-2ダ1700 タロマンダラ:1着
タロマンダラは距離を1700に戻しての出走。抜群のスタートから道中外目3番手につけると抜群の反応を見せて4角で先頭に立ち、さらに外からフェリスヴィエントの追撃を受けながらも1馬身のリードを保ち続けてそのままゴール、2勝目を手にした。なお、この日のイスラボニータ賞を制したヴァプンアートもタロマンダラと同じ赤石牧場の生産であり、赤石牧場にはイスラボニータの種付権が送られた。赤石牧場さん是非またの種付をお願いします。

門別7R3歳条件4-2ダ1000 ジーニーボニータ:1着
ジーニーボニータも最高のスタートでいつものように逃げの手に出ると、4角で2番手にいた馬を突き放すと、そのまま1番人気のコウシュハセイコの追撃を意にも介せず3馬身差の快勝を飾った。ジーニーボニータは春に復帰してから2勝3着1回と絶好調で、相手の弱化もあったとはいえ成長が感じられる。

5/27

名古屋3R3歳8組ダ1500 プラネタリウム:6着
プラネタリウムは今回はゲートは出たものの二の足がつかずいつものように中団後ろ目からの追走。しかしこのレースは展開がかなりの前残りとなってしまい、後ろからの競馬を得意とするプラネタリウムには厳しく、惜しくも5着にハナ差の6着となって掲示板を逃した。

5/28

中京3R3歳未勝利芝1400 コルカノン:7着
            ハイアキュレイト:10着
コルカノンは初めての距離短縮、ハイアキュレイトは初芝での出走。ハイアキュレイトは前目3番手あたりにつけ道中も頑張って前に付けていたが直線で垂れて10着となった。ダートのときの方がよい走りをしていたように思う。コルカノンはスタートは出たが後方待機策を選択。流石に後ろ過ぎて全く届かなかったが上がり2位の脚で7着とまずまずの結果だった。距離はこのぐらいで中団から進められればチャンスはありそう。

新潟6R3歳未勝利ダ1800 パワーエンブレム:4着
パワーエンブレムはやはりダート1800にこだわっての出走。スタートは出たが流石に1枠1番で前に出て行けずに中団に。しかし、ここで前が空いていたのにもかかわらずロングスパートを掛けなかったのが結果的に仇になり、直線上がり2位のいい脚をつかっていたものの、追い出しの遅れと位置取りの悪さから3度目の4着となった。懸念されていた距離は少なくとも平坦の新潟なら問題なさそうだが、能力は見せていただけに位置取りが悔やまれる。上がりタイムを見るに初ブリンカーの効果は出ていそうだ。

新潟7R3歳未勝利芝1600 オーダーナチュラル: 2着
            ゴッドハニービー:13着
オーダーナチュラルはゲートを出た直後中団後ろ目あたりにいたが、馬場のいい外を通る作戦で最後方から2番手に。ゴッドハニービーの方は先団にとりついた。ゴッドハニービーは残り400mあたりで3番手あたりまで上がったがそこで力尽きて後退し13着大敗した。芝も走れるとは思うが距離は短い方がよさそう。一方オーダーナチュラルは馬場の良い大外を通る作戦は成功したが、併せ馬のためかそれともヨレたかやや内に行ったのが仇となってしまい、前にいたタイゲンを差し切れずに2着までとなった。それでも上がり最速は出しておりもう少しだけ前にいてヨレなければ差し切っていただろう。夏競馬で勝ち上がれるはずだ。

中京11R葵S(GⅢ)芝1200 ニシノレバンテ:9着
前走ファルコンSの大敗から、左回りが不得手と見られたかブービー16番人気の低評価を受けたニシノレバンテ。内田騎手はキミワクイーン(除外)の騎乗予定があったため松田騎手に乗り替わっての出走となった。しかし、何故か持ち味の逃げの手には出ず、中団からの競馬に。確かにテンの早い馬が多く逃げられなかったと言えばそれまでだが馬が行きたがっているのに流石に下げ過ぎであろう。直線は伸びては来ていたが自分の競馬できないのでは仕方なく9番手に雪崩れ込む競馬となった。前が早くなりそうという予想は分かるが、いくらなんでも後ろ過ぎだ。これでは勝負も何もあったものではなく全くの参考外だろう。

5/29

中京3R3歳未勝利ダ1200 シェヴロンケリー:12着
シェヴロンケリーは初ダート。しかしやはりというか芝の方があっていたようで、後方侭で垂れてきた馬を交わすだけの12着大敗となりツーアウトとなった。走る気が失われていることもあるが流石に厳しい。

東京4R3歳未勝利芝1600 ルグランブルー:7着
ルグランブルーは前走最後方からの競馬であったが今回は内に入って中団まで進出。直線3番手あたりまで来るシーンもあったが、前に垂れてきた馬を回避せねばならず進路変更を余儀なくされたこともあって、1着に0.6秒差の7着となった。7着とはいえそれほど差はなく結構いい競馬ができたといえよう。

中京4R3歳未勝利芝1600 イスラグランデ:6着
イスラグランデは前走まさかの大敗から何とか立て直し距離短縮、幸騎手から国分騎手への鞍上弱体化での出走。しかしどういう判断なのか最後方内側で直線に入るまで待機という策に。これで内から抜けてくればカッコいいがそんな都合のよいことはなく、貴重な直線を外側に持っていく無駄な時間に使いつつも残り400mで漸くエンジンをかけて上がり2位の脚で上がっていったが届くわけがなく5着にハナ差の6着となった。ダービーデーということもあって珍しく幸騎手が西に不在だったが、次は乗ってくれると信じたい。

新潟5R3歳未勝利ダ1200 ルナエルモッサ:6着
ルナエルモッサは今開催新潟リーディング2位となった今村騎手を背に出走。芝スタートは抜群に出たが、ダートに入ってからやや下げて中団前目に。しかしここは新潟ダートコース、前前で決まってしまい中団につけたルナエルモッサはそのまま6着という結果になった。芝のスタートを見ると、2着が1回あることだしもう一度芝を試してほしくなるレースぶりだった。

佐賀5R都丸ちよさん来場記念3歳-8組ダ1400 マイネルホリゾンテ:4着
マイネルホリゾンテは佐賀では不利な1枠1番に入ってしまったが、前走と違ってゲートを出ると1枠を生かして逃げる競馬に打って出た。これで絡んでくる馬がおらず外に出せればよかったのだが、残念ながら外に2頭が並びかける競馬に。そうなっては厳しく4コーナーで2頭に抜かれ、直線外に出していた1頭にも抜かれて4着となった。ここは1着馬はともかく絡んでくる馬がいなければ2着はとれていそうな感じだったので悔しい。

水沢11Rイーハトーブマイル3歳(M3)ダ1600 ビッグモンドルーフ:7着
ビッグモンドルーフは重賞初出走。さすがに山本政騎手を確保することはできず岩本怜騎手に乗り替わっての出走となった。圧倒的に離された単勝100倍台の最低人気となり、後方からのスタートに。終始外目を回らされる競馬が続いたが中盤5番手あたりまで進出する見せ場もありつつ、結果的には1~4着にはかなり離されてしまったものの5着に0.3秒差の7着となった。人気を考えればこの馬なりに頑張った方だろう。もしスタートで中団に付けられていたら掲示板入りもあり得たかもしれない。

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