週刊イスラボニータ産駒2022/8/1~8/7

今週はレパードSにレッドラパルマが出走しましたが、あまりのハイペースに耐え切れず12着惨敗となりました。また、昇級戦の出走が目白押しでしたが、そちらの方も不発。光を差してくれたのはサニーバローズの勝ち上がりで、ダートはどうかと思っていましたがあっさりでした。新馬の方はセフィロが期待できそうな2着、エイシンネクタルが着狙いに徹して5着、ウォルラスは距離が長かったと見えて13着惨敗。とはいえ先行できているので1200の内容を見るまで見捨てるのはまだ早いでしょう。
地方の方は勝ちはありませんでしたが、エイシンリュージュが無事シルバーコレクターに復帰したほか、ビーガールが安定感を見せて3着、デビュー戦のシャトーブランが4着などそこそこの結果となりました。
来週はフェニックス賞にミカッテヨンデイイが出走。未勝利馬ですが、他の登録馬も大体そのような感じであり、未勝利戦と殆ど変わりません。こうなれば勝ちに期待したいところです。

8/1

特になし

8/2

金沢3R3歳B6ダ1400 ヤマカツメリッサ:5着
今回はメンバー的に鞍上がチャンスと見たか、スタートから追っ付けて逃げの手に打って出た。しかし、3コーナーで苦しくなって番手の馬に抜かれ、後ろから来た2頭にも抜かれて離れた4番手に。最後もゴール前ハナ差差されて結局5着に終わった。勝負した結果であるし、このレースは終わってみれば番手だったカルトナージュも差されて3着と差し有利の決着だったので展開が向かなかった。

盛岡3R3歳C2三組ダ1200 ヴェーチェル:8着
ヴェーチェルは大外枠の呪いから解放され、好スタートから4,5番手先行策。しかし、直線これと言った不利はなかったがどうにも残り200mあたりから伸びず、12頭立て8着に終わった。前走前々走は不利があったので仕方ない面もあったが、まともに走ってこれでは正直厳しいかもしれない。

門別8Rカラマツソウ特別C3-3C4-1ダ1000 ジーニーボニータ:4着
逃げ一辺倒の競馬の矯正中のジーニーボニータ。前走は後ろ目から差す競馬を試して失敗だったが、今回は中団前目5番手あたりからの競馬を試した。直線入り口での手ごたえは前走よりもよく一時3番手まで上がったが、最後後ろから追い込んできた馬に抜かれ、内にいたドリームルーチェとの追い比べを制して4着となった。ドリームルーチェは7着だった前走で2着だった馬でそれに先着できたとなれば今回の作戦は成功だったのでは。取りあえずの掲示板復帰となった。

門別11Rふるさと日高応援特別C2-2C3-1ダ1700 タロマンダラ:6着
タロマンダラは昇級戦。しかしここは北斗盃4着のスダワールド、中央移籍馬のカルディナーレなどがおり、相手に恵まれなかった。タロマンダラはゲートはよかったが先行すると垂れるということで、後方3番手あたりからの追走。しかし、この後方集団が先行集団に5馬身以上離される分断競馬になってしまった。1枠1番だったタロマンダラだが、そんなの関係ねえとばかりに大外をぶん回して先行集団を追ったものの、相手が強かったこともあり6着掲示板外となった。結果から言えばミユキリバタリアン(2着)と同じタイミングで上がっていくべきだったのだろう。とはいえ、後ろは5馬身千切っておりそれほど悲観するような内容でもないのでは。

8/3

門別8RJRA交流リゲル特別C1ダ1200 ハイアキュレイト:9着
                 アルマイメル:7着
池添ぇ!と叫びたくなるが、ある意味で仕方ない内容だった。アルマイメルはいつものように逃げの手で2番人気地元のカツベンケイや6番人気のフレーシアらと並んで4頭が競り合うような形になった。そして残念ながら直線共倒れになってしまい、カツベンケイが5着、フレーシアが6着、アルマイメルが7着となった。展開が向かなかったし、本質的に1200は短いのかもしれない。未勝利の期間的にチャンスはあと一回あるかどうかだが…。なお、ハイアキュレイトは後方侭でシンガリ負けだった。

門別9R平取町軽種馬生産振興会特別C4-2ダ1200 ラコンテ:5着
ラコンテはスタートよくハナを取れたら行く構えだったが、2番手となったので無理せず5番手あたりまで下げての進行。直線、逃げたメイクザウインドが突き放す形となったが2番手争いは混戦に。しかしその2番手争いの1番後ろ5着に敗れたのがラコンテとなった。内容としては悪くはなかったが、最後の2番手争いを制する根性と運が足りなかったようだ。

t8/4

川崎3Rスパーキングデビュー新馬2歳7ロダ900 シャトーブラン:4着
シャトーブランはデビュー戦。能力試験でのタイムは正直に言って微妙だったが、鞍上森泰斗ということもあり4番人気以下を付き離しての3番人気となった。スタートは追っ付けて2番手についたのだが、900は忙しいのか向こう正面でシゲルアレグリアに、3コーナーでアメリカンライトに交わされて4番手に。そのままアメリカンライトには詰め寄ったものの3/4馬身差の4着伝統芸となった。イスラ産駒は基本800や900だと忙しい産駒が多いので1400,1500替わりでどうかといったところ。

門別5R2歳未勝利ダ1000 エスプリクール:11着
前走4着と好走を見せたエスプリクール。そこで今回は逃げ集団からは離されたものの4番手からの攻めた競馬を志向した。4番手からの競馬は直線までは成功していたようにも見えたが、残念ながら直線では全く伸びず勝ち上がらなければいけない門別2歳未勝利戦では着狙いしても仕方がないので最後諦めて11着シンガリ負けとなった。前々走までのような上がり40秒台のどうしようもない競馬ではないので、今回は諦めたのが見て取れる競馬となった。

8/5

名古屋3R3歳14組ダ1500 デルマスプリガン:7着
デルマスプリガンは移籍2戦目。外目の枠に入ったが、2番手3番手に先行する競馬に。しかし、逃げたビップジャスミンはちょっと格が違い、逃げて道中10馬身千切るような競馬になったにもかかわらずそれを必死で追いかけると4コーナーまでにバテてしまい、後方から進めていた馬に千切られて7着になった。後方から行った馬は1:39秒台後半とスプリガンの持ち時計より遅い時計で掲示板入りしているので、これは勝ちに行ったとはいえ正直騎手の判断ミスだろう。相手を見誤った。

8/6

札幌3R3歳未勝利芝1200 フラッシュサンダー:10着
フラッシュサンダーは新人の西塚騎手騎乗。ゲートなりに中団につけ、道中もその位置を維持し続けており、このまま伸びてくることも期待させたが、ここから位置取りに彷徨ったのもあるが直線全く伸びず、後方の馬にそれほど差されこそしなかったものの10着に惨敗した。

新潟4R3歳未勝利ダ1800 サニーバローズ:1着
団野信じてたよ!前々走で復帰後初勝利を挙げた団野騎手を引き続き背にしたサニーバローズはダート替わり。スタートやや躓き加減となり中団からとなりかけたがすぐリカバリーして4番手先行。直線外を回すと手ごたえがよくそのまま先頭となり、内で粘ったラウドスピリッツも突き放して楽勝した。芝で走っていた馬なのでダートが合うかは半信半疑だったが、合っていた様子。なお、この勝利で2019年ノーザンファーム産イスラボニータ産駒のデビュー馬3頭全頭が勝ち上がりを決めた。

札幌5R2歳新馬芝1200 セフィロ:2着
千葉セリで取引されたセフィロはここがデビュー戦。スタートはそこそこに4番手あたりにつけて内に入ったが、外から出遅れたテラステラが上がって来て少し蓋になるような形に。直線入り口でやや捌きのスムーズさを欠くところがあったが、すぐに捌き切って抜け出していたメイクアスナッチを捕まえる為に凄い脚を使ったが、クビ差のところがゴール板だった。次もこの脚が使えるのなら勝ち上がりは早いだろう。

札幌6R3歳未勝利芝2000 トゥルーブルー:13着
トゥルーブルーは更なる距離延長。ゲートで少し寄られる不利があったが、後方の位置取りなのでそこまで影響はなかった。そしてこのレースは1着同着にもつれ込む熱い内容のレースとなったが、その陰でトゥルーブルーは殆ど後方侭の形で13着で入線した。

8/7

札幌2R3歳未勝利ダ1000 ベジェサ:3着
門別で痛い取り逃しをしたベジェサは初の1000m戦。そもそもスタートがあまり良くないので後方からとなったが、外を回って少しづつ押し上げていく形を取り直線入り口では4番手あたりまで上がってきていた。しかし1000m戦での逃げ先行有利は揺ぎ無く、楽に先行した2頭を捉えられず3着で入線となった。能力はあるはずなのだが、どうも噛み合わない。

新潟2R2歳未勝利芝1600 ゴレイジョウ:7着
デビュー戦は函館1200で後方侭だったゴレイジョウは新潟1600替わりで直線が伸びてやや結果はよくなった。スタートはいいのだが、如何せん走る気がないのか追走力に欠けるのか最後方ポツンとなったゴレイジョウ。直線半ばくらいでようやくエンジンがかかったのか、いい脚を使って6着馬にクビ差まで迫ったが、位置取りが悪すぎてそれが限界だった。最後の脚は使えているので気性的問題なのだろうか……。

札幌3R3歳未勝利芝2000 ルグランブルー:9着
ルグランブルーは先行する勢いだったが、追走力の問題か結局1コーナーまでには中団に位置取り。2コーナーを超えた辺りから少しづつ後退加減になっていたが、中団後方あたりでなんとか踏みとどまって直線へ。一応最後は伸びていたが、中団後方では届くはずもなく、隊列なりの9着に終わった。

新潟5R2歳新馬芝1600 エイシンネクタル:5着
エイシンネクタルは6月デビューも噂されていたが結局延びて8月のここでデビュー戦。出遅れ加減でゲートを出て中団後方からの競馬をすると、内に入り、直線は本気で追わずにインを突いて着狙いに徹する競馬で5着と優先出走権を確保した。「1ハロン短い方が良い」という騎手のコメントからすると本気で追うと脚を失くしてしまい掲示板もなさそうなので着狙いで次戦に繫げるということか。そこまでして着狙いしたのなら次戦決めて欲しいところだが……。

新潟6R2歳新馬ダ1800 ウォルラス:13着
前週の1200m戦で除外を食らったウォルラスは1800mに回ることを強いられた。少しスタートはヨレたが楽な調子で2番手に先行。このまま押し切るかという手ごたえだったが、3コーナーを超え600m標識あたりから下がり始め、直線でどんどん後退。結局タイムオーバーぎりぎりの13着に惨敗した。この馬の全姉はダート1200mで2勝を挙げているアイヴォリードレスで、この馬もそのくらいの方がよさそうだ。タイムオーバーを食らわなかったのが幸いか。

新潟7R3歳以上1勝クラス芝2200 イスラグランデ:7着
イスラグランデの昇級戦は1ハロン延長。外枠に入って、道中は終始中団外目からの追走。4コーナーで仕掛けて4,5番手外目あたりまで上がっていったが、そこが上がっていく限界で前を捕えきれず、また最後1ハロン伸びを欠き5着以下大接戦ながらも7着に終わった。やはり2200は1ハロン長かったと見える。とはいえ大型馬故に体ができておらず少しまだフラフラ走っているように見受けられた。これからの馬だろう。

札幌10RHBC賞(3歳以上2勝クラス)芝1200 ニシノレバンテ:10着
ニシノレバンテは再度北海道シリーズに参戦。前回は直前輸送だったが、今回は北海道での滞在競馬となった。逃げ馬には辛い大外枠に入ってしまい、またそもそも鞍上に逃げる気がなかった。4番手あたりで先行したが、逃げずにこの馬の良さが出るはずもなく直線どんどん後退していき、10着に惨敗した。この馬が崩れたのは鞍上が代わった葵S、早く元の鞍上に戻ってきてもらうべきだろう。

盛岡6R3歳B1一組ダ1600 ビッグモンドルーフ:8着
            エイシンリュージュ:2着
シルバーコレクター・エイシンリュージュが帰ってきた。エイシンリュージュは押して押して逃げ馬を見る2番手に先行。道中外からもう一頭ハヤテスプリント5着のオンラインボスが上がって来て挟まれるような形に持ち込まれた。それでは厳しいと見て、直線入り口でその外に進路を変更し、オンラインボスを捉えんとしたがクビ差の2着まで、結局ハヤテスプリント5,6着での決着となった。2着とはいえ後ろが僅差まで迫っていたので頑張ったと言えるだろう。ビッグモンドルーフの方は中団待機で、コーナーでは少し曲がり切れないような場面を見せつつ伸びきれず8着。

新潟11RレパードS(GⅢ)ダ1800 レッドラパルマ:12着
レッドラパルマは抽選を通って重賞レパードSに挑戦。着狙いの競馬をすることも考えられたが、自分の競馬をすることを選択して先行争いでスムーズさを欠いたが4番手内で先行策をとった。しかし、このレースは前半1000m1分0秒5と速い流れになってしまい、残り300mあたりでレッドラパルマを始め先行勢はみんなバテてしまっていた。デムーロもこうなっては無理に追わず、勝ち馬から7秒以上遅れた12着で入線した。無理に先行せず中団でチャンスを狙った最低人気のライラボンド辺りが7着になっていることを見ると先行勢にはきついレースだったことが覗えるが、勝負にいったのだから仕方ない。また、クラブ発表によれば軽い熱中症を起こしていたとのこと。あの炎天下では仕方ないか。走るのがイヤになっていないことを祈るばかり。

札幌12R3歳以上1勝クラス芝1200 スマイルアップ:8着
前走3着だったスマイルアップは北海道シリーズへ。最内枠に入り、少し詰まり加減も、コーナーに入るころにはいい感じで3,4番手に先行。このまま押し切りもあるかと思われたが、直線伸びを欠き、後ろからやってきた馬群にも差されて8着に惨敗してしまった。直線斜行制裁を食らっており、体力が削がれる何かがあったのだろうか。

佐賀3Rダイヤモンドレース!杯3歳-4組ダ1400 ビーガール:3着
前走勝ったビーガールは相手強化、移籍後2連勝のパーフェクトボディが単勝1.2倍の圧倒的人気を集めていた。パーフェクトボディがハナを切る一方でビーガールは先行を試みたが中団前目あたりの追走に。ただ、2コーナーで外にいた馬が自重して結局4番手あたりに先行することになった。直線に入るとパーフェクトボディが垂れたところにジュンオーズ、クラウンアポロンが抜け出し、そこに大外を回されたビーガールがパーフェクトボディを交わしクラウンアポロンに迫ったところがゴール。なんとか3着確保となった。

新潟12R3歳以上1勝クラス芝1600 ミスボニータ:4着
元気が良過ぎて次週の1400の予定が1週前にスライドしたというミスボニータ。ポンとスタートを出て2~4番手で先行すると、逃げたセブンフォールドがやや抜け出し離された2番手で直線へ。直線であと200mといったところでセブンフォールドに迫り抜け出しを図ったが、そこから2頭に差され、セブンフォールドも捉え切れず4着。1ハロン長いように見えるが、逃げ馬は捉えたかったところ。

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