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RTA in Japan Winter 2022にZADETTEと受付ボランティアで参加したよ

みなさまおはようございます。こんにちは。こんばんは。tetu_aoです。てつと呼びます。_aoは碧色が好きだから付け加えただけです。
RTA in Japan Winter 2022に現地参加し、ZADETTEを走ったことと受付ボランティアをしたお話を書きたいと思います。

自己紹介

自己紹介は前回のRiJの記事に載っているのとほとんど変わらないのでリンクを張っておきます。

付け加えるとするとシャリーのアトリエ~黄昏の海の錬金術士~DXが好きすぎて、他のアトリエシリーズ作品をやっているとSweep!~その1~(シャルロッテ編の戦闘曲)に楽曲変更してしまう事態が最近起きるようになってきました。なんかSweep!じゃないと体がムズムズしてくるんですよ。いや~何百回聴こうと飽きない最高の曲ですね柳川和樹先生ありがとうございます。
一応TwitchリンクとTwitterリンクを貼っておきます。2023年はTwitchフォロワー1,000人目指して頑張っていますのでフォローしてくださると大変励みになりますよろしくお願いします!

ZADETTEに出会ったきっかけ

ZADETTEは2021年3月1日に発売されたフランスのビデオゲームの傑作です。しかし私はその存在を最初から知っていたわけではありませんでした。知ったきっかけは昨年2022年1月にあった世界最大級のSpeedrunイベントAGDQ(Awesome Games Done Quick)2022で行われた4人レースでした。

4人レースであるということ、1度でも敵の攻撃に当たるとステージの最初からやり直しというシステムが重なって非常に見どころ満載なレースとなり、見終わったときにはとても感動していましたし「私も4人のようにこのゲームを走ってみたい」と思っていました。
そしてちょうどSteamで🔥50%削減!🔥されていたのですぐに購入しプレイしました。
アクションゲームが苦手な私でしたがラスボス以外はパターン通りにできればミスも少なくクリアできるため、世界3位の実力をつけて色んなイベントに出たりしていました。

余談ですがシャリーのアトリエDXでのイベント出演が2回なのに対し、ZADETTEは7回です。これはESTが30分以内に収まるのと解説が居なくてもどうにかなる作品だからです。機会があればシャリーのアトリエDXで応募したいですが、解説が居ないと誰も理解できないRTAになってしまうので応募できてなかったりしています。居てもわからないと言われますが(´・ω・`)

RiJW2022に応募しようと思ったきっかけ

実は募集始めのころはRiJW2022にZADETTEを応募する気はなく、ボランティアのみで参加しようと思っていました。前回の記事の最後に書いた通りです。

”冬のRTA in Japanは走者としての応募は今のところ考えていません。それよりもボランティアスタッフとしてあの場にいたいという思いが強いです。”

RTA in Japan Summer 2022にシャリーのアトリエDXで参加したよ

理由はとあるイベントに参加したとき、EST25分で申請したのに3分弱のタイムオーバーをしてしまいそれがトラウマになっていたからです。あとプレイすると本人の意思に関係なく眠くなってくるので練習するのがしんどいという理由もありました。

それが何故応募する気になったのか?

それはTwitterでZADETTE公式のこのツイートを見たからでした。

これを見たとき私はハッとしました。そして思い出したのです。
「ZADETTEはフランスのビデオゲームの傑作なんだ…!この素晴らしい作品をRTA in Japanで披露するんだ!」

このツイートが9月2日投稿のためRiJW2022の応募締め切りまで約10日間しかありませんでした。でもやってやろう!自分にはできる!と奮起しました。それまでやっていたカテゴリ「Gamer%」と合わせて応募するために、新たに2022年に追加されたカテゴリ「Better Gamer%」の練習を始めました。
Gamer%とは全く異なる操作性のため非常に苦しい思いをしましたが、10日間で約40時間プレイしなんとか見栄えのいい記録を出すことができたため2つのカテゴリで応募しました。休日は13時間ZADETTEをやっていた日もあったほどで、今考えても相当いかれ…頑張ったと思います。締め切りの3時間前くらいに応募したので膨大な作品数が載る応募ページでも本当に最後の方に載っていたほどでした。

結果、採用となり「Gamer%」を披露することになりました。

と、10日間で40時間…(´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: サラサラ..

そのあと3つのイベントでBetter Gamer%やったし無駄ではなかったですよええ!
というわけでここからGamer%の練習が再度始まるのでした。

本番までの練習とか解説との打ち合わせとか

練習

採用が決まってからの練習はあまりやっていませんでした。理由はいくつかありまして、
①ラスボス以外パターンゲーなので、そんなに練習しなくてもできるレベルに達している(この時点でプレイ時間は150時間)
②練習すると眠くなるので他のことができなくなる
③連打ゲーでもあるので右手の親指を労りたい
があります。
特に③はアトリエシリーズの走者でもあるので、これ以上親指の関節部分が痛くなると高速調合が出来なくなる危惧がありました。そのためスポーツ用のサポーターをつけて3回走って終わりとかタイム測らずに練習だけとかそんな感じで済ませてました。
ただパターンゲーであるがゆえに一度ミスしてしまうと同じ個所のミスが続き、ESTオーバーということが7回に1回ほど起きてしまっていたので、決して気が緩んでいたわけでもありませんでした。また現地参加ということでいつもはしないミスをする可能性も考慮していました。それこそ夏のシャリーのアトリエDXは自分のPCよりスペックが高いがゆえにボタンの入力反応が早すぎたため、普段より調合パートをゆっくりやったことをよく覚えていました。結局本番当日の自分の調子に任せるしかないので割り切ってましたね。

解説依頼

解説についてはユタポンさんにお願いしました。解説の経験がないということでしたが、ZADETTEがユニークゲームというちょっと捻った解説が必要なジャンルだということ、またそのジャンルに理解があること、元々交流のある方で夏のRiJで実際にお会いしたときに信頼できる人間だと感じたという点で依頼しました。
解説資料についてはユタポンさんに資料をお渡しして原案を作成していただき、私の方で修正して本稿という形をとりました。
これは人によりけりですが私はこういう内容で話してほしいという部分がけっこうある人なので解説の方に全部お任せするのは出来ないんですね。なので今回のやり方はけっこう良かったなと思います。

私とユタポンさんで話しあって決めたテーマは「真面目にふざける」でした。
このゲームは練られたチャートを使用してるわけでもなく、難しいグリッチに挑戦してるわけでもないので見てる人たちにたくさん笑ってもらおうということを狙いました。
二人とも大真面目にプレイ&解説をしているんだけど、「なんかおかしいよね?」と視聴者に思ってもらうために、ズレた解説をひたすらにしたり、二人とも仮装してるしなんなら羽根も付けるけど特に笑わない、最後まで観客がつけているお面に触れないなどとにかくツッコミを入れたくなるような演出を心掛けました。
結果、会場の方々はたくさん笑ってくださいましたしチャット欄の方でもいっぱいツッコミが入っていたのでうまくいったようです。やりすぎるとサムく思われたりスベったりする可能性もありましたのでいい塩梅でできたかなと思います。
またユタポンさんの解説良かったよ!という声もけっこうあって良かったです。本番直前まで読むスピードを調整して間が空かないように工夫していた甲斐がありました。ラスボス戦は実況メインになるのですがそれもとても上手く出来ていましたね。初めての解説ありがとうございました。
みなさまぜひともユタポンさんに解説を依頼してみてはいかがでしょうか!

ちなみにユタポンさんに代弁をお願いした「RTAやりたいと思ったらやってみよう!」は私の本心です。オチにZADETTEを持ってきたので笑い話になってますが、私自身それでZADETTEのRTAを始めたのです。どんなゲームでもあなたにとって素敵な作品だったらそれでいいんですよ。

本番

本番の動画です。

案の定練習ではほとんどミスしない2面で2回ミスしてしまいましたが難所は1発成功が続き、0:20:20というSRCに登録しても遜色ないタイムで走り切ることができました。やったね!

裏話が三つあります。
一つは緑髪のかつらをつけていたのですが、前髪が視界に入ってきて全然見えない状況でやっていました。5面6面辺りは左目だけでやってたような気がします。ピン持ってくればよかったよ。
二つめは3面のボスで話していた240Hzのモニターを使用したら難易度が下がるくだりです。
これ、実は240Hzになってなかったんですよね…おそらくですが60Hzになっていました。2面のいつも失敗しないところでミスしたのもこれが原因だったりします。
使用しているモニターは間違いなく240Hzモニターだったのですが、本番ブースに持っていって接続したときに他のモニターのリフレッシュレートに同期されたのが原因ではないかと推測されます。一応240Hzに設定変更したのですが反映されてなかったようです。
リフレッシュレートの違いは画面の見え方や操作の反応速度に影響が出るのでZADETTEのようなゲームといえどやりづらさは否めませんでした。ですが物凄く集中していたので上手くいきましたね。さすが170時間プレイしただけあるな!えらい!(自画自賛)
三つめはZADETTEのお面です。諸事情ありまして走者自ら作成したのですが、全部で20枚作るのに5時間かかりました。作り方はゲーム画面からZADETTEの顔部分を切り取る→セブンのネップリで印刷→100均の厚紙に貼る→デザインナイフで目部分をくりぬく→紐通しの穴あけって感じです。めちゃくちゃ疲れましたが、観客もZADETTEに参加している感が出て良かったのではないでしょうか。
あと最後の製作チームへのお礼ですが、フランス語で
「Chers créateurs, je vous remercie pour ce jeu magnifique, unique au monde, que j'apprécie du fond de mon coeur.」
日本語訳すると
「制作者の皆さん、この素晴らしい、他に比べるべくもないゲームを作ってくださったことを感謝します。心の底から楽しんでいます。」
と言っていました。
こちらはフランスに在住した経験のあるかるみなさんに作成を依頼し作ってくださった文です。ありがとうございました!


まさかの「躊躇しないでください!」ミーム化

上記のように無事本番も終了し、控室に戻ってTwitterを見るとZADETTE公式のあのツイートがバズっていることに気づきました。

そしてそれ以降のチャット欄に定期的に出てくる「○○することを躊躇しないでください!」の文の数々。まさか自分が走った作品でミームが生まれてしまうとは思いもしなかったのでかなり驚きました。
またZADETTEや躊躇しないでください!を解説に取り入れたチームもいてこんなに反響があるとは思わず大変嬉しい気持ちになりました。本当にありがとうございます。
今やRTA界隈を離れてネットミームとして広がっているようで、ZADETTEが既に元ネタ扱いされているようです。なんてこったい。

RiJW2022を見てZADETTEを購入した方々が阿吽驚嘆していたり良ゲーの予感を感じて困惑しているツイートを見て大変愉悦でございます。君も走者になることを躊躇しないでください!

以上がZADETTE走者としてのまとめでした。

受付ボランティアでRiJW2022に参加したよ

ここからはボランティアとして参加したお話を書きます。
ボランティアでやることは事前に運営に資料を頂いているのでそれを見ておくのと、現地で実際にどのように行うのか説明を聞いてから担当に入ります。
私の場合は受付なのでQRコードの読み取りやマスクの付け替えの案内うんぬんと、走者・解説・ボランティアは名札をお渡ししたり関係者用ブースの案内などの説明ですね。説明がメインなのでどうやったら伝わりやすい話し方になるかを考えながら行っていました。
RiJW2022の受付は運営(赤い名札の方々)とボランティア(黄色い名札の方々)二人一組で行う決まりになっていて、私は初日・2日目の担当で来場者はそこまで多くなかったということもあり、同じ担当時間の運営の方々とお話できたことが嬉しかったですね。話しかけたいなと思っても運営の方々となるとそれぞれ受け持つ業務量がボランティアの比ではないですしみなさんお忙しそうなので、こういう機会じゃないとお話しできなかったなと思います。
特にもかさんは同じアトリエシリーズの走者なので、短いながらもその話が出来て本当に嬉しかったです。最後帰るときに「アトリエRTA頑張ります!」と宣言できたのも一生の思い出になりました。
心残りがありまして、配信ブースを見に行けなかったことですね。同じボランティアといえど担当場所が違うと行きにくいものです。特にオーディオ辺りは見たかったなと若干後悔しています。
ボランティアは自分の担当業務以外にもレッドブルの補充やごみ集め、お手洗いの洗面台の掃除など色々やることがあったので、それもやりながらの3日間のRiJW2022の現地参加となりました。

さいごに

結果的に2022年は夏・冬両方とも走者参加できて嬉しかったです。なかなか誰もが出来ることではないので運が良かったなと思います。
2023年のメインのRTAは「リディー&スールのアトリエ~不思議な絵画の錬金術士~DX」を行います。アトリエシリーズの中では3時間以上の長時間RTAであること、全くピンと来ていないパズル調合への挑戦になります。
サブのRTAはDistanceというレースゲームをやりたいと考えています。ESA(European Speedrunner Assembly)Summer 2022でやっていたRTAを見て感動したことがきっかけになります。レースゲームはハローキティのキラキラわくわくレースしかしたことが無いので難しそうですがやってみようと思います。
今年の夏のRiJは流石に…応募できる作品はありますが新しいRTAを覚えることを優先したいです。なーんて言ってまた応募してる可能性はありますが!

今回もたくさんの名刺を頂きました。ありがとうございました!

追記:素敵なファンアートを描いてくださった方がいらっしゃいました。ハルダさんありがとうございました!


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