丁寧に心を込めて作られるアーティスト用ドレス！繊細なデザインと細工、バランス感と技術で愛されるステージドレス。

2022年1月31日 16:45

お客様からご注文を頂いているドレスの制作工程！ピアノのコンクールや発表会で着用するドレス、。

いつもザラビットクロゼットをご覧頂き誠に有難うございました。以前も弊社のドレスをオーダーでお作り頂き感謝の気持で一杯です。愛知県にお住いのピアノの演奏者用の衣装です。ピアノの発表会やコンクール（入賞者記念コンサート）で着用予定です。淡くシャーベットオレンジを基調にミックスカラーでハイライトを効かすデザインです。豪華なデザインとこの時期でしか着れないキュートな印象を与えるドレスですね。

弊社でも人気のドレスラインです。現在もう既に仕上がっておりますが、制作過程でお写真をお撮りしましたので少しだけ制作過程をご紹介させて頂きます。ドレスの詳細については、ご使用後予定後にご紹介をさせて頂きます。

スカートの決め手はドレスライン！綺麗なシルエットを描くスカート。

スカートラインはとても重要なポイントです。ドレスのベースとなるスカートラインであるため、演奏者がドレスを着た時の動きやすさ、そしてヒール丈に合わせた床上がり丈です。また肌触り、動きやすさ、着やすさに直結します。弊社スカートは、一部のスカートラインを除き、裏地と表地（ベース生地）を一体化でお仕立てを行います。裏地と表地が演奏者のリズムに乗せて一緒に動きます。別々のお仕立ては、もつれを内部で起きます。そしてシルエットも動きもバラバラとなり、綺麗なドレスラインは出来きませんよね？

裾の形状、ヘムラインを美しく動きやすいように丁寧にミリ単位のシルエットを作成します。

ミックスカラー制作のフリル！オーバースカート制作とバランスを整えて仮止め。

ドレスの制作過程は、仮止め、確認、本縫いの繰り返しで行われます。お色の調子やフリルの形状など様々なドレスバランスを確認しながら作り上げます。もちろんハイライトや後で施すデコルテをイメージしながら試行錯誤して”お客様が想い描くドレス姿とデザインコンセプト”をベースにドレスを仕立てます。

デザイン画制作の段階である程度構成を行い、微調整と確認をしながら一点一点創り上げます。こちらのお写真はフリルとオーバースカート、ティアードの雰囲気、フレア感、そしてカラーバランスを確認して仮止め、更に吟味して本縫いを行います。日本国内で作るアトリエ制作ならでわの工程ですね。

他では恐らく行いませんが、弊社の場合、ボリュームやギャザー分量はハンドメイドで調整を行い手仕事でお仕立てします。本縫いの際は、ミシンを使用して”ギャザーバランスを確認しながらスカートラインに合わせて制作”。

胸元を素敵に輝かせる”ハンドメイドで施すビーディング作業”！

ドレスのお色と使用するレースのモチーフに合わせて”一手間掛けたビーディングの細工”。付いていると付いていないとでは全く異なりますが、この範囲はお客様のご希望が多いですね。パール系やクリスタル、スワロフスキーをポイントに施す繊細さが必要なデコルテ。

主役を演じるようなコンチェルトやコンサート、入賞者記念コンサートなどでは照明に映えて綺麗に映ります。また一手間施すことで他の方との印象も全く変わるはずですね。

地道な作業はドレスに施した時に開花する”バラのコサージュ”！

今回のドレスに使用するイメージは、フロントにバラの構成と蔦、背後にリボンと中央部を添えるコサージュ、そしてドレスイメージに合わせたヘアーアレンジメント”ヘッドドレス”です。コサージュもドレス1着分となると一個ではすみませんよね？様々な大きさでドレスに使用するお色、そして配色と大きさのバランスが大事です。

ドレスの構成やサイズ、デザインコンセプトでも多少変わり”ドレスからの表情も変わります”。絶妙なバランス感とサイズ感が大事ですよ。小さすぎてもドレス本体を強調しないですし、大きすぎてもそこばかり目立ってしまします。コンサートやコンクールの内容、お子様のサイズによっても少し大きめの方が良い場合もありますし、ドレスの色でも多少変わります。

この辺は文章で表現することは困難ですね。感覚と経験、これまでのドレスの評価を基に制作します。