直感

現代の人は、直感や感覚的な能力というものがどんどん衰えていっているように思う。

とにかくデータに基づいて、緻密な計算により算出されたものが”正しい”とされる。実際にわからなかったことがわかるようになる「確率」というものは相当に高くなった。そういった意味でも”正しい”データではある。

科学の進歩。

それはそうかもしれない。

寿命も昔に比べたら圧倒的に延びた。

医学もかなり進歩している。

さて、、
この「理詰め」のような世界、おもしろいでしょうか。

昔の人は、理屈ではよく説明できないことを感覚的にわかっていた。

”おばあちゃんの知恵”とかまさにそうで。

もっと大昔でいえば、太陽の傾きを見たらだいたいの時刻がわかっちゃうみたいな。

でもそれは実際には”正確な”時刻ではなく、なんとも曖昧なものだった。

その曖昧さがよかったんじゃないかなぁと。

風景にしても、緻密に計算して造られた近代的な建造物もいいですけど、やっぱり自然の木々だったり、山々だったり、海だったり、の決まりのない形の美しさってあるじゃないですか。

こういう現代においても、自然の美しさに癒されるのは、やっぱり神経質になり過ぎてる現代でのストレスがどうにも膨らみすぎてしまっているのかなと。

非合理的なものがどんどん削ぎ落されていった一方で、直感や感覚的な能力まで削ぎ落されていってしまったのかなぁ。

浪漫はどこへやら。

そんなことをぼんやり思ってたら、この曲が頭の中で鳴り出したのでした。

たしかこのあたりから、菅原くんがプロデュースし始めたのかな。

センス良すぎ。