想像と思いやり

ここは、SNSとはちょっと距離をおいて書いている場所である。

SNSには、ここのリンクはほぼ貼らないので、わざわざ私のサイトから見に来てくれた方か、noteでたまたまタイトル気になって見てみたか、だいたいどちらかである。
だから今の正直な気持ちを書こうと思う。

今回の騒動で、SNSを見ているとそれぞれの人の本質が見えてくるなぁと思う。

急に正義感たっぷりに自粛を呼び掛けてみたり、著名人の死をここぞとばかりに取り上げて、「他人事だと思わないで!」なんてのも見かける。

いじわるな事を言えば、原発事故についても、これくらい声を大にしてみんな騒いでくれたらなぁ、と思う。

福島には、自粛どころか未だに自宅にも戻れない方々がいる。

放射能を撒き散らされた町には、足を踏み入れることもできない。

そこに住んでいた方々のことを想像したことがあるだろうか?

自ら命を絶った方々の想いを想像したことがあるだろうか?

自分に直接関係なければ、声をあげないのだろうか?

思いやりのない上っ面の声で「今こそ一丸となって」なんて言われても、響いてこないんだよ。

「私はこうします」ならわかる。

今の政府の曖昧な態度の上では、何が正解かなんてわからない。

明日にも食えなくなるかもしれないお店の人に、「あんた一人死んでも、他の人への感染拡大は防ぎましょう」とでも言うのか?

今、自粛する、しない、に、正しい答えを持っている人間はひとりもいないと私は思う。

だから、どちらを選択した人にも、思いやりのある優しい声をかけたい。


ちなみに、今は日々状況が変わる。

この先、国が自粛させなければならないお店や会社、フリーランスに補償を出すことになれば、その時はじめて、一丸となって外出を控える、という答えになるのではないだろうか?

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