あせらない結婚
周りの友人が結婚していたり、半年で成婚退会する人がいたとしても、それがあなたよりも幸せとは限りません。大切なことは、スピードよりもあなたが自分の本音で行動することです。
30代から40代に突入すると、20代とは全く違った人間関係になっていると思います。というよりなっていきます。
友達の入籍報告を聞いたり、結婚式に招待されたり、赤ちゃんが生まれた家に出産祝いを持って遊びに行ったり。
そんな日常の中にいると、私は「結婚する」人生を選ぶのか。それとも「結婚しない」人生を選ぶのか。どちらかを、考える機会が自ずと増えてきます。婚活をはじめるには、早いに越したことはないと分かっていても、結婚はまだいいかなと思いながら、多忙な毎日。
日本人は、最初の就職をする際に、生まれてはじめて「本当に自分がやりたいこと」を考え始めるそうです。
義務教育が中学まで。その後、一般的には高校へ通い、そして進学するか、就職するか。学校を卒業して、これから自立しなきゃと会社へ入社し、早く仕事を覚えようと、朝から晩まで一生懸命働いて、目の前の仕事に精一杯な20代前半。
入社してから5〜6年経つと、色々な仕事ができるようになって、少しずつ仕事にも慣れ、気づけば部下がいたりして、人間としても成長しようと頑張っているのではないでしょうか。
仕事以外で、自分の時間も持ちプライベートも充実。ただ、楽しく充実した日々を過ごしていても、どこか寂しさや虚しさを感じ、「深い部分で、自分らしい本当の幸せとは?」を、自問自答し、悶々としながら過ごす日々。
もちろん、婚活をスタートするからには、成婚退会を目指していただく訳ですが、その前に、日本の結婚の現状をお伝えすると、2021年は、約50万組の夫婦が生まれ、そして約18万組の夫婦が離婚をしています。どこかで、3組のうち1組の夫婦は離婚すると聞いたことがあると思いますが、その理由がこちらの数字です。
2020年と2021年の婚姻件数と離婚件数
2020年
婚姻件数52万5,490組
離婚件数19万3,251組
2021年
婚姻件数50万1,116組
離婚件数18万4,386組
※2021年の婚姻件数は、戦後最小です。
また、結婚2年目の離婚が最も多く、魔の2年目とも婚活業界では言われています。
魔の2年目をふたりで協力しながら乗り越えてられる相手と結婚する方法を書いています。少し長文になりますが、あなたの人生や婚活にお役立ていただけますと幸いです。
過大な幸せを手放す
「婚活や夫婦関係が、最初から上手くいく」という前提で、すべてを始めてしまうと、婚活疲れを感じやすくなってしまいます。
上手く行くいう思いが大きければ大きいほど、上手く行かなかったらどうしようと、心配や不安にとらわれて、悲観的な感情に陥りやすくなってしまいます。
フランスの思想家、ベルナール・フォントネルのことばに、「幸福の最も大きな障害は、過大な幸福を期待することにある」と残しています。婚活や夫婦関係が、はじめから上手くいくわけがありません。
私も妻とケンカします。たまに、婚活開始から半年以内で成婚退会される方がいらっしゃいますが、その方は、婚活をはじめる前から、マッチングアプリやご自身で婚活をされており、男性から選ばれるための努力を日々重ねていらっしゃる方がほとんどです。
ですが、あなたが現状何も行動をしていなくても、心配する必要はまったくありません。一歩一歩、着実に進めていけば絶対に大丈夫です。未来を変える方法は、過去を振り返り反省することではなく、未来を決めて「今」から行動を変えることです。
恋愛と結婚の違い
恋愛と結婚の感情は、正反対なんです。
恋愛は、ドキドキ&ラブラブ。
結婚は、安心感&落ち着く。
恋愛は、心が躍動しているのに対して、
結婚は、心の平安が保たれています。
恋愛は、相手の長所しか見えない
結婚は、相手の短所を理解する
恋愛は、相手に好かれることばを選ぶ
結婚は、自分のことばで本音を伝える
ラブラブやワクワクの恋愛感情ではなく、共に生きていくという基準で吟味し判断することがポイントです。しっかりと自分と向き合って私と一緒に決めていきましょう。
自分の生い立ちを分析
自分の生い立ちを第三者を介して客観的に分析することは、非常に大切です。なぜなら、家庭内で起きたことや、無意識にインストールされてしまった価値観や考え方、そして習慣をおかしいと思っい変化させることが出来るからです。
幼少期に親の影響で習慣になった考え方や物事の捉え方は、大人になった今でも無意識に継続しています。そして、人間関係や何か決断をする時に大きな大きな影響を与えています。
たとえば、
・自分のことよりも、相手の気持ちを優先してしまう。
・他人によく思われたいと、周りの目や評価をきにしてしまう。
・気配り上手と言われるが、気配りに疲れるときがある。
幼少期に親から、「誰にも迷惑かけないように」と言われ続けると、大人になってもその考えが土台となり、いつも他人に迷惑をかけず喜んでもらうことが重要視され、そして、他人も自分を喜ばせることが当然とも考えるようになります。
また、他人がやって欲しいことを敏感に感じるため、他人を気にしすぎて、自分の本音や本心の感情を表さず苦しい思いをしてしまうこともあったりします。
婚活を始めたら、自分と向き合いながら自分の年表を作成し、無意識に親から影響を受けている部分を書き出し、穏やかな心でひとつずつ向き合いながら、親から与えられた心を、「いかにして自分の心に戻していくか」。それが婚活や夫婦関係を、よくしていく土台になっていきます。
へこむ自分を許して継続
まず、先に断言しておきますが婚活はうまくいきませんし、教えられて覚えていくものではなく、自ら作り上げていくものです。そして、失敗を繰り返すから改善と修正ができます。
当たり前のことですが、誰しも失敗したり、間違えることがあります。でも、間違えることが悪いことではありません。間違った知識を獲得しても、失敗を重ねてドンドン知識を使っていくうちに、過ちに気づき、修正していけばイイのです!
絶対にこれが「正しい」といことは存在しません。たとえば、幼い子どもは7〜8割あっている程度の言葉で、どんどん会話をしていきます。だから、語彙の取得が早くあっという間に日本語を体得しています。
失敗を重ね学んで、何かを克服できたとき、人間の精神力は最も強くなれますし、自己肯定感も高まります。
男女の違いを知る
・ストレスが溜まった時
男性 無口になって、引きこもって解決方法を考えたい。
女性 とにかく話したい。話すことがストレス発散になる。
・価値観
男性 自立、成果、成功が最も大切。他人と差をつけることが最優先。
女性 分かち合う、支え合い、愛を与え合うことが最優先
・ケンカ
男性 ケンカしても5分後には仲直りできる。
女性 ケンカをしたら10年後も仲直りができていない。
・要求の伝え方
男性 単刀直入に要件を話し、欲しいものを求める。
女性 自分が受け取りたいものを相手に与える。自分が与えていれば、自分から求めなくても相手も与えてくれるはずだと期待する。
・エッチの回数
男性 週に1回
女性 月に1回
・問題解決
男性 即座に行動しがち。とれる行動がないと、放置しがち。
女性 話し合い、一緒に解決に取り組んでほしい。
・幸福
男性 目標を達成したときが幸せ。課題の克服に大きな誇りと満足感を覚える。
女性 個人的な愛の欲求が満たされた時。愛の分かち合いが重要。
上記に7つピックアップしてみましたが、男女の違いといっても、個人差は大きいです。これは、しっかりと時間を取って、お互いに向き合って直接自分のことばで何度も話し合うことで、理解に近づけることができます。自分自身のことを、100%理解できないように、相手のことも100%は理解できません。
ですが、理解しようとする姿勢や、受け止めようとする心構えが、良い男女関係を継続していく秘訣です。
スマホを手放し、静かな時間を持つ
見たくないのに、見てしまう。やめたくても、やめられない。ふと手があいたスキマ時間に、スマホをポチポチしてしまう。なくてはならないツールのスマホですが、気がつけば1日中触っていることもあるのではないでしょうか。
スマホを触ってしまう理由は、主に2つです。
■1つ目■
周囲が知らないようなお得情報をゲットしたいという心理です。人は自分にとってメリットとなる情報を得ると脳でドーパミンが出ます。これを人は、気持ちがよい、楽しい、嬉しいと感じます。
この仕組みから、人よりも多くの情報を知っていることに優越感や高揚感を感じるので、無意識にスマホを手にとって、ポチポチしてしまいます。
■2つ目■
共感や他者から受け入れてもらったと感じる心理です。受け入れてもらうと、脳ではオキシトシンという物質が分泌され、安心感や癒やしを感じることができます。
つまり、スマホや高揚感を感じるドーパミン。安心感を感じるオキシトシン。この2つを簡単に手に入れることができるのです。
その反面、自分で考える時間が減り、与えられる情報に溺れてしまいます。ネット検索、SNS、動画、映画など、複数のマルチタスクが可能ですので、1つのことに集中できなくなってしまいます。
メールを見ようと思ったのに、動画を見始めてしまったり、動画を見ていたのに、友達とLINEのやりとりが始まってしまったりと、目的以外のことに時間を使ってしまいがちです。
これは、夫婦関係のも同じことが言えます。男性に対して、カッコよくて、稼ぎがよくて、優しくて、思いありがあって、全てを理解してくれて、旦那であり、彼氏でありと・・・ひとりの人間に、色々な役割を求めすぎるのは、相手にとっては負担になってしまいます。
スマホを手放し、読書をする。勉強をする。趣味の時間を持つ。運動をする。何に時間を費やしたかで、未来のあなたが作られていきます。
自分の生き方を決める
婚活は、自分が希望する条件に合った人の中で、好きな人を見つけることではありません。こらから、生涯を共に生きていく人を見つけていくことです。しっかりと吟味し、よく自分と向き合い、合わない人とは、あまり時間をかけずにお別れをすることです。
ですので、これからの自分の生き方を決めておくことは、あなたにとって合う人、合わない人を判断していくため必要な要素です。
・どこに住みたいか。
・仕事はどうしたいか。
・子どもは何人授かりたいか。
・どんな家庭にしていきたいか。
・お金の管理方法はどうしたいか。
具体的であればあるほど、合う、合わないの判断の精度が上がっていきます。ペンとノートを用意して、どこかひとりきりで落ち着ける場所で、自分としっかりと向き合って書き出していきましょう。
誰かの人生を歩むのではなく、あなただけの人生を歩むことです。他人は他人。あなたはあなたです。そして、最後はふたりで一緒にふたりの理想の形をつくり上げていくことです。
相手目線のプロフィール
バスケットボールの「リバウンドを制する者は試合を制する」と同じように、「プロフィールを制する者は婚活を制する」と言っても過言ではないかもしれません。
少し大袈裟かもしれませんが、プロフィールは初めて出会う運命の場所です。多くの人が見るプロフィールですので、デート当日の朝よりも大切なのです。しっかりと等身大の「あなたを」文字で表現していきましょう。婚活のプロフィールには、8つの内容をオススメしています。
・初めましてのあいさつ
・婚活を始めたきっかけ
・どんな結婚生活を送りたいか
・仕事内容とその仕事を選んだ背景
・お休みの日の過ごし方
・趣味や好きなことについて
・苦手やキライなことについて
・性格について(長所と短所)
・プロフィールを読んでくれたお礼
これだけ読んでしまうと、プロフィール作成ってなんか大変そう・・・と思われるかもしれませんが、はい、大変なんです。きっと言葉が出てこないですし、シンプルすぎる内容になってしまうと思います。だから、私に頼って欲しいのです。良い夫婦関係を継続させる1つの要因に、素直に頼って甘えることが上げられます。その練習だと思っていただけると幸いです。
ご縁を見極めるお見合い
お見合いで見極めることは、ただ1つです。それは、「居心地が、良いか悪いか」です。お見合いの時間は、1時間と決まっています。ですので、その時間内であれもこれも話そうとすると、話題が飛んでしまって楽しくお話ができません。
・出身地
・趣味
・仕事
この3つだけでも、1時間はあっという間に終わってしまいます。もちろん初対面の方とお会いするので、緊張すると思いますが、会話をしている中で、
いつもの自然体な自分に近い状態でいられましたか?
ムリして会話を盛り上げようとしていませんでしたか?
上手くいく人とは、トントン拍子で進んでいきますが、ダメな人とは、何をどう頑張ってもスムーズに進んでいきません。お見合い開始時は、相手の目をしっかり見て、今日はよろしくお願いしますとお辞儀をし、お見合いの最後は、今日は会っていただいて、ありがとうございましたと、感謝の気持ちをお伝えする。
そのやりとりの中で、居心地が良いか悪いかを、他人軸ではなく自分軸で決めていくことが、あなたに合った人を見極める大切なポイントです。結婚相手に向いている人は、あなたに沢山尽くしてもらうことで幸せを感じるのではなく、あなたが自分軸で自分の人生を歩み、幸せそうにしていれば、その姿を見るだけで幸せを感じるような人です。
答え合わせの仮交際
仮交際の期間は、異性の友だちとして仲良くなれるかどうかです。たくさん会って、たくさん話して、たくさん自分が考えていることや思っていることを言葉で伝えていくときです。
たくさんの頻度が多ければ多いほど、相手を見極める精度が上がりますし、少なければ少ないほど見極める精度が低くなります。
お仕事や趣味などで忙しいと思いますが、たくさん会うって話すことです。一生後悔しないために、婚活の時間を作ることです。
遠慮せず本音で話し合う真剣交際
結婚する前にふたりで課題に向き合って解決することができれば、結婚後もふたりで課題に向き合って解決することができます。
結婚生活での出来事は、すべてふたりの課題であり、ふたりで解決していく必要があります。このことを真剣交際中に話し合ってください。これで、NGを出す人なら、ご縁がない方で間違いありません。
真剣交際中は、結婚するかどうかの決断をする大切な期間です。この世に、あなたが理想とする完ぺきな人はいないので、相手選びには妥協がともないます。そして、人間ですから、欠点や短所があるのは、当たり前。
ただ、協力性は妥協してはダメです。協力的ではない人を選んでしまうと破滅へと徐々に向かっていきます。私が好きだから冷たくされても大丈夫と思えるのは、はじめの2年ぐらいです。
あなたが好きになる人が、結婚相手として正しい人とは限りません。たまに心はエラーを犯してしまうのですから。もし、あなたがエラー中の時は、私が声を掛けさせていただきます。
成婚退会
日本の夫婦は愛よりもお金を取ると言われています。その証拠にデータをみると、年収1,250万円を超える女性の生涯未婚率は6割以上です。仕事に集中し成果を上げたことは素晴らしい結果です。
もし、女性がお金がなければ、お金がある男性と結婚をするですので、収入が低い男性は結婚しにくいデータが明確に数字として出ています。男性は残念ならが、収入が低ければ低いほど、結婚ができません。
あくまでも統計データを見ると、日本人は愛よりお金経済的な打算で結婚している。つまり、お金で結婚相手を選んでいるということです。
その反対に、フランスやアメリカは、お金がないから結婚する国もあります。国によって結婚する「理由」が大きく違いますね。
結婚するよりも、離婚する方が100倍大変です。それでも、あなたは結婚したいですか?
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