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自分たちでゼロから結婚式を創った夫婦の話し。~Ep13.和仁原社長の提案/「森と空と家」~

Ep13.和仁原社長の提案/「森と空と家」

 イメージは「ボタニカルな空間でのカジュアルな結婚式」。つまり、森や木々などの自然が含まれていることが条件だった。ただ、いくら探しても理想に合う会場が見つからない。ハウスウェディングの式場を1日だけ貸してもらえれば良かったが、そんなことを認めてもらえるほど世の中甘くはなかった。僕たちは結婚式場探しに奔走した。

 いよいよ、決めなければならない時期に入ってきたときにふと知り合いである不動産会社を経営している和仁原社長が以前紹介してくれた千葉県の別荘を思い出した。それが、「森と空と家」である。千葉県の山武市にある、緑豊かな別荘だ。東京からは電車で2時間近くかかり、車でも1時間はかかる別荘だった。アクセスが良くなかったため検討に入れていなかったがひとまず見学をしてみることにした。

 スタッフを車に乗せ会場へ。品川からだと、環状線に合流して行くのだがこれがかなり分かりづらい。この分かりづらさが後々トラブルを起こしてしまう。

 渋滞や道に迷った我々は何とか会場に到着。当初の到着予定から1時間近く遅くなってしまった。宿泊のお客さんが我々の下見後に来ることもあって見学は急ピッチで行われた。

 アクセスは確かに良くなかったが、僕たちの理想を叶えることが出来る会場だった。自然に囲まれていて、プールがあり、宿泊も出来る。どれだけ騒いでも近所迷惑にならない。更にはキッチン設備もしっかりしていてトイレは5か所もある。1日目は150人近い友人。2日目は40名程の親族関係という壮大なスケジュールを考えていた僕たちは、それを実現できる「森と空と家」に決定した。その時はアクセス状況と中身は何とかなると思った。

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