副流煙と輻射熱のはなし

いつの間にか昼が短くなり、外はめっきり寒くなってしまった。
あぁもう水曜日かってあと何万回考えたら私はお嫁に行けるのだろうか。

今年の冬は欲しいコートなんてないし、イケてるマフラーも見つけれていない。
でも家は寒いし、どうにかしたい。

MY HOUSEはいわゆる暑くて寒い住居である。
夏場なんて日が照りつけ風通しが悪い。扇風機を買った。いけてるやつさ。俺が生まれる前のやつ。
こんな住居はもちろん寒い。
なぜこんなにも住みづらいかなんて理由ははっきりしている。

エアコンが寝室にしかないからだ。

1DKという間取りでこの1（ONE）に部屋という意味があるらしい。
この1（ONE）に全て（エアコン）が内包されてしまった。
しかも困ったことに開けっぴろげではなく仕切りがあることで家中への送風はままならない。
俺は扇風機を買った。
そして10月、俺はイケてる暖房器具を手に入れた。
俺はオイルヒーターを買った。

【オイルヒーター】
オイルヒーターは密閉容器内の難燃性の油を電熱器で暖めて循環させてラジエーターフィン（放熱板）から放熱し、対流や輻射熱によって部屋を暖める暖房器具である。電気料金が比較的安く家屋の気密性と断熱性の高いヨーロッパを中心に普及しているが、日本では電気料金の高さやオイルヒーター本体が石油ストーブなどと比較し高額だったこともあって従来はあまり普及していなかった。しかしその後に本体低価格化と安全性の高さ、家屋の気密性と断熱性の向上から注目され、利用が広がってきている。電気代を節約するため電力会社と「時間帯別電灯契約」を行ない、安全性と静粛性を生かして夜間のみ使用することで費用を安くする方法もある。（Wikiより引用）

つまりは電気でオイルをあっためて、それが放出する熱風で部屋の空気を暖める。
※エアコンは温風をそのまま送風し、部屋を暖める。

告白で例えると、エアコンは電話で直接告白するに値する。
一方オイルヒーターは恋文をこしらえ、告白する相手の隣人に送りつけ、さらに隣人に音読して愛を伝えてもらうみたいなものだ。
めっちゃ周りくどい。
しかも温まるまでに時間がかかる。そしてさらには電気代が高くつく。なんせ周りくどいから。（消費電力が多い）

じゃあなぜこれを買ったか。
単純にイケてるからである。
https://www.d-department.com/item/2017000500010.html

ただ悪いことばかりではない。
この輻射熱での暖房は日光浴する感覚に近い。
暖かい風を発生し続けるわけではない、熱源があるわけでもない。
熱で空気を暖めるのである。
朝起きる前にタイマーをセットしておく、寝室はエアコンをつけないので極寒だ。
起床後オイルヒーターにて暖まったダイニングに移る。
そこには暖かい空間が広がっており、これがやめられない。
起きてカーテンを開ける、お湯を沸かす、植物を愛でる。
コーヒーを淹れ、音楽をかける。
これでモテない男の出来上がりである。

今日電気代の通知をみたんだけど2ヶ月前ので10月までのやつだった。
次回は12月16日検針だってさ。
10月から使い始めてるから次回電気代バカ高かったら他の暖房器具買います。
欲しい人いたらあげます。
代わりにストーブ買ってください。