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その年、私たちはBADモード

その年、私たちは
みんなこれみた?
早く見ないと青春を逃すよ。
2年後、5年後に見てもいいけど時間が空けば空くほど心の痛みが深くなるから傷つくなら浅い方がいい。
ので、早く見てください。
https://youtu.be/5taNDAdd3bA

イテウォンのキム・ダミ、パラサイトの息子チェ・ウシクの魔女に続く最強コンビでお送りする青春ラブコメかと思いきや、ざっくりと社会人に突き刺さる社会派ラブコメでございます。
ざっとあらすじを説明すると、
学年1位の秀才のクク・ヨンス(キム・ダミ)と学年ビリのチェ・ウン(チェ・ウシク)がドキュメンタリーを撮影することになった。全くウマが合わない2人はいつもケンカしてばかり、そんな2人が10年後にまたドキュメンタリーを撮ることになり、、
ってな感じ。
周りの友人達の過去と今を通して人生とはどうあるべきか。
ちょっと自分を好きなれる応援歌的な作品となっております。
ネタバレ感想は後ほどやるとして、見てない人に対しておすすめする理由はキム・ダミがいるから。
これにつきます。

キム・ダミはすごい女優である。
これはキム・ダミの表情を見るものとしても非常に良いシリーズである。
https://www.instagram.com/p/CZCa32rpDtp/
このELLEを見てほしい。
こんな綺麗な女優さんが喜怒哀楽を全16話も見せてくれるんだから感謝しかない。
キム・ダミは表情が見えない。
チェ・ウンを隣に置いて見つめる表情は何を考えているかわからない。
本当にウザがっているのか、興味がないのか。
ただ回が進んでいくとその表情が全く違うものに見えてくる。
そんな魅力があります。
一方チェ・ウンも柔和な表情だけでなく、どんどん違う一面を見せていくので見れば見るほど役者に惹かれていくのです。
沼です。
そんな表情に注目して見ていただきたい。


そもそもなぜ韓ドラはこんなにも沼なのかという問いに答えていきたい。
それは単に演者、および役を好きになってしまうことにつきる。
韓ドラは非常に表情が豊かである。
これは特筆すべき点として挙げていきたい。
それに拍車をかけるのが、さまざまなモブキャラである。
ソルさんは「サイコだけど大丈夫」、チャンチーム長は「秘密の森」、ヌアは「ヴィンチェンツォ」。。。
知っている人はもっとだろうけど、あの作品のあの人!ってのが多すぎる。
マルチバースか?韓国がそれこそ韓流バースで出来上がっているので毎回お祭りである。
MARVELが好きな人は全員韓ドラを見た方がいい。
役者の様々な表情を見せるために、様々なシチュエーションを用意する。
それに踊らされる僕らである。
案の定沼だ。
ただこれに関してはどの韓ドラにも言える。
本ドラマはそれだけではない。


ここで登場人物を整理する。
以降ネタバレである。
- クク・ヨンス
家庭環境より貧しい暮らしを強いられている。それにより学業に励み、人並みの生活を望む。
- チェ・ウン
幼くに捨てられ裕福な家庭に拾われ育つ。このことより人柄の良い育ての両親のように優しくはない人間と思い込んでいる。
- キム・ジウン
母子家庭で育ち、母親からの愛情がなく育つ。ウンの家族に大切にされているが、自身をずっと孤独と感じている。
- NJ
アイドル。人気絶頂であり、私生活での友達はゼロ。
- その他
この4人以外は本筋を盛り上げるポジションである。
共通するのは全て自身に何かしらのコンプレックスを感じており、“平凡”を求めている点である。
彼らが高校時代のドキュメンタリーの続きを通して成長し、平凡に生きる幸せを見つける物語である。
特に背伸びをして生きろと言うわけでもない、確かに華やかな世界ではある、脚色をし、綺麗な映像、豪華な役者、夢にまで見るステータス。ただそれはあくまでもオプションであり、本筋はそこではない。と私は思う。
青春時代、はたまたそれは小学生かもしれない。誰もが忘れられない思い出を持っている、それは終わった幸せな過去だろうか、いや「その年、私たちはまだ終わっていない」と結論づけるのである。

ここで視聴者は自身を振り返るのである。
2人の青春時代に自分を重ね、自身の思い出を振り返る。
その思い出は思い出したくない過去ではなく、今も思い返す幸せな記憶であるはずだ。
その年はもう終わったのだろうか、いや終わっていないはずである。
私の幸せもまだまだ終わっていないし、むしろ続いている。
そんなふうに思えるドラマではないでしょうか。

ってめちゃくちゃ真面目にまとめてみましたが、結局はキム・ダミです。
彼女を見るドラマと考えて早よ見ろ。
POPEYEのガールフレンド特集読んだか?
まぁとりあえず表紙でもググって見てみろよ。
https://magazineworld.jp/popeye/popeye-897/
見たか?
な?思うだろ、これじゃねぇって。
俺たちのポパイはこんな少女を扱う雑誌だったか?
ちげぇよなぁ!?
俺たちのポパイはいつまでもミステリアスであるべきだ。
何を考えているだろうとか、どこを見ているんだろうとかその余白が必要だったはずだ。
こちらに考えを投げるような表紙であるべきだ。
別にこの子を批判したいわけではない、こうあるべきだと思っていたイメージが崩れてしまった。
俺たちのバイブルが提示したイメージは俺が思っているイメージとことなっていた。
それだけのことである。
宗教大革命はこうして起きていったのかと俺は今感じている。
絶対的な柱を失った市民はどこへ向かえばいいのか。
そこに現れるキム・ダミである。
キム・ダミは本当にこの世にいるのだろうか。
魔女で見せた狂気的な本性と非凡な女子高生を完璧に演じ分ける人間は存在するのだろうか。
ELLE hongkongでの華麗な姿とイテウォンクラスのインスタグラマーは同一人物なのだろうか。
そう全員がキム・ダミにひかれる。
その彼女が主演を張っているドラマ。
それだけで見るに値する。

BADモード
宇多田ヒカルの新作は早く聴け。
聞いてないのは置いてかれているぞ。
聞く前にすでにオンラインライブにもお金を落とし、聞いてからサブスクだけでは失礼すぎるとLPを予約した。何も手に入っていないのにお金だけ消えている不思議。
でもそれと引き換えに幸福を手に入れているのでプライスレスである。
今回の宇多田ヒカルは人間性が非常に濃い。
親近感が湧くという表現が少し異なるんだけど、あぁ宇多田ヒカルも人間なんだ、、、と思う歌詞が非常に多い。
BADモードは息子に対しての何かしてあげたい気持ち(これは他人に対しても同じ)、君に夢中では馬鹿になる程好きな相手、One Last Kissでは忘れられない人。相手の対しての自身の気持ちを表現したかと思えば、気分じゃないで自分の感情を赤裸々に、、PINK  BLODDでは強い自分。。。
こんなすごい人もちゃんと人間活動をしているのかと感服をする。
一番好きなのはSomewhere Near Marseillesです。
Spotifyで全曲解説やってますんでこれもおすすめです。
https://open.spotify.com/playlist/37i9dQZF1DX37P9kZFBGgQ?si=pywNwx5mSJSIDoY4ZFnmxw
これと同時に既存作品がLPで再生産されています。
https://www.utadahikaru.jp/news/detail.html?id=536839
みんなも買って宇多田ヒカルにお金を落とそう。
私はいまだにプレイヤーを持っていません。


今週はこの2つを永遠にループしてた。
外出中は宇多田ヒカル、家に帰ったらその年、私たちは。忙しすぎて睡眠も削った。
この文章で今週をKILLします。
寝よ。

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