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草津東の選手権✨

今月28日に新国立競技場で開幕した第100回全国高校サッカー選手権大会。
素晴らしいスタジアムでの大行進に全国から勝ち上がってきた48校の選手たちが威風堂々と夢の舞台を噛み締めながら行進した。
滋賀県代表の草津東。
2大会ぶりの出場も12回目と経験は豊富で79回大会には決勝で大久保嘉人擁する国見に敗れるも準優勝と実績もある。当時指揮してた現総監督の小林さんの年齢と現在監督の牛場さんの年齢がほぼ同じというのがなんとなく運命的というかまた旋風を起こしてくれそうな気にさせてくれました。

前評判ではSランクの前橋育英とCランクの草津東の対戦。
序盤こそ前橋育英の笠柳(長崎内定)や守屋に右サイドバックの岡本(群馬内定)のサイド攻撃で草津東は劣勢になるも、すぐさまエースの田中や初めて聞いたがクサヒガ新幹線の異名を持つ快速FW松田のコンビネーションで前橋育英ゴールに迫る。
SとCのランキングの差など感じさせない序盤の展開ではあったが、開始6分にキーパーからのロングボールを後ろ向きで絶妙なコントロールをした守屋が右足を振り抜き先制する。
その後はズルズル行くかなと思ったが、前育対策の3ボランチの上原、河合、松村が相手の攻撃をうまく遮断。
前半終了間際には前橋育英笠柳の決定機を佐藤が体を張ってブロック。そのあと松田のパスカットの突破からチャンスを作るもGKとの1対1を決めきれず0-1で折り返す。
後半立ち上がりも、ロングスローから草津東がチャンスを作り大橋の惜しいシュートも枠を外れる。その後は前橋育英が個々で上回るも組織的に草津東が守り抜く時間帯が続くが、後半34分に左サイドで一瞬の隙を突かれて追加点を守屋に決められる。その後も連続で失点し終わってみれば0-4で前橋育英が2回戦に駒を進めた。

ボールを持てば前線の2トップを常に意識していた上原。パスセンスが非常に高い。
中盤で枚数かけてボール回収
豊富な運動量で守備を牽引する松村

前橋育英は2週間前に行われたプレミアリーグ昇格戦で警告を受けたエースナンバー14番の徳永を欠いているとはいえ、ボールへの寄せこそ目を見張るものがあったが攻撃がなかなかハマっていなかった。ボールは保持するも要所要所で草津東が体を張って守っていた。

筋トレで筋力アップで鋼の体を手に入れた篠原✨
魂のスライディングは心躍りました

その中でも3バックの一角の2年生の篠原は守屋とマッチアップすることが多かったが、堂々としたプレーで怯む事なくやり合っていた。

会場が沸いたシュートブロック

佐藤も危険察知能力が高く、笠原のシュートブロックは素晴らしかった。

右膝には痛々しいテーピングが

そして、3バックの要はやっぱりこの男。
十字靭帯を怪我していたのは知らなかったですが
怪我を押しての出場も、存在感は流石でした。読みの良さとカバーリングで前橋育英の攻撃をことごとく防いでいました。万全の状態ならもっとやれた選手。それでも80分最後まで本当によく走りきりました!

この2人のマッチアップは見応えあった

前橋育英の岡本(群馬内定)とマッチアップすることが多かった竹下。試合の中でみるみる良くなっていくのがわかりました。好敵手相手に潜在能力を引き出してもらう感覚。この選手も2年生なのでこのゲームで感じたものをこれからに生かしてほしいです。

攻撃の中心、エース田中。
大型レフティは前線にいるかと思えば中盤まで落ちてきてボールを受けてリズムを作る。
前橋育英にかなり警戒されていたように感じたが
もっとシュートするシーンが見たかった。
2トップのもう1人の松田はスペースがあると積極的に仕掛けつつも仲間の押し上がりを見ながらプレーできるクレバーな選手。
0-1で迎えた後半28分の上原へのパスが決まっていたら展開も変わっていたかも⁉️

クサヒガ新幹線て...💦
大型ボランチとしてスカウトも注目⁉️


この試合、個人的に1番の発見は河合。
恥ずかしながら初見でしたが、一瞬でファンになりました。
慌てる様子が全くなく供給役としてチームにアクセントを与えていたし、長身を生かしてロングスローのターゲットとしても存在感を示していた。
まだ2年生なんで、これからの成長がとても楽しみな選手。エフォート出身らしく美濃部さんの手厚い指導⁉️で土台は安定してるはず。来年はきっと花開くかな✨

最後まで声を切らさず盛り上げた主将


石徳は選手権で4失点ときっと悔しい思いをしたはず。
でもキャプテンとしてこの一年やってきたことは必ずこれからの人生に生きてきます。
大学サッカーでも活躍するのを楽しみにしてます😊

草津東の選手権は終わってしまいましたが
優勝候補相手に本当に最後まで粘り強く戦ってくれました。今年の初めの裏選手権で1-7と大敗した相手に対して臆することなく戦い抜いたことは、きっと新チームの1.2年生がチームの財産として生かしてくれるに違いありません。

新人戦は直ぐにやってきます。
ほんの少しだけリフレッシュして
また新たなスタートを切ってほしいと思います。

選手権敗退で高校サッカーに区切りをつける3年生は本当にお疲れ様でした。
何をやるにしても次のステージに向けて新たな良いスタートを切れるように、ひっそりこっそり心から願っています。

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