第98回選手権京都大会決勝プレーバック✨
いよいよシード校登場の3回戦まで残り3日を切った。注目の3回戦のカードは投稿しましたが、ここで昨年の決勝のゲームを簡単に振り返り、今年からは会場こそ違うが、最高の環境に進む2チームを思い浮かべながら昨年の決勝の模様を綴っていきたいと思います。
前評判は圧倒的京都橘であった。
決勝まで圧倒的な強さで勝ち上がってきた京都橘。佐藤陽太(現関西学院大学)を軸に夏のインターハイでは優勝した桐光学園に惜しくも敗れるも堂々の全国3位に。自慢の攻撃力と安定した守備で決勝まで危なげなく勝ち進んだ。
対する洛北は3.4回戦こそ圧倒するも準々決勝の京産大附属とのゲームはどっちに転んでもおかしくない展開。自力で勝る洛北が勝ち上がりその勢いのまま強豪東山も粉砕した。
11月17日、たけびしスタジアム京都。テツサカはメインスタンドやや洛北よりの方からの観戦。よく見ると洛北のTシャツを着ちゃってますね😅流れで着ることになりましたが、そこはしっかりフラットな気持ちで観戦してました。
バックスタンドは両校の応援でギッシリ埋まっていました!
決勝戦キックオフ‼️
開始早々、戦前の予想をいきなり覆す洛北の猛攻。ロングボールを軸に京都橘守備陣を押し下げセカンドボールを見事に回収しそこから攻め立てる洛北。否応無しに受けに回る京都橘。洛北の気合が京都橘を凌駕していたと言っても良い。洛北の出足が明らかに京都橘を上回りこれはやれるぞという空気感を醸し出していた。それでもインターハイ3位の実力は本物。洛北のハイプレスを上手くかわしゴール前に侵入する京都橘。決定機を迎えるがそこは洛北の守護神竹村直哉がたちはばかる。フィジカルに優れた身のこなしで好セーブを連発。前半はスコアレスに終わる。
後半も一進一退の攻防。均衡破ったのは京都橘。左コーナー付近で得たFKを佐藤陽太が正確なキックでゴール前に配給。それを山内琳太郎(長岡中)が上手く合わせ京都橘が先制ゴールを決める。
あー、なんやかんやでやっぱり橘かーという空気になりかけた後半25分にショートコーナーから横田裕澄がゴール前にクロス。それがなんとそのままゴールに吸い込まれて洛北が同点に追いつき、スタンドは一気にボルテージが上がる⤴️
それでも慌てない京都橘。徳島ヴォルティスに内定している西野太陽が洛北を突き放すゴールをあっさり決めて洛北応援団の盛り上がりを沈静させる。しかし洛北は全く諦めない。このまま終わるかなと思った後半38分に長元真夢(現立命館大学)のスルーパスに上手く抜け出した山嵜洸太朗が値千金の同点ゴール。たけびしスタジアムは一気に最高潮!そのままタイムアップで決勝戦は延長へ。
まさに死闘。一進一退の攻防の連続。攻める京都橘、凌ぐ洛北の構図。
延長前半終了間際に洛北の守備の要の伊藤颯真が頭部を負傷による交代を余儀なくされた。逆に京都橘はフレッシュな選手を投入。ここで永井友也(ヴィッセル伊丹)などが待ってましたとばかりにピッチに送り込まれる。延長後半6分、同じく途中交代の木原励がDFをかわし永井友也に冷静にパス。それを永井が落ち着いて決めて洛北を突き放す。
そして、そのままタイムアップ。次世代を担う交替出場の1.2年生の活躍により、京都橘が粘る洛北を下して選手権本大会の切符を掴みとった。
間違いなく会場の空気は洛北の粘りに心を打たれて下克上を期待する空気に包まれていた。でもそれを自力で勝る京都橘がその空気を切り裂く強かさ且つ粘り強さでプライドを見せつけた。
本当に良い試合を魅せてもらった✨
今年の決勝はどんなドラマが生まれるのか⁉️
京都橘も洛北も昨年決勝を経験してる選手が本当にたくさんいます。そして両チームが順調に勝ち上がれば4回戦で当たることに🤭
昨年、優秀選手に選ばれた選手もたくさん残っています。彼らの成長した姿は勿論、新たに選出されるかもしれない新鮮力をサンガスタジアムで観たいと心から思います。
どのチームが決勝の舞台に進むのか。今から本当に楽しみです✨
第99回選手権京都大会決勝
11/15(日)
@サンガスタジアム
13:00キックオフ
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