選手権京都大会準々決勝注目カード✨大谷vs東山

令和2年度 第99回全国高校サッカー選手権大会京都大会 兼 京都高校サッカー選手権大会4回戦が11月1日に洛南高校他で行われた。京都大会はシード校が続々と敗退。4回戦も波乱ありで、戦国時代まっしぐら。いよいよ佳境のトーナメント。

4回戦結果

京都橘6-0立宇治
城陽2-0洛南
外大西0-1福知山成美
京都朝鮮1-5久御山
同志社国際1-2向陽
龍谷大平安1-0京産大附属
桂0-3東山
大谷1(5PK4)1京都共栄

準々決勝

京都橘vs城陽

福知山成美vs久御山

向陽vs龍谷大平安

大谷vs東山

11月3日に山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場、B球技場にて行われます。

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4回戦でシード校の京都共栄、外大西、洛南、桂、京産が敗退。これでシード校で残ってるのは京都橘、久御山の2校のみ。波乱続きの京都大会。それだけ実力が拮抗している証拠ですね。

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勿論、現地観戦ではありません。保護者の方から情報頂きツイートさせて頂きました。大谷が先制するも京都共栄が追いつくという、戦前の予想通りの白熱した試合はPK戦へ。

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PK戦は大谷優勢でそのまま終わるかと思いきや、そこから共栄が盛り返しサドンデスへ。ハラハラドキドキの戦いは最終的に大谷に軍配が上がった。PK戦で大当たりの大活躍だった大谷守護神の王来王家弘也(JマルカFC)がPK3本ストップ。まさに王様が共栄の前に大きく立ち塞がった。

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チームを準々決勝へと導いた王来王家。

しかし、大谷のGK争いは熾烈だ。2年前の選手権は高岡歩夢(佐川滋賀FA)が1年生でスタメンに。

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昨年は王来王家がポジションを奪い、新しい守護神に。そして、最終章の今年はどちらがスタメンになるのか注目していました。2回戦は王来王家が。そして3回戦は高岡がゴールマウスを守った。今日の4回戦は王来王家が選ばれた。後ろから、的確なコーチングと思い切りの良い飛び出しで大谷の守備陣を牽引。高岡もビルドアップに定評があり時折ビッグセーブを見せてくれる。中川先生もどちらを起用するのかかなり悩まれてるはず。

対する東山の注目選手も紹介しておこう。今大会ノーシードとはいえ強豪チームには違いなく、優勝候補の一角だ。この大会前に青森山田との練習試合で強化を図ってしっかりチームを仕上げてきている。

チームの大黒柱はなんといっても掛見直央(JマルカFC)2年前の選手権本大会で途中出場ながら素晴らしいアシストを決めている。

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本職はボランチやサイドハーフだが、今大会は右サイドバックを担当。どのポジションもこなす万能型選手で福重監督からの信頼も厚いく頼りになるキャプテンだ。

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梅田梨央(JマルカFC)も1年からトップチームで活躍している選手で、プリンスリーグで経験を積んだ。フィジカルが強く誰にも負けないメンタルも兼ね備えている。学年が上がりセンターバックを任されることが多いが、FWとしてプレーすることも。元々小学生の頃はかなりの点取屋として暴れていたのをよく覚えている。長身を活かしたヘディングと高校生離れしたキック力が魅力。仲間からの信頼も厚く頼りになる男だ。

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岩村匠馬(JマルカFC)は今大会絶好調で、3回戦でゴールを決めると、続く本日の4回戦の桂戦では2得点の大活躍。足元があるにも関わらず泥臭くゴールを狙うプレーは観ていてワクワクする。Jマルカ時代、フットサルの全国大会でも活躍したのは記憶に新しい。

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今日の桂戦の先制ゴールを決めた坂本皓介(JマルカFC)もチームに必要不可欠な選手だ。なかなか均衡が破れない中、コーナーからのヘディングシュートでチームに勢いをつけた。繊細なボールタッチで相手をいなし、決定的な仕事をする。花山時代は小柄でスピードあるテクニシャンでリトルメッシと言われていたとかいないとか。

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そして、ディフェンスで安定したパフォーマンスを見せる大田隆叶(佐川滋賀FA)にも注目だ。昨年、サッカー人生で初の大怪我を経験し、長期離脱を余儀なくされた。リハビリを経て精神的にも逞しくなり一皮むけた印象。無尽蔵のスタミナに左足から繰り出すキックは必見。

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村山凱祐(佐川滋賀FA)も虎視眈々と出場チャンスを狙っている。AチームとBチームを行ったり来たりしているが努力の天才。努力は裏切ることもある。でも決して無駄にはならない。ひたむきな姿勢は他の選手にもしっかり伝わっていて、彼が出場することをAチームやBチームの多くの選手が望んでいる。チームメイトからの信頼が厚い彼が活躍すれば、チームに勢いがつくのは間違いない。

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そして、やはり最後にこの男を紹介しておこう。テクニックあり決定力ありの万能型ストライカー、松原綾成(セレッソ大阪西)彼のプレーを見ていると、2年前のインターハイ3位の立役者で現在関西大学でプレーする久乗聖亜を思い出す。残念ながら久乗のような絶対的エースとしての信頼や、ポジションを確保してはいないが、ベンチに彼がいるというだけで相手に脅威になるのは間違いなく、途中から投入されれば大仕事をやってのけるだけのポテンシャルは十分過ぎるほど兼ね備えている。

ジュニア時代からのチームメイトやライバル関係

この両チームに所属する選手の多くは、小学生時代チームメイトであったり、ライバルチームにいたりと本当に親御さん方にとっても感慨深いカードとなっています。そんなスペシャルなカードがサンガスタジアム行きをかけた準々決勝で実現するなんて。

試合終了までの夢の詰まった80分。

どうかみなさん堪能してください!

準々決勝 11/3(火祝)

@太陽が丘陸上競技場

13:30キックオフ





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