滋賀頂上決戦✨

令和2年度 第99回全国高校サッカー選手権大会滋賀大会 兼 滋賀高校サッカー選手権大会 いよいよ大詰め。新人戦優勝の綾羽が二冠で全国へ行くのか!?それとも、近江が初出場を決めるのか。

準決勝第1試合

綾羽4-1比叡山(延長2-0.1-0)

身体能力をベースに走力と展開力で主導権を握る綾羽は、後半にコーナーから先制。ここまで全試合先制し、無失点と安定した勝ち上がり。このまま終わるかと思った後半23分にペナルティエリア内でハンドの判定で比叡山に今大会初失点を奪われてしまう。試合は延長に入り緊迫が増すも、2年前の延長での苦い経験をしている綾羽は立ち上がりから集中する。対する比叡山は前後半に見せていた集中力がやや欠けていたように見えた。その隙を逃すはずがない綾羽は、立ち上がり早々、左サイド藤重がフリーでゴール前に素晴らしいクロス。それを途中出場の土井がドンピシャヘッドでゴールを決める。しかも畳み掛けるように2分後にコーナーから試合を決定付ける追加点。ラッキーボーイ土井の大活躍で流れは一気に綾羽。後半にもコーナーからもう1点加えた綾羽が終わってみれば4-1で2年ぶりに決勝に駒を進めた。敗れた比叡山は準々決勝で劇的な勝ち方をして勢いをつけて挑んだが、綾羽の壁はやはり高かった。とはいえ、1年時からトップチームの中心として出場してきた、吉永、横山、平手のゴールデントリオは、今大会通じて存在感をしっかり示していた。彼らのこれからの活躍は本当に楽しみだ。

準決勝第2試合

近江3-2水口

こちらは、大方の予想を覆す2ゴールで水口が前半終わってリードする。しかし、エンドが変わった後半にシステムを変えてきた近江がペースを握る。落ち着いてボールを動かし徐々に水口ゴールに迫る。後半10分に反撃の1点を返すと続く11分にも追加点で試合を振り出しに戻す。0-2から2-2になり、水口イレブンの焦りも加わり近江の勢いが更に増す。相手を休ませない連続攻撃。耐える水口も、ついに後半24分途中出場の浦川に逆転ゴールを奪われてしまう。そのまま近江が逃げ切り決勝進出。

0-2は危険なスコアとは良く言うが、水口にとってはまさにその負の連鎖を止めることが出来なかった。水口は、今大会澤田を中心に破壊力抜群のショートカウンターを武器にここまで勝ち上がってきた。新人戦準優勝の実力は本物であったことを、この準決勝の後半に入るまでは見せつけていた。敗れはしたが、水口には力のある1.2年生が数多くいる。来シーズンも楽しみなチームである事は間違いない。

見出しにも書いた『滋賀頂上決戦』。コロナ禍で辛い思いをしてきた彼らの戦いもいよいよクライマックス。泣いても笑っても土曜日の試合が最後。勝ったチームが全国への切符を手にする事に。準決勝でCKから得意のヘディングで2ゴールの小西や延長に入っても全く運動量の落ちなかった藤重。ニューヒーローの土井も居る。細かいパスワークでリズムを作り隙を見せると一気にゴールまで迫る近江の攻撃の中心は昨年からゲームキャプテンの森。神出鬼没に山中もゴールを狙う。異なったタイプの両チームの対戦。どちらが勝つのかは全く予想つきません。どちらが勝っても滋賀を代表して全国大会で暴れてまわって欲しいです。

選手権滋賀大会決勝

@皇子山競技場

綾羽vs近江

12:15キックオフ
びわ湖放送で12時から生放送✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?