きまぐれコラムvol.2-馬券について②-

vol.1の続きということで…
今回は的中率と回収率についてお話します。

みなさんはご自身の的中率と回収率を把握されてますでしょうか。
毎日、毎週、毎月の終わりに「今日の結果は的中率○○%、回収率○○%だった」、「今日は○○円勝ち(負け)だ」と振り返ることは皆さんされてると思います。でも、馬券購入時にご自身の的中率と回収率を意識されてる方は少ないのではないでしょうか。

的中率と回収率を少しだけ意識するだけで、想像以上に負けることが減りますので今週末から意識してみてください。
では、何故意識することで負けが減るかをちょっとだけお話します。

例えば、aさんとbさんが2人で東京競馬場に行き、東京1Rで馬連を購入しました。
買い目とオッズはこのような感じです。

aさんの買い目
①ー②、③(1頭軸流し2点)

bさんの買い目
①ー②、③、④、⑤、⑥(1頭軸流し5点)

オッズ
①ー② 9.0
①ー③ 11.0
①ー④ 7.0
①ー⑤ 5.0
①ー⑥ 17.0

aさんは自身の馬連の的中率を把握していて、約20%です。とすると、5回に1回は当たらるので、少なくとも5倍以上のオッズをつく馬券を購入しないと損をすることになります。

(※実際には1点ではなく、複数の買い目を購入する方が多いので、合成オッズを求める必要があります。
ただ、ここまで話すと難しくなるので、最後におまけで計算式とaさん、bさんの合成オッズ出しておきます。)

そのため、aさんは2点の平均オッズが5.5になるように馬券を購入し、bさんはとにかく当てたいため、点数を多めに5点購入しました。

結果は①ー③の馬連が的中し、払い戻しは11.0倍。
回収率は下記の通り。

aさん:550%
bさん:220%

例えば、bさんの的中率がaさんと同じ20%だったとし、残り4レース購入し全て外した場合、単純計算でトータルの回収率は下記になります。

aさん:110%
bさん:44%

aさんはプラスで終える事ができますが、bさんはマイナスで終わることになりました。

例え話が長くなってしまいましたが、的中率を把握することで購入するオッズの最低ラインが見えます。
むやみに点数を増やすことはせず、的中率と最低オッズを基準に馬券を購入すれば、きっと今までよりは負けなくなるはずです。

ぜひ、今週末よりちょっとだけ意識してみてください。

おまけ
合成オッズとは、多点買いをした時の複合オッズのこと。払戻金額が等しくなるように分配した際の払い戻し率の事を指します。

計算式は下記の通り。

合成オッズ=1÷((1÷オッズa)+(1÷オッズb)+(1÷オッズc)+・・・)

今回のaさんとbさんの合成オッズは上記の式に当てはめて、計算してみると下記の通り。

aさん 4.95
bさん 1.66

馬連では1.66倍を切るオッズは中央競馬では滅多にないのでガミることはないですが、1.66倍のオッズと聞くと買いたいとは思わないですよね。。

ちなみに、的中率20%の場合は5倍以上のオッズが必要なとなりますが、合成オッズではどのくらい必要なのか…(aさんに当てはめて2点買いで計算してみます)

1÷5=0.2
0.2÷2=0.1
1÷0.1=10.0

10倍以上のオッズがつく馬券を買わないと、ガミってしまう可能性が高いと言えます。

合成オッズはTargetなどの有料ソフトかexcelで関数を事前につくっておくと便利だと思います。

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